製作国:アメリカ
監督:マイク・ミッチェル
製作総指揮:マリオ・イスコヴィッチ、アン・マリー・サンダーリン
製作:アンドリュー・ガン
脚本:ポール・ヘルナンデス、ボブ・スクーリー、マーク・マコークル
撮影:シェリー・ジョンソン
音楽:マイケル・ジアッキノ
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ヒーローたちの中にも大いなる差別が存在していた。
スーパーヒーローだらけの世の中でも、超スーパーな2人、コマンダー(カートラッセル)とジェットストリーム(ケリー・プレストン)。コマンダーは無敵の力持ち、彼女は超音速で空を飛ぶ格闘技の達人でした。
普段の顔はストロングホールド夫妻、街一番の不動産セールスマンです。しかし指令が一度下るとスーパーヒーローに変身!
二人の子供であるウィル(マイケル・アンガラノ)にはただのパパとママでしたが、親が正義のヒーローだと子供にも期待がのしかかっていました。しかし彼には小さな問題があったのです。
それは能力がないこと…なんとか両親の前ではパワーがあるかのように振舞っていたウィルでしたが、とうとう今日、両親が母校であるスカイ・ハイスクール(スカイ・ハイ)に入学することに。
スカイ・ハイは反重力推進で空に浮き、常に移動しているヒーロー育成学校なのです。
ロンの運転するジェット・スクールバスで学校に向かうウィル。いろいろなパワーを持つヒーローたちのいる学校に目を見張るウィルたち新入学生に待っていたのは、クラス分けの実技試験でした。
持っているパワーによってヒーロー組になるのか、それともヒーローをサポートするサイドキック組に別れるのです。
しかしパワーを持っていないウィルは…。
面白い!
レンタル屋さんにも1本しかなかったりする作品なのですが、ヒーローモノがお好きな方はぜひご覧ください。
まさしくヒーローだらけ…一般人って不動産を買ったお客さんくらいだったのではないほどいっぱいいます。
中には「ファンタスティック・フォー」に出てきたゴム人間、発火人間、岩男もいますし、サイドキック側には、溶けます、光ります、変身(モルモットのみ)します、なんていう能力者たちもいるんです。
ストーリーはヒーローモノとはなっていますが、学園モノのいわゆるエリートとオチこぼれの図式があり、青春しています。
こういうものは学園モノでは定番中の定番ですが、それにスーパー能力の肉付けがうまく混ざっていています。これでは続編だって作れそうですね。「ポリスアカデミー」を初めて観たような気分でした。
また学園だけではなく、家族ドラマとしても見ごたえがありました。
超有名なスーパーヒーローを両親に持ったあげく能力のないウィルの苦悩、息子に能力がないことを知ったときの両親の心情などが、ギャグを含めつつもよく描かれていました。汚染廃棄物の缶はどこにあるんだ!には爆笑。
やっぱりこういうものを作らせるとディズニーはうまいですね。
ちなみに爆笑してしまうのは、サイドキックの授業です。
あくまでもヒーローのサポート役としての授業なので、おかしいやら、情けないやら、悲しいやら。(^^;
たとえば、彼らのコスチュームは、卒業のしたときに付くことになるヒーローの色に合わせて決められたり、名前などもつけられます。また放射能ゾンビがあわられたときのサポートの仕方は?ヒーローが活躍したときの褒め言葉は?といった授業がまじめに行われているのです。
しかし…ヒーローのサポート役ってやっぱりほとんど名前も覚えて…とほほ。
【一言いいたいコーナー】
・カート・ラッセルのタイツ姿が観られるというのは、とにもかくにも凄いことですね。
・「スカイ・ハイ」というタイトルは1975年のジミー・ウォングの「スカイ・ハイ」、釈由美子主演の「スカイハイ」と混同されそうですが、3作とも全然違うものです。プロレスラー、ミルマスカラスの登場テーマソングに使われていたのはジミー・ウォングの「スカイ・ハイ」です。
NY映画生活さんの「Sky High / スカイ・ハイ」
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前から気になってたんですよ、これ。
カート・ラッセルって年とっても結構しぶとく頑張ってますよね。
「バニラ・スカイ」とかでも良かったし。
スーパー・ヒーローのパロディ的な面白さだと、ベン・スティラーが落ちこぼれヒーローを演じた「ミステリー・メン」が面白かったけど、今度「スカイ・ハイ」見てみます。
私も何かレンタルしたときに付いていたCM(いつもほとんど観ないんですけどねぇ)を観てから、探していました。(^^;
作品中、ヒーローネタがごろごろしていて、ニヤリとするシーンが非常に多かったですよ。
カート・ラッセルは最近でも「夢駆ける馬ドリーマー」「ポセイドン」と頑張っていますね。
なぜか昔っから親父っぽい役が多いような。
「ミステリー・メン」は気になっている作品です。
面白かったようですね。今度探して観てみよう。(^^)/
はじめまして。
私も最初は「これはまた…」と思っていたのですが、カートラッセルも出ているし、いろいろなヒーローも出ているし、ということで観ました。
まじめにヒーローの相棒になるための授業をしているところが、泣けました。(^^;