![]()
|

2046年…天安科学センターは知能ロボットの第一世代を開発しました。しかし公安と検討した結果、社会的不安を招く危険性を考慮し、100%安全と判るまでロボットを表立っては使えないことになりました。天安科学センターの主任であるラム(エリック・ツァン)は、田舎町の警察署長タイチョン(フー・ジュン)の誠実で正義感あふれる性格を買い、彼にロボット警官K1(アレックス・フォン)を託しました。
外見上、人間と区別のつかないK1は、署の同僚でありタイチョンが父親代わりになっているムイという女性警官ムイ(スン・リー)に気に入られ、お互いを意識するようになっていきます。しかし恋愛感情を禁止されているK1、実はムイに片思いをしているタイチョンという三角関係が生まれるのでした。
そんなとき、センターを逃げだしていたK88(ウー・ジン)が彼らの前に…最新型であるK88の猛攻に倒れるK1!そしてその間に割って入ったタイチョンは!!


まさに中国版「トランスフォーマー」というべき変形シーンは見ものです。このCG部分がなかなかすごく、B級以上の出来だと思います。このロボット同士で基本格闘がカンフーですから、ど派手な銃撃戦より返って迫力があるかもしれません。
特に巨大キョンシーロボの変形(作成過程)が素晴らしい。(^^)
メカニックな部分がなにげにアナログ的ところもあって、ロボットが苦手な人でもわかりやすいかも。
この戦い部分だけでなく、全編にギャグが散りばめられていてコメディ仕立てにもなっているのですが、タイチョン、K1、ムイの三角関係を主軸にロボットとの愛を描いています。それは決して笑ってすませられる内容ではなかったのですが、途中は面白く楽しいつくりになっています。
恋愛部分にはベタなところもあるのですが、ロボットとの恋ということではっとする部分も多いですね。

・全編のコメディ部分。特に後半のタイチョン…おいおいって感じですね。
・変形部分はもう楽しい!サイズが無視されているのがどうなのかなって思いますけど…最初なんて人間から自転車ですからねぇ。あとでバイクになったりもしましたけど、後で部品がどんどん追加になっているのが凄すぎます。
・好きな人のために死の危険がある崖に咲く花を摘みにいけるのか。その摘めない理由、そして摘むという行動がとてもいいと思います。それゆえにラストは物悲しい。
・音楽が非常にマッチしています。
【ここは問題かな?】
・K1よりK88の方が高性能なのでしょう。K88の方の格闘部分が見せ場になっているところが惜しいところ。特にラストでこれからというところも尻すぼみになっているのが…ちょっとK1にも戦って欲しかったなっていうのが本音ですね。
【一言いいたいコーナー】

▼ よろしければ、励みになりますのでクリックをお願いいたします ▼


【関連する記事】
面白そうですね?是非とも見てみます。
SFとコメディが大好きなので、これは一挙両得となりそうで、楽しみです。
なんか、久しぶりに、わくわくしますね。
また、観てみます。
今回、第19回『ブログDEロードショー』のお誘いに参りました。
なんと、私が選ぶことになり、白くじらさんにお誘い頂いたときを懐かしむばかりです(そんな昔じゃない?)。
作品は4大監督のオムニバス・ムービー『トワイライトゾーン 超次元の体験』(1983)です。
未見の作品で、これを機にみなさんと楽しみたいと思いました。
有名なタイトルですので既に鑑賞されているかもしれませんが、またよろしければ一緒に観ませんか。
期間は5月20日(金)〜22日(日)です。
出来れば、来週ご一緒に。
この作品、ものすごくB級っぽいんですけど、かなり力が入っている作品でした。
どこかで観たことのあるシーンも多くって、そういうところも楽しめるところです。
でも根底はやっぱりロボットと人間の悲哀がありました。
ちなみに、サイボーグってなってますけど、間違いではありません。(^^)
これはなかなか「いっ」ちゃってますから、ぜひ一度ご観賞ください。
もう何度も観直してしまったという、最近では珍しいお気に入りです。(^^)
たまさんご推薦の『トワイライトゾーン 超次元の体験』も承りました。
お誘いありがとうございました。
これは劇場で観てますねぇ。
「ブログDEロードショー」では久しぶりに観たことのある作品ですが、レビューしていないので丁度よかったです。
当時はオムニバス構成のラストの飛行機の話がお気に入りでした。
観賞の準備をしておきますね。