製作国:アメリカ
監督:クリスチャン・デュゲイ
製作総指揮:
製作:リチャード・レイロンド
脚本:ウェイン・ビーチ
撮影:ピエール・ギル
音楽:ノーマンド・コーベイル
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本音と建前というものが東洋にはある。
ニューヨーク国連事務総長トーマスの元にいるエレノアの指示で、各地の一発触発を食い止めるために働いているニール・ショー(ウェズリー・スナイプス)は、肩に銃弾を受けながらも今日も北側との和平交渉のために動いていました。
6ヵ月後、中国貨物船から何人ものベトナム難民の死体が発見される事件が起こります。
エレノアとショーは国連大使のウーが怪しいと目星を付けるのですが、なんと中国貿易協定が結ばれようとするパーティの席上で、そのウーが何者かに狙撃されてしまいます。
追いかけるショーでしたが、仲間のブライの死をイヤホンを通して聞き、自分もまたまるで待ち構えていたようかのようなFBIの手に落ちてしまうのでした。
護送中、中国人らしき組織の一団の襲撃を受け、かろうじて逃げだします。しかしこのことによってショーはFBIから犯人として追いかけられることに…。
一方、国連事務総長の元には、犯人が国連事務総長配下の者だと判ると大問題になると、公開されたくないならば貿易協定を白紙に戻せという脅迫電話がきます。その猶予は24時間。
ショーはFBIから逃げつつ真相を究明するために動き始めるのですが、情報を握る仲間を殺され、自分もまた…はたして。
バンパイア映画の「ブレイド」で大ブレークしているウェズリー・スナイプスのスパイモノです。
アクションに関しては、観たこともないシーンが多く、非常に楽しめました。一見、このようなアクションシーンからアート、と付いているのかとも思いましたが、これはやっぱり戦いに美学を感じている敵、実際には監督もでしょうか…から名付けられているのでしょうか。
スパイモノにはよくあるどんでん返しも、ある程度ストーリーが進むと判ってしまうところが、演出的にちょっと惜しいところです。
ちょっとネタバレになってしまいますが、あれだけ特徴的な相棒であるブライがイヤホンを通してだけで死んだ時点で、これでホントに死んだと思う人はいるのでしょうか。となると真の黒幕もおのずと判ってしまいます。
最後のオチはなかなかよかったと思いますが、黒幕をきっちりと○○しているのでそこまでせず、復帰して欲しいような気もしました。まぁいろいろとギャグもあるのですが、殺伐としたシリアス部分も多かったのでこういうまとめ方の方がすっきりするのかな。
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