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2017年11月03日

ナイル殺人事件

ナイル殺人事件
女の大野望は愛を呼び起こすことにある。
ナイル殺人事件 [Blu-ray]
1978年(DEATH ON THE NILE)製作国:イギリス
監督:ジョン・ギラーミン原作:アガサ・クリスティの「ナイルに死す」
製作:ジョン・ブラボーン製作総指揮:
脚本:アンソニー・シェイファー撮影:ジャック・カーディフ
音楽:ニーノ・ロータamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
莫大な遺産を受け継いだリネット(ロイス・チャイルズ)は、美しい顔立ちとは裏腹に冷たい女性でした。
そんな彼女の元に友人のジャッキー(ミア・ファロー)がやってきていました。
リネットもジャッキーと話すときには楽しそうに思えます。ジャッキーは近々婚約者のサイモン(サイモン・マッコーキンデール)と結婚することを話し、二人とも貧乏なので彼をこの屋敷で働かせてほしいと持ちかけました。
リネットはそれを快諾しジャッキーは小躍りして彼を連れてきました。そして…結婚式…しかしサイモンの結婚相手はリネットでした。

彼らはジャッキーがハネムーンの時に行こうと言っていたエジプトをハネムーン先とし出かけますが、行く先々でジャッキーと出会い嫌味と言い争いが…困り果てた彼らはある朝、駅に行くと見せかけておびき出し、逆にナイル川を行く客船に乗り込むのでした。
しかし途中の停泊地カルナック大神殿で、追いかけてきたジャッキーも加わり、客船カルナック号は出航することになるのでした。

その夜、酒を飲んでいたジャッキーはサイモンと口論となり、持っていた22口径デリンジャーで彼を撃ってしまいます。
足を撃たれたサイモンはソファーに倒れ込み、その姿を見たジャッキーは恐ろしさのあまり拳銃を手から捨てるように落とし、泣きながら動揺してしまいます。その場に居合わせたロザリー(オリヴィア・ハッセー)は、ちょうどやってきたファーガスン(ジョン・フィンチ)と彼らの手当てをすることに。
看護婦の経験のあるパワーズ(マギー・スミス)も呼ばれ、ジャッキーは別室に連れていかれます。サイモンも後でやってきたベスナー医師(ジャック・ウォーデン)の手当てを受けることになりました。しかし事件はこれだけでは終わらなかったのです。

翌朝メイドのルィーズ(ジェーン・バーキン)が、リネットが頭を撃たれて死んでいることを発見して騒ぎが起こるのでした。
事件は乗り込んでいたレイス大佐(デヴィッド・ニーヴン)と友人エルキュール・ポアロ(ピーター・ユスティノフ)に一任されることになりました。
二人は調査を開始したのですが…この船にはリネット殺害の動機を持つ者ばかりが乗り込んでいたまのでした。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
オススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第3回 秋の夜長のミステリー企画」です…とはたと困ったのが、私はミステリーとサスペンスをごっちゃにして全てサスペンスとしてジャンル分けをしてしまっていたことです。
漠然とミステリーというのは謎があるものと思っていたのですが、実際問題この線引きはなんだろう?と思って少し調べたところ、どうやら、

ミステリー:最初に犯人が判っておらず、謎を解きながら犯人を捜すもの。
サスペンス:犯人が既に分かっていて、その殺しの謎を解くもの。

となっているものらしいです。
とはいうものの、両方の要素を持っているものも多いですよね。
その為、最初は「サイコ」を観ようと思っていたのですが、これは微妙で、最後にどんでん返しはあるものの、どっちかというとサスペンスなのかな?と思ったり、コナンの最新作を観ようと思って、2泊3日の縛りで借りられず(7日は欲しい)…といろいろと悩んだ挙句、久しぶりに「ナイル殺人事件」を再観することにしました。
レビューは、以前のものに修正、加筆を加えてあります。

ナイル殺人事件 [Blu-ray]

ミステリーの女王と呼ばれているアガサ・クリスティ原作「ナイルに死す」を映画化した作品で、壮大なスケールのエジプト各地のロケに加えて豪華キャスト出演の贅沢品です。(^^;

