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2006年06月27日

トイ・ストーリー

トイ・ストーリー1995年(TOY STORY)
製作国:アメリカ
監督:ジョン・ラセター
製作総指揮:エドウィン・キャットマル、スティーブン・ジョブス
製作:ラルフ・グッジェンハイム、ボニー・アーノルド
脚本:ジェス・ホエッド、アンドリュー・スタントン、ジョエル・コーエン、アレック・ソコロウ
音楽:ランディ・ニューマン

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ストーリー
飛んでいるじゃない!落ちているんだ。格好つけてな。

アンディは今日もカウボーイ人形のウッディ(声:トム・ハンクス/唐沢寿明)や恐竜のレックス(声:ウォーレス・ショーン/三ツ矢雄二)、ミスター・ポテトヘッド(声:ドン・リックルズ/名古屋章)たちを使って遊んでいます。
彼の部屋はほかにもおもちゃでいっぱいでした。そして今日は彼の誕生日、部屋の外まで連れ出されて遊ばれていたウッディはそのことを知りびっくりしてしまいます。
そう…誕生日はおもちゃたちにとって一大事件だったのです。
彼らは新しいおもちゃが来ると自分たちが捨てられてしまうのではと恐れていたのです。
アンディにとってNo.1のお気に入りのウッディは誰も捨てられやしない!と叫びますがみんなの騒ぎは収まりません。やむなくウッディは戦争フィギュアの軍曹(声:R・リー・エーミィー/谷口節)たちに偵察を頼むのでした。
てきぱきと2階の子供部屋から1階に降りた軍曹たちは、ツリーに隠れてプレゼントの中を見てはウッディたちに報告します。彼らを脅かすものがないままプレゼントは終わり、いや、まだありました。それを開けるアンディは凄く興奮していました。

大勢の子供たちが部屋の中になだれ込んで来ました。
ベッドの上に置かれていたウッディが、何か大きな箱を置かれた拍子に下に落とされるほど…やがて子供たちが出て行った後でおもちゃたちはそっと出てきました。
ベッドの下に落とされたウッディも、そっとベッドに這い上がりました。そこにいたのは輝くように美しい宇宙スーツに身を包んだ最新型のおもちゃバズ・ライトイヤー(声:ディム・アレン/所ジョージ)でした。
バズは自分がスペースレンジャーであり、事故でこの未知の惑星にいると思っているおもちゃでした。
その噛みあわない会話にイライラを隠せないウッディ、しかもアンディはその日を境にバズに夢中、ポスターも布団もそして寝る場所までも、さらに仲間までもがバズと仲良くなるにつれウッディはNo.1の座を奪われてしまったことに気付きます。
その嫉妬はラジコンカーを彼にぶつけるほど…しかしそれが元でバズは2階の窓から落ちてしまいます。

激しく後悔をするウッディ、仲間からも責められどうしていいのか判らなくなりかけた彼でしたが、ちょうどアンディ一家が外出することになりウッディを連れて車で出かけてしまいます。まだ壊れずにいたバズはその車を目撃すると追いかけ乗り込んでしまいます。
しかしガソリンスタンドで止まっていたときに彼らは言い争いをし、気がついたときにはアンディたちは彼らを置いて出発してしまいました。

四苦八苦の末、ゲームセンターでアンディを見つけた2人でしたが、出会うことなくシドという子供に捕まってしまいます。
シドはアンディの家の横に住む、おもちゃを傷付けて遊ぶ悪魔のような少年でした。
このままここにいたらバラバラにされてしまう、なんとか逃げようとする2人でしたが、その途中、バズはTVのCMで自分がおもちゃであることを知ります。
それは彼が今まで生きてきたこと、その全てを否定する事実でした。
バズは2階の手すりに登りました。
彼の目の前には自由へ続く窓、そして青空が広がっています。そして彼は自分の信じるものに向かって飛ぶのでした。

関連リンク
1995年「トイ・ストーリー
1999年「トイ・ストーリー2
2001年「モンスターズ・インク
2003年「ファインディング・ニモ
2004年「Mr.インクレディブル

映画レビュー
オススメピクサー製作のディズニー作品です。
全てがCGで作られていて、さらに主人公がおもちゃ。それなのにおもちゃたちは生き生きと動き回っています。
そしてその目的は人間の子供アンディと一緒に遊ぶこと、そのだけなのです。しかしそれこそが彼らにとってもっとも大事なことなのです。そのために彼らは新しいおもちゃが来ると自分が捨てられてしまうことを恐れ、かまってもらえないことに悲しみます。逆に遊んでいるときはホントに楽しそうです。

主人公であるウッディはアンディの一番のお気に入りだったために、新しいおもちゃが来ても、誰かは捨てられるにしてもまさか自分がと思っていますが、ついにその座を奪う最新型のバズと出会います。
次第に湧きがって来る嫉妬と妬みは、ある事件を起こしてしまいます。
その事件を期に2人はなのものにも代えられない友情をもつわけになるのですが、こういうところはとても人間くさくヒューマンならぬトーイドラマとなっているのです。
しかしあくまでもその根底にはおもちゃであることが、この作品自体を支えています。
バズがおもちゃの自分を知った時などは涙ものでした。

この作品はおもちゃとして生きることの素晴らしさ、悲しさ、面白さを通して、人間の身勝手さをも説いているのではないかと思っています。

【一言いいたいコーナー】
・DVDにはこの「トイ・ストーリー」の元になったといわれる「ティン・トイ」が収録されています。とはいえ、それまでにも無機質であるはずのビーチチェア、スタンド、一輪車などに生命を吹き込んでいるピクサーですから、これは集大成と言ってもいいでしょうね。
・なにげに短編アニメの「ルクソーJr.」に出ているボールが登場していたり、「ティン・トイ」「ニック・ナック」の本があったりとニヤリとさせてくれます。
posted by 白くじら at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | CGアニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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