![]() 製作国:アメリカ、ドイツ 監督:スティーヴン・ノリントン 製作総指揮:マーク・ゴードン 製作:トレヴァー・アルバート 原作:アラン・ムーア 脚本:ジェームズ・デイル・ロビンソン amazon.co.jpで詳細を見る。 |

私は死なない。アフリカの大地が私を生かすのだ。
1899年、ヨーロッパはかろうじて平和が保たれていました。
過去数100年、戦争は拳銃、ライフル、騎兵、馬で引く大砲を使ったものでしたが、19世紀の終わり、新たな時代が明けようとしていました。
ロンドン、突如イングランド銀行が見たこともないような装甲車によって襲撃されました。首謀者の狙いは金塊ではなくそれ以上の価値があると呟く古い海上都市の設定図でした。
ドイツはこの反抗を拒否、そして同年5月、今度はベルリンの飛行船建造工場が襲われドレイク博士が誘拐されてしまいました。この件に関しては英国も拒否、ヨーロッパは戦争勃発寸前に追い込まれてしまいました。
同年6月ケニア、英国の英雄であるアラン・クォーターメイン(ショーン・コネリー)の元に大英帝国代表というサンダーソンが、英国の危機に特別チーム率いて欲しいとやってきました。一度は断ったアランでしたが、すでに暗殺者の手は伸び、ナイジェルを始め友人たちがいた酒場を破壊され承諾します。
同年7月ロンドン、アランはサンダーソンの元に現れました。
その屋敷でMと呼ばれる男性に出会い、超人紳士同盟のリーダーになりこの事件の首謀者であるファントムを捉えるように言われます。数日後にベニスでヨーロッパの首脳が秘密会議をおこなうとのこと、ファントムを捕らえる絶好のチャンスという訳です。
集まったのは透明人間のスキナー、ネモ船長、妖麗な女性ヴァンパイアのミナ・ハーカー…さらにミナの古い友人である不死身のドリアン、そしてアメリカ諜報部員のトム・ソーヤ、パリのジキルを加え、「大海の剣」と呼ばれる巨大潜水艦ノーチラスで水の都ベニスへと向かうのでした。
しかしそこで彼らを待っていたのは、裏切り、そして超人紳士同盟結成の恐るべき真の目的だったのです。


「ソロモン王の洞窟」のアラン・クォーターメイン、彼はアフリカの呪い師によってアフリカの大地が彼を不死身にしています。
「吸血鬼ドラキュラ」の女性ヴァンパイア、ミニ・ハーカー。
「海底二万哩(2万マイル)」のネモ船長にノーチラス号。
「透明人間」の薬を奪った男スキナー。
「ドリアン・グレイの肖像」の不死身の男ドリアン・グレイ。
「ジキル博士とハイド氏」のジキル。
「トム・ソーヤの冒険」のトム。
いくらヒーローとはいえちょっと場違いなだと思っていたのがトムですが、彼はアランが失った息子の影を見るほどの役柄で、彼とアランのライフルにまつわるエピソードはなかなかよかったです。やっぱりショーン・コネリーが出ると場に重みが出ますね。
各人いろいろな見せ場があり、さらにおのおのがヒーローであるがゆえに悩みを抱えています。それらがうまく統合され、レトロ感あふれる世界で活躍するのは見ていてホントに面白いです。
こういうヒーロー像が苦手な人は、むむ、なシーンもありそうですが、私的にはOKな作品でした。
三度デザイン変更
どうにも殺風景でしたので、三度目のデザイン変更を敢行してみました。
フイルムのデザインは手放せないので、今度はタイトル部分に使うことにし、逆に記事自体は簡単に普通のラインにしてみました。
また映画ジャンルをどこかに書きたかったのですがいい場所が見つからず、バックとして使ってみることにしました。
さすがにいままでのものを全部直していたら死ぬので、今日からということで…。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・ネモ館長、意外に体術が。(^^;
【関連する記事】
まあいっぱいキャラがいすぎて賑やかっちゃ賑やかだけど(^^ゞ
私はミナの血をすする姿が『色っぽいよなぁ〜』って、お気に入りキャラです♪
ネモ船長の船とかも結構斬新でかっこよかったと思うし、
娯楽的に軽い感じで観られる作品ですよね。
最後のドリアンとミナと戦いも好きだったな〜って。
あの終わり方が続編を匂わせてると思いませんでしたか?でももし続編になってもショーン・コネリーは出ないかも・・(好きなのにな)
やっぱりドラキュラですかねぇ、妖艶なモンスターといえば筆頭に上がりますからね。
ネモ船長のノーチラスは凄い形をしていました。
あそこまで凄いと、軍艦を沈没させたというのも…っていうか、島でも真っ二つにしそうなくらいでした。
基本的に登場人物たちを今までとは別の解釈をしているところがうまくいったというところでしょうか。
私も続編が出たらショーン・コネリーには出て欲しいです!