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2006年07月29日

ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女

ナルニア暦1000年、扉の向こうで運命の戦いが始まる。

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女2005年(THE CHRONICLES OF NARNIA THE LION,THE WITCH AND THE WARDROBE)
製作国:アメリカ
監督:アンドリュー・アダムソン
製作総指揮:アンドリュー・アダムソン、ペリー・ムーア
製作:マーク・ジョンソン、フィリップ・ステュアー
原作:C.S.ルイス
脚本:アン・ピーコック、アンドリュー・アダムソン、クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
音楽:ハリー・グリッグソン=ウィリアムズ

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ストーリー
第二次世界大戦下、ドイツ軍の爆撃が激化するロンドンから、母と別れ田舎にあるカーク教授の古い屋敷に疎開して来たペペンシーの兄妹たち。
親と離れ兄妹たちに対し責任を持とうとする長男ピーター(ウィリアム・モーズリー)、もっとも現実的な長女スーザン(アナ・ポップルウェル)、自我が強く兄へ反発してしまうエドマンド(スキャンダー・ケインズ)、そして末っ子のルーシー(ジョージー・ヘンリー)。彼らは広い屋敷ですることもなくかくれんぼを始めます。そして、ルーシーは隠れ場所のタンスの奥が神秘の世界ナルニアにつながっていることを知るのでした。

雪降る世界に足を踏み入れたルーシーは、そこで半神半獣のフォーンであるタムナス(ジェームズ・マカヴォイ)さんと出会います。彼は白の魔女の言いつけで、人間が現れるのを待っていたのですが、純真無垢なルーシーに、任務を放棄しルーシーを元の世界へと返してくれました。

現実世界へ戻ったルーシーは、ナルニアにいた時間がほんの一瞬であったことに驚きつつも、そのことを兄たちに説明するのですが、誰も信じてはくれませんでした。しかし、再度タンスの奥に行ったルーシーを追いかけたエドモンドはその世界に驚きます。
ルーシーとはぐれたエドモンドは、そこで白の魔女ジェイディス(ティルダ・スウィントン)に出会ってしまいます。彼の望みをかなえてくれると言う魔女にエドモンドは、すっかり心を奪われてしまうのでした。

再びナルニアにいったというルーシーの言葉にも取り合わないピーターとスーザン。しかも一緒に行ったエドモンドまでもが…四面楚歌の中、なぜかカーク教授(ジム・ブロードベント)だけが「今まで妹が嘘を付いたことがあるのかい」と…。

ついに兄妹たちは冬のナルニアに姿を現しました。
しかしタルナスさんはすでに白の魔女に囚われていました。途方にくれる彼らの前に物言うビーバー(声:レイ・ウィンストン)が現れます。

ふたりの『アダムの息子』とふたりの『イブの娘』がケア・パラベル城の4つの王座を満たすとき、白い魔女の支配は終わる…。

ビーバー夫妻はピーターたちこそが予言の子供たち、そう、白の魔女の支配され100年も続いている冬のナルニアを解放する救世主に間違いないと説明します。
しかし白の魔女に心を奪われているエドモンドは、兄妹から離れ姿を消してしまうのでした。魔女の城へ向かったことを知った残る兄妹は、救世主のために軍を立てているというアスラン(声:リーアム・ニーソン)の元へ向かう決心をします。アスランとはナルニアを創造した絶対的な存在、伝説の王なのです。
彼らは白の魔女の追撃から身を守り、サンタクロース(ジェームズ・コスモ)から不思議のアイテムをプレゼントされ、アスランがいる石舞台に彼らは急ぐのでしたが…。

映画レビュー
ディズニーの贈る原作全7巻にもおよぶ、壮大なファンタジー映画の幕開けです。
最近のファンタジー・シリーズといえば「ロード・オブ・ザ・リング」「ハリー・ポッター」シリーズがまず出てきますが、両者ともかなり暗い。(^^; それでも「ロード…」は一応のハッピーエンドとなっていました。「ハリー・ポッター」は原作を知らないのでなんとも判りませんが、とにかくダークサイド、ダークサイドへと向かっているのではないでしょうか。
両作品に比べると、この作品はかなり安心して観られるのではないでしょうか。怖いシーンもあるにはありますが、昔からある「眠れる森の美女」「シンデレラ」といったファンタジーの王道を行く作品で、昨今殺伐としたファンタジーには珍しいものとなっていますが、これこそが本来ファンタジーに求められるものなのかもしれませんね。

