1997年(THE RELIC) 製作国:アメリカ 監督:ピーター・ハイアムズ 製作総指揮:マーク・ゴードン 製作:ゲイル・アン・ハード 原作:ダグラス・プレストン 脚本:エイミー・ジョーンズ amazon.co.jpで詳細を見る。 |
南米の古代種族ゼンゼラ族に伝わるレリック神話を調べていた人類学者のホイットニー(ルイス・ヴァン・ベルゲン)は、その真の恐ろしさを解明(したのか?)、シカゴへ送ろうしていた荷物を取り戻そうとします。
しかしサントス・モラレス号の船長はすでに積み込んでいるし、もう出港だと取り合いません。やむなく船に忍び込んだホイットニーでしたが荷物は無く…実は手違いで荷物はまだ港にあり、それは航空便でシカゴ博物館に届けられるのでした。
数日後ミシガン近くで漂流しているサントス・モラレス号が発見されました。乗務員はまるで引きちぎられるように殺され、共通して頭部から脳みそが抉り出されていました。
一方ホイットニーからの荷物はシカゴ博物館に到着…中に入っていたのはレリックと呼ばれる悪魔像の遺物と、コケのついた葉っぱでした。
生物進化学者のマーゴ(ペネロープ・アン・ミラー)はその葉っぱについていたコケに興味を持ち調べ始めます。
その一方博物館で警備員が残されるという事件が…調査を開始したダガスタ警部補(トム・サイズモア)はその死体とサントス・モラレス号の死体に一致点…脳下垂体がキレイに無くなっていることに気付きます。
しかしいったい誰がどうしてそんなものを?
博物館の地下で斧を持った浮浪者が捕まり、事件は終わったかに思えましたが、ダガスタだけはしっくりこず、と言って何かしらの確証もないために、博物館が企画していた催しを止めることはできませんでした。
催しが開催される中、数人の部下と一緒に地下を再度調べるダガスタ…そしてコケを調べるマーゴも、葉を食べることによって遺伝子が交じり合い、強制的に進化を促すことになることを突き止めます。
しかし会場へと急ぐマーゴは、同僚グレッグの仕業で研究塔に閉じ込められ…グレッグは助成金をもらうため、催しで自分をアピールする上でマーゴの存在が邪魔だったのです。
やがてダグスタたちは地下がミシガンに繋がっていることを突き止めましたが、暗闇の中で獰猛なレリックに襲われることに!
そしてパニックで防火扉が閉じてしまい、多くの人間たちがレリックのいる博物館内に閉じ込められてしまうのでした。
怪物パニック映画です。
レリックというのは遺物、遺品などの意味ですが、ここではもう一つゼンゼラ族に伝わる悪魔をも示しています。
これまたDNAなどの操作によって怪物が誕生するタイプですが、ゼンゼラ族がこれを使って他の部族などを倒していたというのは面白いですね。しかも食べさせるものによってはいろいろなタイプが作れそうです。
レリックは1匹なのですが、妙にいろいろなところに出現しているところに違和感(ただあのDNAではありえる)がありますが、パニック映画としての、悪い奴はちゃんとやられる、というお約束があったところは評価、ホントにグレッグ、性格悪い!!
切れずに逃げるマーゴが、怪物を倒さなければならないというのも珍しいかも。
なんだかこの手の最近のものは女性がキレますから。ただ最後の最後で悪態ついてましたけど。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・斧を持った浮浪者、結局あなたはいったい…。
・ファイヤーリレック、格好よすぎ!!
上記コメント・・・奥深い・・・