2000年(HELLRAISER INFERNO) 製作国:アメリカ 監督:スコット・デリクソン 製作総指揮:ボブ・ウェインスタイン、ハーヴェイ・ウェインスタイン 製作:W・K・ボーダー、ジョエル・スワッソン 脚本:ポール・ハリス・ボードマン、スコット・デリクソン 撮影:ネーサン・ホープ 音楽:ダニエル・リクト amazon.co.jpで詳細を見る。 |
チェスに競じていたソーン刑事(グレイグ・シェーファー)は事件の呼び出しを受け、相棒のトニー(ニコラス・タートゥロ)とともに現場に入りました。現場は目を背けたくなるような悲惨なありさまでした。
被害者はジェイ・チョーといい、ソーンの高校時代のクラスメートでした。
現場に残されていたパズルボックスと○○の○、猟奇殺人であることは明白でした。ソーンは箱から指紋をとった後自宅へ…しかし最近不仲の妻ボニーからは逃げるように外に出、娼婦を買ってその家で一晩を過ごすことに。
その夜、箱を調べていたソーンは箱がひとりでに動き出すのを目撃した後、助けを呼ぶ声を耳にします。
扉を開けるとどこかで見たことのある子供部屋、さらに奇怪なサノバイトたちに追われます。
朝気付いたときには何事もなく、扉を開けて部屋に戻ると娼婦もベッドで寝ていました。
彼はそのまま警察へと出勤しましたが、どこで直通番号を調べたのか娼婦から電話がかかってきます。慌てている様子でしかもそれが悲鳴に代わるのにそれほどの時間は必要ありませんでした。
すぐさま娼婦の家に行ったソーンは、バスルームで無残に殺害されている彼女を目撃します。そしてその現場にも…。
こんなことが知られてはこれからの人生は終わると、トニーに手伝いを頼み指紋を消し、さらにトニーのペンとタバコケースを残しその場を離れます。
それ以後、ソーンの回りでは妙な影(サノバイト?)たちが目に付き、それでいて周囲の誰もが気がつかない状態が続き、事件を追うソーンの前に浮上するエンジニアという恐怖の存在、それに合わせて知っている人が次々と命を落としていきます。
相棒であり友人でもあるトニーをハメ、信頼を失い、見えないものが見えるといい上司たちからも煙たがれ、彼の歯車はどんどん狂っていくのでした。「いったいどうして!オレには何がなんだか分からない!」
1987年「ヘルレイザー」
1988年「ヘルレイザー2」
1992年「ヘルレイザー3」
1996年「ヘルレイザー4」
2000年「ヘルレイザー5 ゲート・オブ・インフェルノ」
2002年「ヘルレイザー6 リターン・オブ・ナイトメア」
2005年「ヘルレイザー7 ワールド・オブ・ペイン」
2005年「ヘルレイザー8 ヘル・ワールド」
主人公が言っているように、そろそろわけが判らなくなってきました。(- -;
今までのシリーズと完全に違っていて、サスペンス仕立てになっており、ピンヘッド、サノバイトたちは夢や幻覚の存在になっています。
ピンヘッドが言うにはソーンの肉欲と魂との戦いだといいますが、ピンヘッドにとっては箱も開けていなかったころの事件からそうだというのはやっぱりどこかおかしい。っていうか…これって4以前の話なんでしょうか、それとも番外編みたいなものなのかな。
【一言いいたいコーナー】
・今後もずーと続くので夢ではないのですが…それでも3重の夢オチにするとは…とんでもない作品でした。実はこの後も夢オチって感じの作品がいくつもあるのですが、考えてみるとこれはそれらの作品が登場する予兆だったのかもしれませんねぇ。
・ちょっと「エルム街の悪夢」の出来損ないって感じもありました。
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