とはいうものの…同じ戦闘に関しても「ロード…」の迫力に比べると結構凄いのですが、それでも遠く及びません(あの作品と比べるのが酷という話も)。
どうしても子供が戦うということと、今まで剣を持ったこともないような少年がちょっと訓練したからといって、歴戦の勇者のごとく戦えるはずもないところに無理が。さらに皆さん装備が非常にキレイです。(^^; パーティ会場などならともかく、ちょっとどうかなーと思います。
こういう部分でファンタジーとはいえ、リアル性が失われる部分でしょうか。惜しいですね。

この世界では動物が人語を話したり、ファンタジーならではのフォーン、セントールなどが登場し、こういうところはファンタジーファンならドキドキ、わくわくする部分です。形だけをとってみるとただのライオンであるアスランも存在感があってよかったですね。どうやって世界を創造したか興味があります。
ただ、こういう世界だからこそ、最後のシーンってよかったのかなと思います…兄妹仲よくなっているのはいいのですが、鹿狩りなんてしていいのでしょうか。きっと「助けてー、助けてー」と叫んでいるのではと思ってしまいました。ひょっとしたら喋らない普通の鹿もいるのかもしれませんが、この世界で「喋らないからいい」というのはなんだか…。

戦闘以外の場面においては、4人の子供たちの役割がきちっとあり、よく描かれていると思いました。戦闘面に関しては前述の通りですが、特にスーザンの弓矢があまり活躍していなかったのが残念。お兄ちゃんばかりでしたね。(^^; 弓術士頑張れ!

【一言いいたいコーナー】
・成長した子供たち…現実世界に戻ったらどうなるのでしょうか。やっぱり一瞬のことだったのでしょうか。でも体は?もし戻ったとして、またナルニアに行ったときは?うーん。
・白っていうと善というイメージがあったので、魔女はいい人だとしばらく思っていました。(- -;
・パンフとか見てもほかの人は名前だけなのですが、タムナスさんだけは「タムナスさん」と明記されています。やっぱり「さん」でしたし…いいけど。(^^;
・『な』行の映画でした。これは大切にしないと。(^^;

TRACKBACK
肉球シネマブログ(アニーさん)の「【ナルニア国物語 ライオンと魔女】
sailor's tale(starlessさん)の「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女
★☆カゴメのシネマ洞☆★(カゴメさん)の「★「ナルニア国物語/第一章」、子供向けとしては良いんじゃないの?★
子育てとハンドメイド(なっちっちさん)の「「ナルニア国物語/第一章」
 


posted by 白くじら at 20:13| Comment(10) | TrackBack(4) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜

ナルニア、久しぶりに楽しめた映画でした。
キング・コング以来かも(笑)あれも好きだったんだけど
こちらは、又ファンタジーの良さが存分に感じ取れました。しかし、長女の弓は、あんまり活躍しなかったね

もしかして、次ぎの章から弓も活躍するんですかね?
Posted by アニー at 2006年07月29日 21:38
こんばんは、アニーさん。

久しぶりにファンタジー王道を観直してみました。
後々ほっとするファンタジーはいいですね。

長女の弓は、遠くからバシバシと援護してくれるかと思ったのですが、意外と活躍せず…次回ではぜがひとも活躍して欲しい人ですね。

キングコングも大好きです。(^^;

トラックバックありがとうございました。(^^)/
Posted by 白くじら at 2006年07月29日 22:19
「戦闘」はしょうがないんでしょうねぇ。
戦いの場というよりも、「勇気を示す場」としての象徴的な役割の方がつよいですから。

>鹿狩り

ああ、そういう見方もあるのですね。
子供達の「その後」を見せつつも物語としての結末をつけるあのエンディングは、個人的にはかなりのお気に入りです。
ナルニアでも肉とか食べてると思いますし、ひょっとして食物調達のため、しかたなく狩りをしていたのかもしれませんよ(それにしては楽しそうだったような・・・)。
Posted by starless at 2006年07月31日 20:35
こんばんは、starlessさん。

確かにあそこで「ロード…」並みのリアル戦闘をされたらたまったものではないかも知れません。
「勇気を示す場」としての象徴的な役割…なるほど、これはいい言葉ですね。

>鹿狩り
私も「その後」の見せ方としてはいいエンディングだったと思います。ちょっと引っかかるのは鹿を追いまわしたところだけです。
肉も恐らく食べているとは思いますが、この話の中ではするべきではなかった狩だとも。
はぃ、楽しそうでした。(^^;

トラックバックありがとうございました。
こちらからもしました!
Posted by 白くじら at 2006年07月31日 22:13
白くじらさん、TB、感謝です♪

