![]() 製作国:アメリカ 監督:ゴア・ヴァービンスキー 製作総指揮:マイク・ステンソン、チャド・オーマン、ブルース・ヘンドリクス、エリック・マクレオド 製作:ジェリー・ブラッカイマー 脚本:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ 撮影:ダリウス・ウォルスキー 音楽:ボブ・バダミ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

17世紀…海賊たちが活躍していた時代、キャプテン・バルボッサの事件から3年、ポート・ロイヤルに住むウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の結婚式当日にウィルは海軍に囚われてしまいます。罪状は3年前に海賊ジャック・スパロウを逃がした罪でした。もちろんエリザベスも同様でした。
一度は許された罪、裏で動いていたのは東インド貿易会社のベケット卿(トム・ホランダー)でした。
彼はウィルに2人の罪を許す代わりに、ジャックが持つ壊れたコンパスを取って来るように命令しました。
一方、キャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)は、あれから海賊らしい仕事もうまくいかず、やっと手に入れた地図も謎の鍵が載っているだけで不満顔。しかしその鍵こそがジャックの欲していたものだったのです。
しかしある夜、ジャックの前にウィルの父親である「靴ひものビル」(ステラン・スカルスゲールド)が姿を現します。彼は深海の悪霊デイヴィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)と契約して彼の船で100年の奉仕をすることを約束していたのです。
ビルはジャックに「時間が来た」と伝えます。
それはジャックもまたデイヴィ・ジョーンズと契約していたことを、思い出させる言葉でした。
すでに怪物クラーケンが放たれたことを知ったジャックは、船を陸に上げるように命じるのでした。
噂を頼りにようやくジャックが逃げ込んだ島にたどり着くウィルは、そこで酋長に祭り上げられているジャックを目撃します。
島を脱出したウィルは、ジャックにエリザベスを助けるためにコンパスをくれと言うのでしたが、ジャックは交換条件に鍵を探すことを付き付けてきました。
一行は在り処の手掛かりを求めるために、かつてのジャックの恋人であるヴードゥ教の予言者ティア・ダルマ(ナオミ・ハリス)の元に急ぐのでしたが…。

2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト」
2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド」


数少ない「2作目は駄作」を言葉を打ち破った作品だと思います。
ついに海賊の中でも名高いキャプテン・デイヴィ・ジョーンズが登場。潜水能力を持つ「さまよえる幽霊船」フライング・ダッチマン号と水棲生物と合体をしたような手下を引きつれています。さらに恐るべしクラーケンをも操ることが出来ます。
このクラーケンと特撮は必見、しかし巨大なクラーケンだけでなく、水棲生物たちのちょっとした動きにもびっくり、ジョーンズの触手はもちろんのこと(白くってちょっと気持ち悪い)、ビルの頬についているふじつぼ(?)がバキッと割れて、なにやら出てくるところなんてよかったですねぇ。
さて、この強大な敵に加え、人間社会の方にも東インド貿易会社のベケット卿という敵が現れ、まさにジャックにとっては四面楚歌状態。そういえば1作目には完全な悪というのはいなかったような気がします。
ジョーンズの過去もいろいろとあって、(3の)ラストはなんだか成仏しそうな気がするので、やっぱり悪いのはベケット卿だけなのかも!(^^;
ストーリーもよかったですし、何よりアクション性と笑いがうまくミックスされていて、1よりも断然面白さがアップしていました。なんだか逃げるシーンでのギャグがかり多かったと思いますが、こういうものはスピード感もあってよかったですね。
ジャックの性格には拍車がかかっていましたし、ウィルも今回はかなり頑張っていました。
ジャックの行動は1でも書きましたが読みにくいのです。でもそこが面白いし、後になって考えるとその行動の正当性も判ります。こういうところが単に優柔不断な主人公というだけでなく、魅力的なキャラクターにしているのでしょう。
一番変わっていたのはエリザベスでしょうか。今回はウィルに手ほどきを受けたということで2本の剣でかなりの活躍、さすがは海賊の魂を持つ女性!さらにコンパスが指し示す男性が!しかも彼女の言動でのこのラスト…果たしてどうなるのでしようか…。
「さらば、ジャック・スパロウ」…と言われていたのですが3部作なので、そんなことはないと思っていたのですが、こういう結末になろうとは!とくかく第3部は平行して作られていたとも聞きますし、早く続きが観たいものです。
この部分だけが不満で、まるで「バック・トゥ・ザ・フューチー2」のときみたいに、お助けキャラとしてドクが現れたのと同じく、とんでもない人物が登場したところで終わり、ちょっとここで待たすのかー!!でしたね。
【一言いいたいコーナー】
・パーレイして欲しい!!
