2001年(RESIDENT EVIL [BIOHAZARD]) 製作国:ドイツ、イギリス、アメリカ 監督:ポール・W・S・アンダーソン 製作総指揮:ヴィクター・ハディダ 製作:ポール・W・S・アンダーソン 脚本:ポール・W・S・アンダーソン 撮影:デヴィッド・ジョンソン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
21世紀初頭、アンブレラ社は全米最大の企業に成長、90%の家庭に同社の製品が使われるようになりました。強大な政治力、資金力を誇り、表向きは世界有数のコンビューターテクノロジー、医薬、健康関連の会社でしたが、同社が社員にも極秘で行っていたのは軍事技術開発、遺伝子実験、細菌兵器の研究でした。
ある日のこと、500人以上の技術者、科学者、スタッフがいる地下施設ハイブで、研究中のT-ウィルスが奪われ、その一部が施設内に散布されてしまいました。ハイブの超人工知能レッドクイーンはこのバイオハザードに施設を密閉し、ハロンガスを噴出、施設内の人間は全て死に絶えてしまうのでした。
ラクーンシティのとある屋敷のバスルームで目覚めたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、一切の記憶を失っていました。いったいどうしてここにいるのか、いったい自分が何者なのか…当てもなく屋敷内をさまよう彼女を突然拉致しようとする謎の男性、次いで窓を破って姿を現した特殊部隊に2人ともとらわれてしまいます。隊長らしき男性の言葉は、
「報告しろ」
どうやら自分はこの特殊部隊の一員であることを知ったアリス。そして謎の男性はマットという警察官らしい。
この屋敷はアンブレラ社の施設ハイブへと続く唯一の緊急用の入り口で、アリスともう一人の隊員がここを守っていたのです。
特殊部隊は連絡が途絶えたハイブの調査のためにここから地下に入り、貨物列車でハイブへと向かうのでした。途中列車の中でもう1人の隊員スペンスを発見、彼もまたクイーンの防御システムのために神経ガスにやられ記憶を失っていました。
ハイブへ到着した部隊はまずクイーンのシステムをシャットダウンさせようとしますが、それは同時に密閉していた施設の解放も意味しました。T-ウィルスに侵された人々は、死んでなおある欲望に従って動き出す死人となって目覚めはじめたのです。
2001年「バイオハザード」
2004年「バイオハザード2 アポカリプス」
ご存知、今もシリーズが発売されている人気ゲーム「バイオハザード」の映画化です。
ゲームファンやホラーファンにはとてつもなく嬉しい作品ですね。
基本的には閉鎖空間でのゾンビものですが、特殊部隊、アリス、スペンスの記憶、そして警官だと言っていたマットの謎など、アクションだけでなくサスペンスものを混ぜ合わせたものとして面白く仕上がっています。
相手もゾンビだけでなく、ゾンビ犬や実験体の1つであるリッカーと呼ばれるソンビよりはるかに強い敵などもいます。ただこの表面に見える敵だけでなく、真の敵は国家をも従わすことができる、アンブレラ社であることも忘れてはならないでしょう。
ゾンビもののお約束、頭部破壊や噛まれたりしてウイルスが感染するのも、いいシーンで使われていました。特にレインの使い方がよかったですね。
またアンブレラ社が人間をあくまで使い捨ての実験体として見ているところもいい感じです。
ここで眼を見張るのは、アリスの攻撃能力です。
「マトリクス」効果も使いゾンビ犬と戦うときなどは尋常ではありません。一応特殊部隊の一員ということのようですが、ほかの隊員がこういうことを一切しないために、かなり違和感がありました。いや、格好いいのですけど…なんだか違うんですよね。(^^;
続編の「バイオハザード2 アポカリプス」も同時に観たのですが、やはり前作に勝るものなし…なのでしょうか。話的には続いているので連続して観ることをオススメします。
【一言いいたいコーナー】
・このゾンビも頭部を破壊するのが1番の手段でした。って最初から頭が半壊しているのもいましたけど!
・特殊部隊が屋敷に来るときになぜか窓を破って登場。そんな必要があったのかちょっと疑問。
・「CUBE」を彷彿とさせる防御装置。隊長さん、あきらめずに後少し下がっていたら助かっていたのに。なむなむ。
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「バイオハザード」
シアフレ.blogさんの「バイオハザード」
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