
製作国:アメリカ
監督:ヤノット・シュワルク
製作総指揮:イリヤ・サルキンド
製作:ティモシー・バリル
脚本:デビット・オーデル
撮影:アラン・ヒューム
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
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スパークリング・ファンタジー!!超能力 VS. 魔術、ここに開幕!
内宇宙にあるアルゴ・シティで事故が起きました。
ゾルター(ピーター・オトゥール)が芸術に使うために、都市のエネルギー源であるオメガヘドロンを黙ってとってきていたものを、カーラ(ヘレン・スレイター)の作った虫が窓を壊したときに宇宙空間に失ってしまったのです。
オメガヘドロンが無くなれば、都市は数日で壊滅…責任を感じたカーラはゾルターが使おうとしていた銀河カプセルに乗り込み、後を追いかけました。そしてゾルターはこの責任を取ってファントム・ゾーンへ送られるのでした。
オメガヘドロンは外宇宙の地球に到達…ピクニックに来ていた3流魔術師のセリナ(フェイ・ダナウェイ)の元に落ちてきました。それが凄まじいパワーを持つことを知った彼女は、師匠であったナイジェルを追い出し、相棒のビアンカと共に世界を我が手に!と行動を起こし始めました。
一方カーラも地球に到着していました。
スーパーマンのいとこである彼女もまた、地球上ではスーパーガールと呼ばれるほどの超能力が備わっていました。
オメガヘドロンを追い続ける彼女は、探査装置の反応があった近くの学校にリンダ・リーと名乗り入学します。
その寮で出会ったルームメイトはなんとロスト・レーンの妹ルーシー・レーン…クラークのいとこということで2人はすぐに仲良くなります。
一方オメガヘドロンの影響で徐々に魔力が強くなっていくセリナは、学校の植木職人に目をつけ自分のモノにしようと画策しますが、逆に彼がリンダを好きになってしまいます。
怒りに駆られるセリナは透明のモンスターをリンダの元に送り込むのでした。

1978年「スーパーマン」
1981年「スーパーマン2 冒険篇」
1983年「スーパーマン3 電子の要塞」
1987年「スーパーマン4 最強の敵」
1984年「スーパーガール」
2006年「スーパーマン・リターンズ」

まさにスーパーマンの番外編、スーパーマンのいとこのスーパーガールが活躍する作品です。
さすがに主人公が女性なだけあってアクションだけでなくユーモア+ラブストーリーをちりばめています。
ただストーリー的には世界征服の前に男の取り合いで挫折って感じでしょうか、ちょっとパッとしない男だったのですが不思議とみんなが夢中に…肉体的魅力?
とにかくこの映画には名優人たちが脇を固めていたことでも有名でしたね。続編も観たかったです。
ヤノット・シュワルク監督によるとこの映画の重要な点は「女性らしく飛ぶ」ということだったらしいです。特に彼女が地球に始めて降りてきたとき、木々の間を飛び湖の上を飛ぶシーンは極めて美しく素晴らしいと思います。
どうやらこのシーンは合成を使わずという信念の元に撮影されたらしく、とても自然な感じです。
スーパーマンは平和特使として数兆光年先(いったいどこ!)へ出かけているために登場しませんが、ロイスの妹、その恋人にジミー、はてはファントムゾーンまで登場して、スーパーマンファンならニヤリとするでしょう。
こういうところがちょっとでもあると作品が同じ世界にあるという共感が強まっていいですね。
【一言いいたいコーナー】
・このときヘレン・スレイターは19歳、600人の中から選ばれたようです。彼女の魅力が爆発していたと思います。一度はスーパーマンとの共演もして欲しかったですねぇ。
・「今SFはスパークリング・ファンタジー!!金髪の美少女スーパーガールと世界征服の野望に燃える魔女セリナの対決」っていう帯がLDについてました。でも意味はよく判りません。(- -;
・カーラの母親アルラをミア・ファーロが演じていました。
・監督は私がなぜか好きな「燃える昆虫軍団」や「ジョーズ2」など監督さんでした。
・中盤に出てきた透明モンスターは「禁断の惑星」のイドの怪物に似てましたねぇ。

【徒然なるままに・・・】さんの「『スーパーガール』(1984)」
【関連する記事】
主役の彼女はヘレン・スレイターでは?
ちょっと気になったのもので。
「摩天楼はバラ色に」や「殺したい女」での彼女もキュートでした。
泣き顔がやたらと可愛いタイプかな?
がーん、今LDを観直して…間違っていました。
ご指摘ありがとうございました。修正しておきます。
実は「摩天楼はバラ色に」では最初同一人物とは思っていなくって、後になって知りました。(^^;;
いけませんねぇ。
あのころはマイケルを観に行っていましたから。といいわけ、いいわけ。