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フクロウたちの世界には、代々語り継がれる伝説がありました。
ティト森林王国に棲むメンフククウの一家も例外ではありませんでした。しかし伝説を信じる夢見がちのソーレンと妹のエグに比べて、現実的で負けん気の強い兄クラッドは、そんな2人をバカにしているのでした。
ある日のこと、飛ぶ練習をしていたクラッドとソーレンは、クラッドの嫉妬から兄弟げんかを始めてしまい木から落ちてしまいます。まだ満足に飛べない2人にとって地面は危険極まりない世界でした。ネズミに襲われた2人は危ないところを他のフクロウに助けられますが、そのまま聖エゴリウス孤児院という場所へ連れて行かれます。そこは院長ナイラ、そして伝説のフクロウ、メタルビークが支配する世界…反抗的態度だったソーレンは月光麻痺による奴隷軍団に、そんなソーレンを無視したクラッドは逆にナイラの目に止まり「純血団」への道を…。
ソーレンは同じように捕まっていたサボテンフクロウのジルフィのお陰で月光麻痺から逃れ、孤児院脱出を計ります。
行く手はガフールの勇者が棲むと伝えられているフールミア湖「ガフールの神木」…果たして。


劇場では3Dだったようですが、特に気にしなくてもいいようです。ただ、映像美の優れた作品でしたので、3Dで観るとさらに感動したかもしれません。
正直、主人公であるソーレン、そして裏の主人公であるクラッドたちメンフクロウは、普通のフクロウたちよりずっと人間のような顔つきをしているためか少し気持ちが悪く、観るまでかなり時間がかかりましたが、実際に観るとこの世界観に圧倒され、それほど気になることもありませんでした。
ただ、ソーレンのいつも困ったような顔には…本当に困ったものです。(^^;
この物語は、自分自身の生き方を捉えるソーレンとクラッドの2人を軸にして壮大な世界観と戦いが繰り広げられます。嫉妬に狂うクラッドが道を踏み外したのはなぜか、何度も戻ることのできたであろう分岐点、ソーレンよりもクラッドの方が人生をより悩み、飛んでいったのかもしれません。クラッドの行く末がとても心配です。
続編に乞う期待です。

・フクロウ独自の戦い方、動き方が今まで見たことのないようなシーンを実現しています。基本足で戦いますが、ヘルメット、鍵爪の装着している姿の格好いいこと。
・時折見せるスローモーションカットがとても美しく、時には幻想的ですらあります。特に神木に近づいたときの海でのシーン、そして嵐の中のシーンなどいいですねぇ。
【ここは問題かな?】
・あくまでも悪に徹するクラッドはいい!しかし、どうしてそこまで家族のことを吹っ切れたのか、もう少し描いてほしかった。
・ソーレンの困り顔。
・エグの復活が簡単すぎ?
【一言いいたいコーナー】
・フクロウを育てていたのがヘビだったりするんですけど…こういうことって現実にあるんでしょうか?
・キャスリン・ラスキーの小説『ガフールの勇者たち』が原作となっており、続編へ続く伏線もあったりします。


いやいやえん(makiさん)の「ガフールの伝説」
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ちょっと渋めなテーマのアニメもいいですよね^^
実写では出せない幻想的な世界観や動きに魅了されます。
しっかし暑いですね〜。
体が大事なので節電もほどほどに☆★
そういえば、これほどシリアスな動物CGアニメはありませんでしたねぇ。
渋いCGもイケル!という見本となりましたね。(^^)
実写では出せない世界観こそがCGの独壇場かもしれませんね。
朝、会社に行くだけでもジリジリと焼けているようです。
お互い体調には気をつけましょう。
映像が凄く綺麗で、
最初は不気味に思えたフクロウたちの表情も、
非常に豊かで素晴らしいと思いました
海と嵐のシーン、良かったですよね
「砂のう」で飛ぶシーンには感動してしまいました〜
そうですねぇ、これは久しぶりに美しさに震えた作品でした。
そうそう、メンフクロウの顔がちょっと不気味で、しかもフクロウの区別が付かなくって、しばらくすると表情に特徴があるのがわかってよかったので…あとで観直してしまいました。(^^;
海でのシーンはよかったですねぇ。
普通の鳥や獣とは違った独特のポーズに目を見張りました。
「砂のう」というのも独特な世界観を出していてよかったです。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。