彼女と結婚したサイモン、
恋人サイモンを奪われ嫉妬に狂っていたジャッキー、
エジプト人と結婚したいので支度金が欲しいと言っては、はねられているメイドのルィーズ、
財産管理人であり伯父でありながら使い込みをしているペニントン(ジョージ・ケネディ)、
自分の評判を落とされたという医師ベスナー、
彼女を社会の寄生虫だと思っているファーガスン、
彼女の豪華な宝石に目を付けているバンスカイラー(ベティ・デイヴィス)、
彼女の父に父親を破産に追い込まれたパワーズ、
作家で彼女のことを書いたために訴えられているサロメ・オッターボーン(アンジェラ・ランズベリー)とその娘ロザリー。

その船には彼女に因縁のある人々がなんと10人も乗っていました。

もしあなたが犯人なら」という推理でその人が事件を犯すときの再現フィルムが流れるのはもう推理モノの典型ですが、その演出っていいですねぇ。おかげでリネットは何度も撃ち殺されてます。(^^; ひゃー
それにしても少しずつ証拠が出てくるにも関らず犯人の正体は不明…上映中、まさかと思っていた人が犯人ではありましたが、そのアリバイ崩しは出来ませんでした。
再度観ると随所に伏線が貼られてあり、なるほど、ここでも…と気づきますが…よくできているミステリーものでした。
げに恐ろしきは女性なのか…と思っていたのですが違いますね。

ベルギー髭にこだわりユーモラスな体格のポアロを演じたピーター・ユスティノフは、みごとにはまり役となり、続けて別の事件も担当しました(TV版は小男で癖も違うらしくて、こちらが好きな人には違和感があったようですが、私はこっち先だったので好きだったりして)。

チェックポイント
【ここがいい!】
・全てが計画的であり、それが分る最後の謎解きがやっぱりいいですね。
・再現フィルム。(^^;
・最後に船から運び出される死体が怖すぎます。

【ここは問題かな?】
・遺跡での殺人未遂や真珠のネックレス盗難の件は?(-o-) これらも、かなりの問題だと思いますけど…再現フィルムはありましたけど、証拠が無いので駄目なのかな。でも、そのまま放置って。

【一言いいたいコーナー】
・実際の容疑者には「ただ単に殺す相手を間違えたのかもしれない」とカルナック号の船長まで集められたのには笑ってしまいました。
サンディー・オニールのテーマ曲「ミステリー・ナイル」は大好きな音楽の1つですが、実はこれは日本独自なもので、日本公開時にはエンディングが差し替えられていました。予告や劇場などでは流されていたので気になりませんでしたが、実際にはもっと厳かな感じの曲が使われており、DVD版では差し替え前のものでした。こっちが本物(?)ですが、その音楽に慣れ親しんだ私としては残念でした。ナウシカのイメージソングの時のイメージ違い(何それ!)ということもなさそうな音楽でしたけどねぇ。私の記憶では劇場で観た時も使われてなかったと思っていたのですが、その時には流れていたようです。なんとも小鳥頭です。
・なんでも当時はルパン三世(ルパンVS複製人間)と同時公開されている劇場(長崎、その他で確認)もあったようです。私は1本だけでした。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
かたすみの映画小屋(santapapaさん)の「ナイル殺人事件
映画鑑賞の記録(miriさん)の「(1−238)  ナイル殺人事件  (殿堂入り)
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ナイル殺人事件」

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ラベル:ミステリー
posted by 白くじら at 23:35| Comment(12) | TrackBack(1) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ぼくは「ルパン三世」との二本立てで見た口です。
場所は藤沢オデヲン座でした。
で、この翌年の12月に地味に公開されたのが「ルパン三世カリオストロの城」でした。
Posted by 5011 at 2006年07月14日 13:21
こんばんは、5011さん。

