
製作国:アメリカ
監督:リチャード・ドナー
製作総指揮:イリヤ・サルキンド
製作:ピエール・スペングラー
原案:マリオ・プーゾ
脚本:マリオ・プーゾ
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普通の人間として生活するためには…。
パリ、エッフェル塔でテロリストが人質をとって占拠、ロイス(マーゴット・キダー)がすぐさまコンコルドで現地に向かいました。水爆を持っていることに気付いたクラーク(クリストファー・リーヴ)もまた、ロイスの身を案じてパリに飛びます。
ロイスは無謀にもエッフェル塔に忍び込み、エレベータの下に潜みますが、警察の作戦によりそのエレベータのコードが爆破され、そこにつまれていた爆弾と共に下に落下しました。しかもその拍子に起爆ボタンが…あと60秒!
危機一髪、ロイスを救ったスーパーマンは彼女をそこに降ろすとエレベータを大気圏外に持ち去り宇宙のかなたへと投げました。
水爆は大爆発を起こしその余波をスーパーマンも受けますが…もう1つ余波を受けたものが…そう、クリプトン星を追放されファントムゾーンへ送られていた、ゾッドたちの入った二次元の輸送体を粉々に破壊し、ゾッド将軍、アーサー、ノンの3人が開放されてしまうのでした。
彼らは真空の中でも死ぬこともなく、近くの月へと降り立ちます。
そこで調査をしていたアーテミス2号を破壊し、通信を行っていたヒューストン星(地球)へ向かいこの軟弱な生物を支配しようと企むのでした。
一方刑務所に入れられていたレックス・ルーサー(ジーン・ハックマン)は今やただの囚人1240号、しかし持ち前の技術力と仲間のオーティス(役に立ってる?)、外部からのテシュマッカーの協力を得てついに脱獄…スーパーマンに復讐するためにいつも彼が北に帰ることから、ついに住処を突き止めてしまいます。
そんなこととは知らないクラークとロイスは、ナイアガラにマフィアに関する取材に来ていました。しかし滝つぼに落ちた子供を助けるスーパーマンを見て、あまりのタイミングとやはりクラークが姿を消していることを知って、彼こそがスーパーマンではないかと確かめます。そして…正体を知られたクラークはロイスに全てを知ってもらうため北極の家に迎え入れます。
クラークはロイスと暮らすため、人間して暮らすためにスーパーマンの力を手放す決意を…しかしそのころ…。
地球に降り立ったゾッドたちは、自分が超能力を持っていることに気付きます。そしてヒューストンの田舎町を襲い、次いで大統領官邸をも…しかしその危機になぜかスーパーマンの姿は…。

1978年「スーパーマン」
1981年「スーパーマン2 冒険篇」
1983年「スーパーマン3 電子の要塞」
1987年「スーパーマン4 最強の敵」
1984年「スーパーガール」
2006年「スーパーマン・リターンズ」


今回の敵はスーパーマンと同じ能力を持った3人が相手です。しかもクラークはロイスとの恋愛に盲目となっており、しばらく地球の危機にも気付かないという…ああ、いったい地球はどうなってしまうのでしょうか!って感じでしょうか。
ヒーローにはつきものの正体、そして一般の人間と暮らせるのかという問題が語られています。
ヒーローの正体を知りつつ付き合うのはやっぱり難しい…スパイダーマン2の最後でもありましたがMJは笑っていないんですよね。
相手がヒーローであるがゆえに自分もまた苦悩する必然性、この映画でも悲しいことになるわけですが、それでもヒーローは正義のために戦わなければならないのです。
【一言いいたいコーナー】
・スーパーマンたちが戦うメトロポリスはもうとんでもないことに…それでもアイス食べてたり、ポテト食べてたり、電話ボックスが倒れても(あれボックス型あるじゃん)平気なニューヨーク市民には頭が下がります…っていうかさすがに変でしょう。こういうのは緊張感がそがれるので辞めて欲しかったですねぇ。
・オープニング時、1作目ではタイトルの後に名前が出てきていたクリストファー・リーヴですが、今回はタイトル前に出てきます。やっぱり当たって有名になった証拠なのでしょうね。
・はっ、冒険篇っていったい何が…?
・1作目では地球の大気が分子構造を変化させてスーパーマンにっていうことでしたが…この3人っていったい。
・この話からスーパーマン、ついに「目からビーム」になりました。(- -;
・エッフェル塔って正面がないのだそうです。どちらからでも同じようになるように設計したのだとか。
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