・1のときもそうだったのですが、この作品でもエンドロールの最後にちょっとした笑えるオチがあります。1でもあったので2でもと誰でも考えると思うのですが、残念ながら半数の人が帰っていました。なんとももったいない話ですね。ひょっとして1のオチも知らないのでしょうか。(- -;;
・エンドロールもそうですが、1に登場した言動の数々、女性に殴られるジャック、前のブラック・パール号の海賊たち、亀で脱出した話、ラム酒あれこれ、提督の心情などがかなり多いために、2だけ観ると面白みがかなりの比重で半減してしまうと思われます。かならず1を最後まで観てから劇場に挑みましょう。そして3を待ちましょう。(^^;
・ちなみにパイレーツ自体は6部完結らしいですね。今回のシーリーズがどの部分に当たるかどうかは判りませんが、3部終わったあとでもまだ続く可能性もありそうです。ディズニーの続編はレベルダウンする傾向にありますが、これは頑張って欲しいですし、2を観る限りでは大丈夫かな。
【二言目にいいたいコーナー】
映画ならよほどの名作でない限り、賛否両論になりますが、当然この作品も気に入らない人はいます。どうやら「長すぎた」「鍵の奪い合い長い」「迫力なし」「CGお粗末」「ぐろい」などなどが主のようです。
映画って不思議なもので、最初に気に入らないシーンがあると、その波紋が波紋を呼び全てが嫌いになるのですが、つかみがしっかりしていれば、あとが少々ずっこけていても同じノリで観ることが出来ます(隣に知り合いがいて「面白くないね」なんて言われたときなどは最悪です)。(^^;
私なんて別段長くもなく、ああいう奪い合いも面白かったのですが…簡単に決着が付いた方が面白かったのかな。3人とも譲れない理由があり、力量も同じくらいだったので、まるでジット・リーのカンフー映画を観ているようでした。あれも戦い長いの多いです。それにああいうボケボケのノリこそが「パイレーツ…」の面白いところの一つですよね。実際間延びして長いなーと思ったのは1のラストの戦いかな。いつまでやってんだーって感じでしたけどねぇ。うーん。いろいろな意見があるものだ。

sailor's tale(starlessさん)の「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
犬も歩けばBohにあたる!(Bohさん)の「来年まで待てません!【パイレーツ・オブ・カリビアン2】」
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「パイレーツ・オブ・カリビアンDMC…これが娯楽映画ってもんよ(ネタバレあるねぇ)」
ジョニーからの伝言(hiroさん)の「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」
肉球シネマブログ(アニーさん)の「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト」
Allyのひとりごと(Allyさん)の「パイレーツ・オブ・カリビアン」
小部屋日記(アイマックさん)の「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
レンタル放題。(はちさん)の「○「パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト」」
【関連する記事】
長い長いエンドロールを最後までガマンして見る甲斐のある、ワンシーン(シャレ)でしたね。
次回作、早く見たいです!
はじめまして。
ホントですね。
私はてっきりコレは「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の時みたいに予告編があると思っていたのですが、ああいうオチをされるとは思っても観ませんでした。
いいワンシーン(^^;でしたね…でもひょっとしてあの後危ないのでは!と思ってしまいました。
次回作、来年なのですね。うーん、遠すぎる!!
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。(^^)/
ワオ〜、もうデッドマンズ、見に行かれたのですね。
良いな〜、私は、お盆過ぎになりそうです。
映画館、多かったですか?
夏休みだもんね・・・そうとう込んでそうで、辛いな
でも、やっぱり、見に行きたい
それに、最初のよりパワーアップしてたみたいで
2とかになると、ダウンが多いので心配してたのですが
これは、なかなか期待できそうですね(^_^)v
>やっぱり悪いのはベケット卿だけなのかも!
いやいやいや、この人もいわくありげですよ。
どっちにしろ、「3」は大変な騒ぎになりますね。
もう、この映画、観に行かれたんですね。
私も先週の土曜日に、映画館には行ったんですが、あまりの人の多さにあきらめて帰ってしまいました。
この映画はPart3まであるんですね。
初めて知りました。
友達がpart1のエンドロールの後に、猿が意味ありげな行動をとったからPart2もあるんじゃない。と言っていたのがホントになって驚いてます。そして、Part3があるなんて!