おお、2本立てでしたか、いいですねぇ。やっぱり何であっても2本立てってお得感があって。最近ではそういう映画がなくって残念です。

っと、カリオストロは地味でしたか。
カリオスロも映画館行きましたねぇ。(^^;
Posted by 白くじら at 2006年07月14日 20:37
そうだったんですか!
僕は原作からのファンですが、ポワロと言えば、あのBBCのTVシリーズのポワロです。
ポワロと言えば「ノンノン、モナミ…」などフランス語というイメージなので、僕の知り合いもみんなフランス人だと思っています。
「ポワロはベルギー人だよ。フランス人に間違われるのが何より不愉快なんだから、フランス人て言うと怒るよ、ポワロは」
いつも、教えてあげています(笑)

この作品も中々スリリングで良かったですね。
「思い込み」を覆される、あの爽快感は本当にクセになります。
個人的には作家のオバちゃんがお気に入りです。
この人が出てくると、ちょっとほっとした気分になるんですよね。
まず容疑者リストに入らないタイプなので…(笑)
Posted by はち at 2006年07月15日 15:56
おはようございます、はちさん。

やっぱりもともとのファンの方はTVシリーズの方が有名なんですね。
私はこれが始めてのオリエントが初めてで、次いでこの作品のポアロなので、どうしてもこのイメージが付きまとって今からTVを観るとどうなることやら。(^^;
作中でもベルギーにはこだわりがありましたねぇ。

作家のサロメ・オッターボーン…容疑者リストには入りそうになかったですね。こういう人の場合、確かにちょっとほっとした感じになります。それでも彼女が殺したことにする再現シーンには驚きます。恐るべき想像力です。
単に殺す相手を間違えてしまったかもしれないという船長もお気の毒です。この際レイス大佐も。(^^;
Posted by 白くじら at 2006年07月16日 07:49
白くじらさんの記事を読ませていただき、内容やシーンが、おどろくほどスーッと、多く、目に浮かんできました。有難う。
これは、やはり、最初に封切り公開時には、映画館で見たからだと思います。
私は長崎ではありませんが、その2本立てでしたよ。
高3の冬休み、お正月映画でしたね。
一応、初見時の感想文をURLに入れさせてもらいますね〜☆

では明日は楽しい日曜日をお過ごし下さいね〜♪
Posted by miri at 2010年06月26日 19:50
こんばんは、miriさん。

私もこの作品は劇場公開時に観に行きました。
劇場で観ている映画って、ほかのDVDやビデオで初見の作品に比べると大画面や効果音、雰囲気などで評価が変わる場合が多いんですよね。(^^)
こういうアクションではないですけど、広大さを見せるような作品の場合は圧倒されることもあると思います。

ひょっとして私が観た香川が1本立てだったのかな。(>_<)
Posted by 白くじら at 2010年06月26日 23:32
原作を読んで、リネットさんはちっとも冷たいイメージはなかったんですね。
映画では登場シーンから、もう、さっそうとクルマから下りて金持ちっ!という感じ。
管財人はアメリカ側しか映画では出ませんが、イギリス側の管財人もいます。ジョージ・ケネディは管財人というより何かのエージェントか?と。ガタイがいいので…。笑
おもしろかったです。

Posted by ボー at 2016年02月20日 09:18
おはようございます、ボーさん。

ええっ、原作では冷たくなかったのですか!
映画ではお金持ち特有の冷たさと、あの目つきがちょっと怖かったですね。
でも、回想シーンで撃ちまくられていたのは可哀そうでしたけど。(^^;

確かにジョージ・ケネディは体格がいいので、管理人というよりはボディガードって感じでしたね。あはは。

トラックバックもありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2016年02月20日 09:24
こんにちは☆
良い作品ですよね〜!
私は毎年一回は見ていて(笑)一番新しい記事のURLを入れさせていただきました。

あ、そういえば、リンク先様のリストの下に、皆さんの最新記事が分かる表がありますが
私のが何故か9月20日で止まっていて(笑)。
別に良いのですけど、5日に一度は更新していますので、宜しくお願い致します☆

