![]() 製作国:アメリカ 監督:メアリー・ランバート 製作:リチャード・P・ルビンスタイン 原作:スティーヴン・キング 脚本:スティーヴン・キング 撮影:ピーター・スタイン amazon.co.jpで詳細を見る。 |

シカゴから引っ越してきたルイス夫妻、娘のエリー、息子のゲイジ、そして猫のチャーチが住む家は文句なし、ただしその前の道はオリコ社のトラックが朝も夜も走り回っていました。
よく猫や犬が事故にあうために、オリコ社では近くにペットのお墓(ペット・セメタリー)を作っていました。
今もまだやっと歩けるようになったゲイジがふらふらと道路に…危ないところで助けてくれたのは向かいに住むジャド老でした。
ジャド老は彼らのためにここの危険とセメタリーの存在を教えてくれ、猫のチャーチが事故にあわないように虚勢手術をしたほうがよいと助言をしてくれました。
医者であるルイスは出勤、ちょうど大怪我をしてきた男性が運び込まれて来ました。
とても助からない怪我でしたがルイスはあきらめずに治療…しかし手当てのかいなく死んでしまいます。と気を落とすルイスの横で男性がいきなり話しかけてきました。
自分の名前はビクター、ルイスを救おうと言うのです。
我に返ったルイスは男性が事切れていることに気付きますが…その夜、再び現れたビクターはルイスをセメタリーへ連れて行き、その奥から先へは行っていは駄目だと言います。その先の地は腐っているのだと…。
次の日、ルイス以外は感謝際に行くために実家に…みんながいなくなった後ジャド老から連絡がありました。
チャーチが彼の庭で事故にあい生き絶えていたのです。一番チャーチを可愛がっていたエリーには帰ってから伝えると言うルイスに、ジャドは埋葬の用意をして自分についてこいといいました。そこは昨日の夜ビクターが止めた場所、セメタリーの奥、岩場を抜けたところにまるで紋章のように石を並べた場所がありました。
ジャド老の話によるとそこはミクマク族のインディアンの埋葬地なのだそうです。
火花が飛び散るほど硬い地を掘り、ルイスはチャーチの亡骸をそこに埋めました。
夜が明け庭先を掃除していたルイスは、唸りを上げる黒猫を発見します。まさか…そう、そのまさかのチャーチがそこにいたのです。しかしこちらに向かって唸るチャーチは非常に臭く、何か今までと雰囲気が違います。
ジャド老は言います。自分が子供のころ死んだスポットを埋めたときもまるで別の犬のようだったと…。
やがてさらに恐ろしい事件が…ゲイジがトラックに激突され死んでしまったのです!
埋葬するルイス夫妻…しかしルイスはどうしてもあきらめきれません。夜墓を掘り棺からゲイジの遺体を抱いて泣くルイスはついに決心をします。
ビクターの制止もむなしくルイスは禁断の地へ…そしてゲイジまでもが…。

1989年「ペット・セメタリー」
1992年「ペット・セメタリー2」


愛するものを失い残された人間にとっては、どんな姿になろうとも生き返って欲しいものなのでしょう。
しかし相手がそれを望んでいるのかどうかはまた別問題。
チャーチ、ゲイジ…と周囲の叫びを振り切ってまで腐った埋葬地を利用するルイス、あまりにも悲しく、ぞっとする恐怖感がそこにありました。
【一言いいたいコーナー】
・それにしても…くじけないルイスには頭が下がりますが…悲惨な話でした。
・ジャド老、昔自分がしてとんでもないことになったのにチャーチを埋めさせるとは!!エリーが悲しむとは言ってもあんなチャーチを見ることも怖いではありませんか!それにどうなるかちゃんとルイスに説明してから埋めさせてください!この老人は本来よく物事を知っていて辞めさせる側だと思うのですが、率先して埋めさせるなど、うーん、訳のわかんない人でしたねぇ。困った人です。
・ビクター…どんなにこの人が駄目だ、駄目だと言っても無駄でした…ルイス、とほほです。ホントにやめてくれー!!

晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「ペット・セメタリー」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ペット・セメタリー」」
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やたらな大風呂敷の割には中身が少なかったって印象が強かったかなコレ。
しかし、その少ない中身が良かったからOKだったっちゅう感じなんだけど♪
どうにもこうにも物凄く怖そうなホラー風な割には『不思議な話』で終わっちゃったって気がしないでもなかったけど…(^-^A;
私が不思議だったのがビクターさんでしょうか。ずいぶんと親身になっていろいろとしてくれるのですが、彼の行動も裏目、裏目となってしまいましたね。その反面、奥さんを呼んだり…ああ、みんな辞めてくれー的な人ばっかりだったのでしょうか!!
この作品は私がキングの作品を観だした走りで、物すごく怖かった印象があり、今観てもショッキングなシーンが近づくと判っていても恐怖感が沸きあがってきます。
ホラーの分野ですが、ホラー部分より怖かったのが人間ですねぇ(笑)
コワイ形相のビクターさんも、イイ幽霊?だし。
まさかまさか、奥さんまでそうするなんて…だったわ。
おじいちゃんは、この人は初めから幽霊かなんかじゃないかと思うくらい、うさんくさかった。
なんだか、残る映画でした。
そうですねぇ、これはホラーではあるものの人間のどうにもならない部分がよく描かれていて、観ているこっちとしては「やめてくれー」なのですが、自分がその場にいれば、こうしたら大丈夫かも…と埋めてしまいそうです。
おじいさんはかなり胡散臭かったですが…結局。(>_<)
あれれ、トラックバックは来ていないようですよ。(^^;
これは救いようがあまりにくないし、子供が死ぬし、殺すし…といったところが受け入れなかったんですかねぇ。
私もこれは大好きな作品の一つで、ホラーな中でもかなり良質だと思います。人間誰しも思うであろう望みが、ゆがんで叶ってしまう恐怖は本当に恐ろしい。懲りない、こうやめてーのルイスですがわからないでもありません。ラストのオチは素晴らしいです。
ディセントも救いようがなかったですね。最後の大立ち回りはちょっとどうかと思ったのですが、あれで終わっていればよかったのに続編を作るとは…。
映画って本当にラストの締めが大事だと思いますねぇ。
あ…リングは実は観てないんです。(^^;
おじいちゃん、うさんくさすぎ。インディアン墓地、紹介するなってことですよね。
人間、少しでも希望があれば、判断力を失って「やっちゃう」かもしれない、そこが悲しくて怖い。はい、こわいですねー、おそろしいですねー。
なかなか、いい作品だと思います。
ペット責めたりー!
お手!お座り!お回り!!(^^)
おじいちゃんは、自分で経験しているにも関わらず、紹介してきますからねぇ。
正直言ってとんでもじいちゃんでした!
もう、何度同じことしているんだー的判断ですけど、人間少しでも可能性があればしてしまうものなのでしょうかねぇ。怖いです。