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2006年08月15日

ヘルレイザー2

超視覚効果と血しぶきで描く、究極のサイバーパンク・ショック!

ヘル・レイザー21988年(HELLBOUND:HELLRAISER II)
製作国:アメリカ
監督:トニー・ランデル
製作総指揮:クリストファー・ウェブスター、クライブ・バーカー
製作:クリストファー・フィッグ
原作:クライヴ・バーカー
脚本:ピーター・アトキンス
撮影:ロバン・ビジョン
音楽:クリストファー・ヤング

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ストーリー
あの事件後、生き残ったカースティ(アシュレー・ローレンス)は、気がつくとチャナード病院に入院していました。
殺人課ロンソン警部はカースティのいう魔道士たちの話など信じたりはせず、恐怖で錯乱状態にあると言います。警部と現場からの通信を聞いたカースティは、ジュリアが死んだマットレスのことを聞き、不安になり焼くようにいいますが、もちろんその言葉も無視…。

若き医師であるカイル(ウィリアム・ホープ)だけは彼女のことを心配しますが、さすがにその内容までは信じてはいませんでした。ところがチャナード博士(ケン・クランハム)が、マットレスを自分の自宅に運ぶように手配している電話を耳にし、自宅へ忍びこみます。
そこで見たものはあのパズル・ボックス(3個も!)と、それを研究しているらしい資料…さらにマットレスを置いてある部屋で、精神病患者を生贄にして血まみれのジュリア(クレア・ヒギンズ)が復活するのを目撃してしまいます。

病院に戻ってきたカイルは見てきたことをカースティに話し、一緒に逃げようと言いますが、カースティはハズルボックスを奪わなければならないと、再びチャナード邸に戻ることに…しかしそこではジュリア復活のために、大勢の患者が博士の手で連れ込まれ、生贄となっていたのです。博
士はシュリアとの肉欲に溺れ、さらに研究していた次元の超越した場所への秘密を教えてもらう代わりに、血と皮を彼女に提供したのです。忍び込んだカイルはジュリアに殺され、カースティもまた倒れてしまいます。

博士たちは患者の一人ティファニー(イモゲン・ボーアマン)を利用してパズルを解かします。
彼女は1日中パズルに没頭している自閉症の少女…そしてついにあの扉が開くときが…4人の魔道士たちが現れた隙に博士たちは扉の中に。ピンヘッドは欲望を持っているものは彼女(ティフニー)ではないと消えます。
博士とジュリアの前には巨大な迷宮が広がっていました。広大などこまでもつづく悪夢を見て初めて後悔の念にかられる博士でしたが、ジュリアは彼を自分の支配者であるリバイアサンの生贄にしてしまいます。
博士は欲望を増幅され叫びを上げながら箱の中に消えて行きました。

一方、パズルボックスを捜すカースティとティファニーは、幻想的な思い出と戦いながらパズル・ボックスを捜します。
そんな彼女たちに襲いかかってきたのは、見る影も無く変貌してしまったチャナード博士、彼は巨大な触手に操られる魔道士と成り果てていたのです。彼の人体を治療する欲望は収まりが付かず、入院患者たちを「手術」し、2人に迫ります。
逃げる彼女たちの前にはさらに4人の魔道士たちの姿が…。

関連リンク
1987年「ヘルレイザー
1988年「ヘルレイザー2
1992年「ヘルレイザー3
1996年「ヘルレイザー4
2000年「ヘルレイザー5 ゲート・オブ・インフェルノ
2002年「ヘルレイザー6 リターン・オブ・ナイトメア
2005年「ヘルレイザー7 ワールド・オブ・ペイン
2005年「ヘルレイザー8 ヘル・ワールド

映画レビュー
オススメトニー・ランデル監督作品。前作の監督であったクライブ・バーカーは製作総指揮となり、彼の推薦でトニーが監督となりました。
1作目のヒット後のインタビューでやはりあの魔道士は何?小箱の意味は?といろいろと聞かれてしまい、続編を作らないわけにはいかなくなったとか。(^^;

一作目からそのまま続いており、前作ではちらっとだけ入った迷宮の奥、そこにはいったい何があるのか、魔道士たちが実はもとは人間であった、ビンヘッドがハズルボックスを解いたときのシーン、マットレスから復活するジュリア(前作のフランクを彷彿とさせる)など見るべきシーンは多かったです。
特に第5の魔道士として作られたチャナード博士のシーンはかなりおぞましい。しかし両手の指から出る目、メスなどはいいとしても指を出したのはやりすぎのような気がします、せっかくのシリアスが何トーンかダウンしてしまったような気がします。

ジュリアと博士に関してはどうしてあのような関係になるとかちょっと理解に苦しみます。元の姿を知っていたわけでもありませんし、ジュリアとフランクの関係とはだいぶ違うようです。
それだけジュリアが魔性の女だったということでしょうか。そういうのはありましたが1作並に描写自体は凄かったです。相変わらず4人の魔道士たちの最期はあっけないですが…ピンヘッドの素顔は印象的でした。

Number159【一言いいたいコーナー】
・クライブ・バーカーによると成功の秘訣は「タマゴを割らずにオムレツを作ることはできない。同様に頭を割らずにホラー映画を作ることは不可能なのさ」…だそうです。どっひゃー。
・一作目ではフランク、カースティが、そして今作ではティファニーがパズルを解いています。何年もかかって研究しても解けないチャナード博士…ひょっとしておばかさん?
・ティファニーは「単にパズルを解いただけ」とピンヘッドが連れて行くのを辞めましたが、カースティもそうだったような気がしますけど。
・パズルボックスはどんどん複雑な変形ができるようになっているような。

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忘却エンドロール(宵乃さん)の「一言映画感想(2/1〜2/6)
 
ラベル:映画 DVD ホラー
posted by 白くじら at 21:09| Comment(2) | TrackBack(1) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ピンヘッドさん、子供には優しい…。カースティの場合は少なからず「父親を助けたい」という思いがあったので、それが欲望として感知されてしまったのかな?
ジュリアと博士の関係は弱かったですよね。博士は人体模型に欲情しちゃうタイプのヘンタイさんなのかなと思いました(笑)
Posted by 宵乃 at 2018年02月12日 14:05
こんばんは、宵乃さん。

なるほど、そういう思いも欲望になるのかもしれませんね。(@o@)
なんだかんだと言っても、ピンヘッドさんは正義(じゃないけど)の味方だったのかも。(^^;

博士は…おばかさんですから。まったく。
Posted by 白くじら at 2018年02月12日 21:31
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ヘルレイザー2
Excerpt: ビクターエンターテインメント/CIC・ビクタービデオ ヘル・レイザー2 (1988) 出演 クレア・ヒギンズ (ジュリア)     アシュレイ・ローレンス (カースティ) ..
Weblog: ベルの映画レビューの部屋
Tracked: 2009-02-04 12:05
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