>ミステリー:最初に犯人が判っておらず、謎を解きながら犯人を捜すもの。
>サスペンス:犯人が既に分かっていて、その殺しの謎を解くもの。

勉強になりました☆
私は映画をジャンル分けできないんですよ〜(笑)。

>(TV版は小男で癖も違うらしくて、こちらが好きな人には違和感があったようですが、私はこっち先だったので好きだったりして)。

「オリエント急行殺人事件」の人と3人、皆さん好きです☆


>【ここは問題かな?】
・遺跡での殺人未遂や真珠のネックレス盗難の件は?(-o-) これらも、かなりの問題だと思いますけど…再現フィルムはありましたけど、証拠が無いので駄目なのかな。でも、そのまま放置って。

遺跡の方は事件ではない可能性もあるので(自然落下・笑)
現地の警察が騒がない以上仕方なかったような・・・。

ネックレスの方は、たしか犯人は死んでいて供述はとれないし
娘さんには関係ないし
盗難だと被害者がきちんと届け出て警察が動いたというわけでもないし・・・
結局、仕方なかったような・・・。

>・実際の容疑者には「ただ単に殺す相手を間違えたのかもしれない」とカルナック号の船長まで集められたのには笑ってしまいました。

これはあの場での責任者だからという意味だったような・・・。

>・サンディー・オニールのテーマ曲「ミステリー・ナイル」は大好きな音楽の1つですが、

それが毎年見ているうちに、あの静かな音楽に慣れてしまって(笑)。
高3のこころは今もその歌が好きだけど
今の自分は・・・元々の終わり方が良いです。


.
Posted by miri at 2017年11月04日 11:09
再見でのご参加ありがとうございます!
ミステリーとサスペンスの違いは考えたこともありませんでした。単純にハラハラするのがサスペンスで、謎解きはミステリーだと。

ポワロさんはドラマのスーシェさんのイメージでしたが、この人のよさそうなポワロさんもいいですよね。事件の詳細は忘れたものの大好きな作品です。

日本だけのテーマ曲って、何の作品から始まったんでしょうね?
「風の谷のナウシカ」はアニメソングのカセットテープに入っていたので好きだったのに、オンエアでは聞けなくて長年の謎でした(笑)
変えたり劇場だけにする意味って何だろう…。
Posted by 宵乃 at 2017年11月04日 13:06
こんばんは、miriさん。

おおっ、年に1回は観ているんですね。
リンクは新しい方にしておきました。殿堂入りなんですね。(^^)

リンクに関しては、調べたところRSSがうまく取得できなくなっていました。s付になったためかもしれませんが、s付URLでも取得できず???他のFC2で取得できているやり方で設定してみました。とりあえず、これで様子見です。(_ _) 失礼いたしました。

「オリエント急行殺人事件」はまた別の人がポワロさんでしたね。
こっちは昔観たっきり観てませんでしたが、今度リメイクもあるようなので、一度観ておきたいなって思ってます。

ネックレスを盗んだ方は、のうのうと生きてます。(^^;
娘さんがいた方は、作家さんでまた別の人です。
まぁ、確かに被害者が被害届は出せませんしねぇ…。(@o@)ひー

船長さんが呼ばれたのは、責任者だからと私も思いますけど…きっとあの言葉はギャグだったと思います。可能性としてはありますけどね。(^^;;いやぁ、ないない

実際ラストの曲は、私もともともの音楽の方が雰囲気にあっていると思います。(^^)
Posted by 白くじら at 2017年11月04日 19:00
こんばんは、宵乃さん。

いやぁ、ミステリーとサスペンスは私も特に考えたことはなかったのですが、今回何かちょっと引っかかっていたので。(^^;

このポアロさんの雰囲気が好きで、この作品は何度も観てます。
でも、次の地中海殺人事件も観たかったのですが、レンタル屋さんにはなかったですね。

日本独自のテーマ曲の始まりはわかりませんが、これはこれでよかった為に、次のクリスタルや地中海でも同じ手法が取られたようですね。
ナウシカのイメージソングは本編では使われなかったので、またちょっと別のニュアンスがありましたけど、これもCMではばんばん使われていたので、刷り込まれちゃいましたね。実際に歌はちょっと下手ですけど、なれちゃいました。(^^;;
Posted by 白くじら at 2017年11月04日 19:10
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Excerpt: うまくまとまってます。
Weblog: 或る日の出来事
Tracked: 2016-02-20 09:07
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