![]() 製作国:イタリア 監督:ダリオ・アルジェント 製作:クラウディオ・アルジェント 脚本:ダリオ・アルジェント 撮影:ルイジ・クヴェイレル amazon.co.jpで詳細を見る。 |

超能力に関する講演の最中、ヘルガは殺気を放っている客に気付きます。
まるで刃物で切られるような殺気に、ヘルガは倒れ講演は中止となりました。その夜自宅のマンションで同じ殺気を感じ、その瞬間扉を開けて、その凶暴な殺気が襲いかかってきました。
ちょうどそのマンションの下で友人のカルロと喋っていたピアニストのマーク(デヴィッド・ヘミングス)は、何者かがヘルガを殺害するところを目撃します。
すぐさまマンションに走ったマークですが、ときすでに遅くヘルガは息絶えていました。窓から地上を見ると、足早に立ち去るコートの男がいました。犯人はあの男?しかし途中で出会わなかった?。
警察の取調べに状況を話しているうちに、マークは通路の壁にかかっていたはずの絵が無くなっているような気がしました。しかし警察は状況確保のために動かしてはいないという…いったいなにが?気のせいだったのでしょうか。
事件の第1目撃者として気になるマークは、現場で知り合った記者のジャンナ(ダリア・ニコロディ)と調査を開始しますが、犯人はまるで彼らをあざ笑うかのように、証人になりそうな人物を先回りして殺害していくのでした。
やがて浮かび上がってくる犯人、それは…。


超能力的なものは序盤のヘルガだけで、実際には残酷な殺人鬼を追うサスペンス仕立てとなっていました。殺人鬼だけというのは私的にはちょっとあまり好きではないジャンルですが、このサスペンスはなかなかよく出来ていると思います。
殺害方法も多種多様ですが、怖いのが一度倒しておいてから、さらに殺るところですね。手法としてからり怖いです。
あの通路のトリック、ちゃんと最初注意して観ると判るんですよね。でも初観ではなかなか気が付くものではありません。こういうところも好きなところです。

【一言いいたいコーナー】
・「サスペリア」と同じ監督ダリオ・アルジェントのものです。別に魔女の話とかでもないのですがなぜかPART2とついています。しかも製作年は「サスペリア」の前。(^^;まぁ日本公開が「サスペリア」の翌年で、サスペリアがヒットし同じ監督だったからかもしれませんね。タイトルも「PROFONDO ROSSO」です。

こわいものみたさ(とらさん)の「サスペリア2」
実はダリオ・アルジェントとジョージAロメロ好きです。特に夏になると「サスペリア」も「ゾンビ」も「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」も、ついでに鬼才ルチオ・フルチの「サンゲリア」まで観てしまいます(!)
「part2」の下から眺める殺人シーンは衝撃的でしたね。浴室のシーンのマニアックなまでの長廻しも、秀逸でした。興行的なことを考えたら、ばっさり切られるとこですよね。本当にこだわり屋さんです。
連日だろうと、毎日だろうと、毎時間、毎分でも全然OKでございます。(^^;
やや、意外(?)と同じような趣味をしていらっしゃいますね。
私もダリオ・アルジェントとジョージ・A・ロメロも大好きです。
む、そういえば、サンゲリアはレビューするためにも観ておかなければ、はるか昔だったのでもはや記憶がどこかへ消えてしまっています。
この作品の殺人シーンはこれでもかっというくらいで、観ていて怖くなります。凶器もその辺りにあるようなものばかりで…あの口を角にぶつけられるのも、ああ、痛い、痛い。
すばらしいトリックにすばらしい映像、そして小道具の使い方も上手く、面白い作品ですよね。
アルジェント改心の映画でしょう。
全然異なるジャンルの、『サスペリア』『サスペリア2』ですが、両方とも名作ってのも、狙ったのか狙ってないのか。
ま、いい加減な邦題ですよね(汗)
ひさびさに、見たら、アルジェントの映画を振り返りたくなっちゃいました。
私も怖いながらも久しぶりに観たくなってきました。(^^;
殺人鬼系の作品ですが、これはサスペンス要素も高く、トラウマになりそうになるシーンも多いですが…好きな作品の一つですね。
でもこのいい加減に邦題のおかげで、観た人も増えたかもしれませんね。
その後は「なぜだ!」と邦題に怒りそうですけど、2に惚れ込んだ人も多いはず。(^^)
トラックバックありがとうございました。