![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョン・バダム 製作総指揮:レナード・ゴールドバーグ 製作:ハロルド・シュナイダー 脚本:ローレンス・ラスカー 撮影:ウィリアム・A・フレイカー 音楽:アーサー・B・ルービンスタイン 特撮:マイケル・フィンク amazon.co.jpで詳細を見る。 |

北米大陸防空総司令部…ミサイル発射コントロールセンターのマッキントリック博士(ダブニー・コールマン)とワシントンDCの高官、ベリンジャー将軍(バリー・コービン)と今回の演習について話し合っていました。
極秘で行われた実戦そのものの演習で、実際にミサイル発射キーを回さなかった者が22%もいたのです。
そのため博士はこれらの工程から人間を廃止し、コンピューターWOPR(War Operation Plan Response)に全てを任せるよう提案、将軍の反対を押し切り、高官はその提案を大統領に進言するのでした。
シアトル…コンピューターが趣味の学生デビッド(マシュー・ブロデリック)は、ガールフレンドのジェニファー(アリー・シーディ)と家のコンピューターから学校のコンピューターにハックし、成績を改竄したり、パンナムに入り航空券を買ったりして遊んでいました。
そんなある日、クリスマスゲームを発売するプロトビジョン社に侵入しようとしていたデビッドは、正体不明のサイト発見しました。ゲームリストは「フォルケンの迷路」「ポーカー」「チェス」…そして「全面核戦争」。
大学の友人ジムの元に訪れた彼は、それが軍事用であることを知り、入りたければ裏口を探せ、と言われます。
開発者と思われるフォルケン(ジョン・ウッド)は1973年6月に死亡しており、会って話をすることは不可能。
それからのデビッドは寝る暇も忘れて、パスワードを探し始める日々。そしてついに…侵入することに成功、デビッドとジェニファーはゲームをすることにするのでしたが…。
ときを同じくして北米大陸防空総司令部は、突如ソ連からのICBMの発射をキャッチ!
狙われたのはラスベガス、シアトル…それはデビッドとジェニファーが「全面核戦争」ゲームで攻撃目標とした都市だったのです。


コンピューターの世界は進歩が激しいこともあって、この作品では記憶媒体に8インチフロッピーがあったり、通信にも音響カプラなどが使われていて、当時はともかく…でも今でも「おおっ凄いぜ」と別の意味で楽しめる、コンピューター好きにはたまらない1品ですね。
ストーリー的にも遊びでゲームをしている2人と、それをシリアスに捉えている博士たちの対比が非常に面白いものになっています。それにしてもこういう映画を観ると、ハッキングをしたがる人が多くなったことでしょう(当然したらどうなるのかという描写もあります)。
独立独歩でコンピューターが人間の干渉を受けなくなる作品はほかにも「地球爆破作戦」などもあり、このコロッサスはかなり怖かったのですが、こちらのジョシュアは人間に対して何かしてくるわけではないのですが…といってもICBMが飛び交う話なので十分緊迫感はありました。
さらに司令部のデフコンと呼ばれる、今の対策状態を示すレベルナンバーも、うまく危機感をあおっていました。

【一言いいたいコーナー】
・料理が下手でも成績を改竄せず、腕前を上げましょう。(^^;
・博士の家でスクリーンに映されていたいたのは「恐竜100万年」のトリケラトプスとケラトサウルスの戦い、そして「恐竜の島」のラストシーン(こっちは間違っているかも)かな。
・デビッドがゲームセンターで遊んでいるゲームは「ギャラガ」でした。

肉球シネマブログ(アニーさん)の「【 ウォーゲーム 】」
たまさんのHR/HM シネマカフェ(たまさん)の「映画『ウォー・ゲーム』」
ラジオ・ヒッチコック(ロッカリアさん)の「『ウォー・ゲーム』 コンピューターに現実が分かるのか?」
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スゲー!!!
もしかして、同じ日に、同じ映画見てる!!
これは何と、偶然と言うか気が合うと言うか(^_^)v
私のレビューは浅いですが、白くじらさんのは深い
その違いだけで、オススメは一緒みたいだし
今見ても、結構行けてますよね、この映画
早速トラバさせていただきます。
私も覗きにいってびっくりでした。
ちょっと殺伐としていたので別の角度からの怖いのをということで、コンピューターもの3連発の1発目でした。
しかもトラックバックやコメントまで同じようなタイミングのような。(^^;
アニーさんのレビューも楽しく読ませていただきました。
ホント、今観ても十分面白い作品ですね。もう何度も観ているのですが。(^^;
オチもよかったです。
トラックバックありがとうございました。(_ _)
おぉ懐かしい映画を!
私はこの映画大好きです!
何回も見てこれからも見たい映画です。
コンピュータ好き、機械好き(でも機械音痴)の私としては、空き缶のプルトップで公衆電話をかけたり、閉じ込められた部屋から脱出するのにテレコ(でしたよね??)を使って部屋の暗証番号を入力したりの画面に「おおおお!私もやりたい!」(← 犯罪ジャン!)と思ったものでした・・・
まー実際にはあのような事はもうできないですが、最後にはあのコンピュータの頭をなでててやりたくなりましたねー。
でもあのコンピュータ・・・
あんな教育されたらもう軍事コンピュータとしては・・・
独り言:
あのコンピュータ(システム)の名前、後年の他の映画の中の1シーンでスクラップじゃないけど、もう使われていないコンピュータの名前に使われてませんでした??
一瞬の間でしたが、なんか「おっ!」っていう記憶があるのですが・・・
例によって、ちょちょぎれた記憶なので大間違いかもしれませんが・・・
おお、好きでしたか。
あのプルタブで電話をかけるのって驚くと共に、ホントに出来るのだろうかと思ってしまいました。
確かにやってみたい技の一つです。(^^;
さらに驚くのはデビッドがこれらの方法を躊躇なく考え出し、実行しているところです。
ジョシュアの名前が付いたコンピュータはほかには知らないです。
何の作品でしょうねぇ、私も気になってきました。
こういうニヤリとするシーンがほかの作品で出会うと嬉しくなっちゃいますね。
ジョシュアのシミュレーションで、大陸間弾道弾が綺麗な放物線を描くシーンは今見ても鳥肌が立ちますね。
小学生の頃、予告を見て愕然となった僕は見たくてしょうがなくなりましたが、実際にちゃんと見たのは大学生になってからでした;
NORADのDEFCONを僕も引き下げてみたくなりました(←犯罪)
結構知っている人が多くって、なんだか嬉しいです。
あの放物線、少しずつ近づくところがたとえようもなくは怖かったですね。
あとでレビューを上げた「地球爆破作戦」でも同じようなシーンがあるんですよ。
デフコン下げることが出来たら、もう人知れず○○されているかもしれませんね。(- -;;