>鹿狩りなんてしていいのでしょうか。きっと「助けてー、助けてー」と叫んでいるのではと思ってしまいました。

あれはきっと…、
多分、「鹿追っ掛け」ですよ、ナルニアで今はやりの(笑)。
「助けてー、助けてー」じゃあなく、
「こっちまでおいでぇ〜」言ってるんですね、きっと(笑)。

>タムナスさんだけは「タムナスさん」と明記されています。

タムナス家の三男坊。
勿論、「タムナスいち」、「タムナスに」もいるようです(←ガセ)。
Posted by カゴメ at 2006年08月12日 14:00
こんばんは、カゴメさん。

それは遊んでいた説ですね。
にしては白鹿の額には汗が(嘘)。
とにかくこのシーンは観なかったことにしようかと思っています。(^^;

>タムナスさん
そ、そうでしたか!!納得です。
その切り替えし方、まさか大阪の方では!(^^;

トラックバック、ありがとうございました!
Posted by 白くじら at 2006年08月12日 21:44
はじめまして♪カゴメさんのブログから飛んできました♪
私も先日観ました!
突っ込みどころは満載でしたが^^;、子供が考えるファンタジーと言った感じで、自分も子供だったらきっと相当好きになれただろうなと思いながら観ていました。

兄弟愛が描かれているのでいつか自分の娘(2歳)にも見せたいなって思える映画でした!

原作全7冊すべて映画化になるんでしょうか??それが気になっています。。。

鹿狩りのお話、笑いました!♪たしかにそうですね^^

TBさせていただきました。
当方は映画中心のブログではないので、お気に召さなければ消去なさってくださいね。
Posted by なっちっち at 2006年09月04日 06:33
こんにちは、なっちっちさん。はじめまして。
カゴメさんとこからですね、なんだかネットの繋がりを実感してしまいます。

んー、確かにいろいろと突っ込みたいところは多かったですが(^^;キレイにまとまっているファンタジーで、子供にはたまらない作品となっていましたね。
ちょっとアスランが倒されるところは怖いかもしれませんが、安心して子供に観せられそうです。

原作7巻…もともと作る気もあるようですし、この作品もかなり評判になりましたので、まだまだ続くのではないでしょうか。

トラックバックありがとうございました。
レビューに対するコメントは記事の財産と思っていますので、相手先のブログのジャンルは問いません。
もちろんアダルト系やスパムの場合は削除しますけどね。(^^;
なので、気になる記事があればバシバシ書いてやってください。
Posted by 白くじら at 2006年09月04日 19:35
1950年の童話だったんですね。そういえばハリポタって最近ですね。ハリポタの方が恋愛要素があったりして面白いかなぁって想います。ナルニアは、家族と一緒に観れますね。8年位経つのに3作しかないって... 残念な気もします(>_<) ハリウッドってむちゃくちゃ儲けてると想うのでケチらないで年に5作位制作してほしいですね? 子役達もう成長しちゃいましたね? 白い魔女の女優さんザ・ビーチに出演してましたね。なかなか憶え易い顔です。オルランドって映画も面白かったですよ。あれれ? つい最近観たのに、どんな内容だったか忘れちゃった... そんなにも面白くなかったなぁって感じですね。原作者がルイスって観えたのでルイス・キャロルなのかなぁって想ってた... アホですね私\(゜ロ\)(/ロ゜)/ もし友達にルイス・キャロルって言ったら知能疑われますね(笑) 原作者がナルニアを書く前に別世界物語っていう童話があるんですけど... そっちの映画化が良かったですね。ナルニアは、NHKのフルハウスとかと一緒に連続25分ドラマで8年かけてしたらいいと想ったのは私だけでしょうか(-。-)-゜゜゜
Posted by エア at 2012年03月26日 01:08
こんばんは、エアさん。

ハリポタはやっぱり学園モノでもありましたから、恋愛や悪ガキといった要素は持ち込みやすかったでしょうね。逆にナルニアはもっと大きな国を救う話でしたし、動物たちばかりだったので難しかったのかな。

このシリーズは回を追うごとにパワーダウンしているような気がしますし、兄弟姉妹も全員出なかったりするんですよね。

別世界物語というのもありましたか。
別世界モノって結構好きで、そういうものもあるのであれば映画化して欲しいですね。

8年観続けるのは大変そうですね。(^^)
でもその8年で役者さんと主人公たちが成長するのも面白いです。
Posted by 白くじら at 2012年03月26日 21:25
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