![]() 製作国:アメリカ 監督:ギレルモ・デル・トロ 製作:ボブ・ワインスタイン 原作:ドナルド・A・ウォルハイム 原案:マシュー・ロビンス 脚本:マシュー・ロビンス amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ニューヨークで謎の伝性病が蔓延、ストリックラー病と名づけられたこの病気に1000人もの子供たちが…感染源はゴキブリでした。
昆虫学者のスーザンは全国の遺伝子工学の力をかり、アリとカマキリの遺伝子を操作して、新しい昆虫を天敵として作り上げました。その名は「ユダの血統」…この昆虫は地下に住むゴキブリたちを一掃し、それ以後子供たちが死ぬことはなくなりました。
3年後、荒れ果てた教会に住む牧師が、屋根から落ちて死ぬ事件が起こりました。しかしその死体はどこかに消えてしまいます。
時を同じくしてスーザンは、子供たちから買い取った昆虫の中にかなり大型の昆虫がいることを知り、それを調べている内にそれが「ユダの血統」と同じ遺伝子を持っていることに気付きました。
「ユダの血統」は自殺遺伝子によって、120〜180日で繁殖機能もなく絶滅するはずでした。しかも今調べている昆虫はまだ幼虫…ということは…そう、彼らは幾度にもわたる突然変異の結果、独自の進化をして生き延びていたのです。しかも自分たちを捕獲する人間の姿に擬態(ミミック)することで人知れず…。
やがて昆虫を捜し卵を発見した子供たちを殺し、「ユダの血統」は牙を剥き始めます。
スーザンの夫である科学者とその助手、ニューヨーク市警の1人が地下へ探索に向かいます。そしてそこで見たものは巨大な昆虫となった「ユダの血統」。
一方地下鉄で夫と待ち合わせをしていたスーザンも、人間かと思って声をかけた「ユダの血統」に捕獲され、巣に連れて行かれるのでした。

1997年「ミミック」
2001年「ミミック2」
2003年「ミミック3 SENTINEL」


人間の姿が昆虫になるところは人間の姿が壊れていくようでインパクト大、できればもう少しゆっくり見せて欲しい。
後半はずっと地下で昆虫との戦いを描いていますが、はっきりいって強すぎるので逃げるのが精一杯、しかしそこは昆虫学者、ある手段を考え付きますが、この方法のおかげでなかなか緊迫感があるように仕上がったようです。
意味深な子供チューイの存在には、もう少し何か欲しかったです。
昆虫が苦手な人にはぐちょっとしたシーンが多いので、あまりお勧めできませんが、なかなか楽しめる一品です。
ただしパニック系としては、ラストがちょっとあっさりしているかもしれません。
【一言いいたいコーナー】
・とても全部は片付かないでしょうねぇ、と思っていたのですがしっかり2作目、3作目と続きました。
・ミミックというのは擬態のことです。某RPGの人食い宝箱が有名ですが、TRPGでは擬態するものをミミックと呼びます。つまり剣であろうが盾、机、扉であろうがミミックです。
・ジャケ写は実際には映画のオープニングで使われているのですが、昆虫とあいまって怖いですが、この映画にはいい雰囲気です。

年がら年中爆走するブログ!!(shit_headさん)の「そうそう。ミミック(擬態)しちゃうの。「ミミック」」
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擬態してましたねぇ。そこが面白かったです。デカ虫たちが捕食する対象にミミックするとゆー部分が。
それにしても、ダークだった。ずっとダーク。ギレルモさんの本領でしょうか。ダークさこそが。
地下での戦いはたまらなかったですね。ただでさえダークなのに、地下に潜ってもっとダーク!(笑)暗所でモンスターと対峙とゆーだけで恐怖です。
SF的発想で魅せるサスペンスのような前半から、一気にモンスターアクションへとなだれ込んで、その展開が見事でしたね。
TBします。
はっ、なんと「ミミック」は初コメントです!
結構好きで、よく出来ていると思うのですが、ほかの人に意見を聞けなかったので、とてもうれしいです。
しかもshit_headさん、ハマっているようですし。
モンスターアクションの後半部分は、いろいろなシチュエーションを楽しませてくれて面白かったですねぇ。
ええ、もうダーク、ダーク、ダークでした。
トラックバックありがとうございました。(^^)/