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テキサスの小さな町サンタローザ…そこには銃を持たずに治安を守る保安官ショーン・キルパトリック(リチャード・ハリス)がいました。
ある日のこと、フランク・ブランド(ロッド・テイラー)を頭とする4人組アウトロー達が街に現れ銀行を襲撃しました。キルパトリックと住民達は力を合わせてアウトロー達を取り押さえましたが、ブランドだけが学校に立てこもってしまいます。偶然にもキルパトリックの息子ケヴィン(ショーン・マーシャル)が人質にされ、動揺した彼はブランド、そして捕まえた3人も解放することにします。しかし馬に乗って町から逃げ出そうとしたとき狂乱状態の妻キャサリン(ケリー・ジーン・ピータース)が追いすがり、ブランドは妻を射殺!息子も地面に投げ出されたところを3人の馬が…。
妻子を無残に殺されてしまったキルパトリックは、ブランド一味を追いかけますが彼らは管轄を超え、メキシコ領内に逃げ込んでしまいます。しかし怒りに我を忘れているキルパトリックは単身メキシコへと馬を進めてしまうのでした。


そのくせしようもない罠に引っかかりピンチになってしまうと、周囲の人間に助けられるとか…うーん、どうなってんだろうこの人。
この作品では、基本的に法を守らなければならないということに重きを置いており、縛り首にするためには証言、つまり目撃者が必要とのこと。グティエレスもブランドを追いかけていますが証拠がなく…逆に捕まえてどうするつもりだったんだろう。とも思ってしまいます。
しかしキルパトリックの町ではブランドは住人を射殺していますし、証言者は多いはずなんですよね。国境を越えると駄目なんでしょうか?
グティエレスの法、法というのにキルパトリックがイラつくのも判ります。
ラストはあまりにも非情であり、皮肉でもありますが、キルパトリックも自分が行ったことへのケジメだったのでしょう。
にしても…グティエレス、まず捕まえて裁判だろう!!!

・4人の特徴に関しては、ちょっと頭の悪い奴、黒人イカサマギャンブラーと特徴を持たせていましたが、中でも異彩を放っていたのが粗暴でレール(重い!)を手に持つ男でしょう。戦いも一番長かったように思えます。ウエスタンに特有の早撃ちガンマンなどは出てこないのですが、こういうキャラってなんだか好きですねぇ、目が放せないです。(^^;
・悪人はあくまでも悪人であることを貫いたのもいいです。アレだけのことをしていて改心するのもね。
【ここは問題かな?】
・銃を持たずに治安を守る保安官とありましたが、実際には射殺せずに法を守る…というのが正しいようですね。町を守っているときでも、住民には銃を撃たせていますし…もっとも当時、銃無しでアウトローを捕まえるのに銃なしというのはやはり無理があるでしょう。
・キルパトリックが強いのか弱いのかどうにもわかりにくかったりします。
・ウエスタンはなにげに残酷なシーンが多いですし、復讐モノも多いですが、やっぱり妻子が殺されてしまうのはあまり観たくないですね。序盤でさらっと流してくれるといいんですけど、やっぱりそれでは復讐心が判らないということで無残になるんでしょうが。
【一言いいたいコーナー】

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