ちなみに、私のケータイの着信音はパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマです(^^)
観る前に1を観直してから鑑賞に望んでみました(すでに忘れかけていたというのもありますが)。
まだ上映1週間でしたが、田舎なので初回はかるーく満員状態でした。でも出てくると大勢の人が、切符買うにも並んでいる状態でした。(- -; やっぱり映画は朝一ですねぇ。
私も2作目こけている映画はたくさん観ていたので不安でしたが、1よりも気に入ったかもしれません。(^^)/
ホント、まさかあの人がってどうして、何故、何故。状態でしたが、確かに予告とも言える終わり方でしたね。
それにしても、やっぱり来年の5月は遠いですね。といってもまだ撮影も完全に終わっていないようですし、仕方がないですね。
ベケット卿とジャックとはいろいろと確執がありそうですね。「P」もそうですが、ベケットにもなにやらありそうで…。
むむ、やっぱり都会は人が多いのでしょうか。
私も昔は都会(?)に住んでいたので、いまだにその感覚があって映画に行くときには、朝一に出かけてしまうのです。(^^;
「パイレーツ…」は、6話あるというのも聞いたことがあるのですが、とりあえず3部構成になっているようです。
今回は2と3が平行して撮影されたようで、ある程度は撮影が終わっているそうです。また9月から残りを撮影するそうですが、上映は5月だとか。うー、遠い。
1のエンドロールは観ておかなければ2で「えっ」となりそう。2のは…笑うだけかもしれませんが、3で何かあるのかも…どうもこの作品に関しては「必ず」というものが存在しないような気がします。
ケータイの着信音…今なるとみんな振り返りそうですね。(^^;
怖いモノ見たさで、時々観るんですけどね…。
大好きなパイレーツも、TBさせてくださ〜い。
思い入れの強いシリーズに、なってしまいそうです。
もう一回、観たいかなぁ?
どきっ…夏いっぱいは怖いモノが続くかも知れません…と言いつつも、そんなに怖い映画ばっかりはないかも知れませんが。(^^; 時々は息抜きをしつつ…。
「パイレーツ…」は面白かったですねぇ。
私もお気に入りの一つになりそうです。3が待ちどうしいですね。
ホント…もう一度観に行っておきたい映画でした。
トラックバックありがとうございました。
こちらからも行きます!
この映画 面白かったんですけどね。
いろんな方のブログ読ませて貰ったら否定的なのが
多いですね。自分がジョニー・デップ好きなんでひいき目
が、あるのかとおもいましたが 白クジラさんは、自分と
感想が似てるんで安心しました(笑)TBさせてください。
いらっしゃいませ。
アニーさんところではお名前を拝見しておりました。
そうですね、否定的な人が多くなってきたようで、残念です。
私は別に俳優では何か評価が変わるということは、あまりありません。俳優に「うとい」(^^;というのもあるのですが、それよりは純粋に作品を楽しみたいというのが先にあります。
私もサスペンスやシリアスなSFなどはぶちぶち言うほうですが、こういうアドベンチャーはどちらかというと単純に笑いながら楽しみたいと思っております。(^^)/
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
こんばんは〜
コメント、TBありがとうございます!
パイレーツは6部まであるのですか・・・
ということは次回は完結ではない??
ディズニーらしいつくりでしたよね。
長いような気もしましたが、後半は目が離せなかったです!!^^
エンドクレジットの最後は大笑い。
家族で楽しめる作品でもありますね。ちょっとタコは気持ちが悪かったかな・・・
また遊びにきますね〜
いらっしゃいませ。
私も原作は知らないので判りませんが、この一連のお話はいったん終わって新シリーズになるのではないでしょうか。ってなんだか「スターウォーズ」みたいな感じなのかな。
私は笑い出すとどこまでも止まらない口なので、あまり長さは気になりませんでした。(^^;
あの巨大なのはともかくジョーンズのは白っぽくって、なんだか生々しく感じられて気持ち悪かったですねぇ。しかも当然のように何もしていないときでも動いているし。
トラックバック、ありがとうございました。
はい、ここにアホ〜が1人おります。
エンドロール途中で停止して返してきちゃいました〜!
○| ̄|_
「3」の時には、もう一度「1」「2」合わせて借りてきて、特にエンドロールに注意して見ることにします。
ってか、「1」はDVD買ったのにあげちゃったんですよね;
はぅ…か、返しちゃいましたか。(- -;
1のオチはもろ2に関係するものでしたが、2のオチはかなり微妙です。でもそこで大笑いは出来ると思います。
TVだと文字が読みにくいので早送りでもして、とにかく最後までは流しておきましょう。(^^;
3の時には私ももう一度1、2と観ておかねば。