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2006年08月23日

バイオニック・ジェミー・スペシャル 蘇った地上最強の美女

僕と同じだ…歴史は繰り返されるのだ…しかしそれでも…。

1987年(THE RETURN OF THE SIX-MILLION-DOLLAR MAN AND THE BIONIC WOMAN)
製作国:アメリカ/ドイツ
監督:レイ・オースティン
製作総指揮:マイケル・スローン
製作:バーナデット・ジョイス
原案:ブルース・ランズベリー
脚本:マイケル・スローン
撮影:ウィリアム・K・ジャーゲンセン
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ


ストーリー
アメリカ空軍のスティーブ・オースティン大佐(リー・メジャース)はNASAのM3F5機の実験中の事故で両足、右腕、左耳を失ってしまいます。しかし科学情報局O.S.I.のルディ・ウエルズ(マーティン・ブルッマス)博士の手により、サイボーグ化されて蘇ります。
その費用600万ドル。
また彼の恋人のジェミー・ソマーズ(リンゼイ・ワグナー)はスカイダイビング中の事故で両足、左腕、右耳を負傷、スティーブの頼みで彼女もまたバオニック・ジェミーとして生まれ変わりました。

そんな彼らが現役から退いて10年が経ちました。
武装組織フォートレスがデビリーの弾薬庫を襲撃し、武器を強奪する事件が発生しました。
O.S.I.のゴールドマン局長(リチャード・アンダーソン)は、10年前に組織のボスであるステニングを捉えたスティーブなら、と現役復帰するように説得しますが…すっかり釣り用のチャーター船の親父と化しているステーィブに断られてしまいます。
ゴールドマンはそんなスティーブを奮起させようと、彼が息子のマイケル(トム・シャンリー)と会う予定にしていたレストランに、ジェミーを騙して送り込みますが、裏目に出て二人は喧嘩をしてしまいます。
実はスカイダイビングの事故以降、記憶喪失で恋人スティーブのことを忘れてたジェミーは、ある事件がきっかけで記憶が戻っていたのです。そんな彼女が突然であったスティーブに、どう対処していいのか戸惑ったのも無理のないことでした。

そんなある日、マイケルがF16の強化訓練中事故を起こしてしまいます。
その結果、なんということか両足、右腕、右目が再起不能に…スティーブはステニング逮捕を条件にマイケルを治して欲しい、とゴールドマン局長に迫りますが、すでに局長はそれを予期していたのか、すでにウエルズ博士を派遣していたのです。
こうしてマイケルもまた600万ドルの男として蘇ったのです。

一方、スティーブとジェミーを狙い、バイオニックの秘密を狙おうとしては2人に阻止されていたフォートレスは、そのことを知るとウエスト博士とマイケル誘拐に狙いを変えるのでした。

映画レビュー
「サイボーグ危機一髪!!」(第2シーズンから600万ドルの男、バイオニックという言葉もこのころから。ただし原題名は昔から「THE SIX MILLION DOLLAR MAN」)でゲスト出演していたバイオニック・ジェミーですが、その後人気が出たために「地上最強の美女!バイオニック・ジェミー」として独立しました。

両者は恋人同士という設定で、当初ジェミーは手術後拒否反応で死んでしまいます。
しかし人気が出たために実は生きていたことに…そして記憶喪失という設定が付け加えられてしまいます。これは自分の作品がリンゼイに食われてしまい、さらにギャラも彼女の方が上であったたために、リーとしっくりこなくなってしまったという話です。
そのためか人気があり恋人役にも関らず、以後の話でも彼女が出てくる話はほんの数話です。その後、独立してジェミーシリーズが始まるわけですが、今度はリーが特別出演となりました。

いずれにしろ2人のバイオニックたちが戦うのは、ほかの話に比べてもスペシャル的な感じで、内容もかなり大きくなっていて面白かったですね。
今観て気付くのは彼らが能力を使うときには、効果音が文字通り効果的に使われていてゾクゾクします。
さらに走ったりジャンプするときには、逆にスローモーションになるのです。これは最近流行りすぎでもういいかげんにして、の「マトリックス」の演出方法と同じなんですよね。
実はこんなに昔から当たり前のように使われていたのです。

さて、問題のストーリーの方ですが、まぁ、これはスペシャルですから。(- -;;
10年の歳月を経て、ついに記憶が戻ったジェミーとスティーブがよりを戻す話ですが、その流れの中で息子(スティーブとジェミーの前に付き合っていた女性キャロルとの間に生まれた)のマイケルが事故で、バイオニックになるのはちょっとやりすぎではと思ってしまいました。
しかもごていねいに同じような箇所です。ここでびっくりしたのがO.S.I.の動きです。
彼らは特にO.S.I.で働くという条件もないままに、マイケルを改造してしまい、時速300キロで走れる両足、そして強力パワーの腕、そして最大の問題点、右目のレーザーです。
こんな動く凶器のような改造を一般人にしてしまったのです。ウエルズ博士なら同じバイオニック化にしても、普通の暮らしができるようにできたのではないでしょうか。びっくりでした。

まぁ、2人ともずいぶん歳をとっていましたが、思いいれのある懐かしい作品でちょっと嬉しかったです。

Number173【一言いいたいコーナー】
・「600万ドルの男」のときだったと思うのですが1度700万ドルの男が登場した話がありました。100万ドルの差は両手だったと思うのですが、これはいったいどうやって倒したのでしょうか。ご存知の人は教えてください。
・ちなみにジェミーの改造費用も600万ドルだったようです。違いは目と耳ですね。でマイケルも600万ドル、格段の性能UPなのですが同じくらいの値段だったようです。
・「地上最強の美女!バイオニック・ジェミー」ではこのほかにもフェムボットというアンドロイド(強いのですがすぐに顔のカバーが取れてしまっていました。この話ではスティーブも登場!)や第3シーズンではバイオニック・ドッグのマックスも登場して、バイオニック化は止まることを知りません。
・「アタック・オブ・ザ・キラートマト」でもサイボーグが出ていていましたが、予算不足で片足だけ改造していました。なので走るとくるくる回り、ジャンプすると横に飛んでしまうという…。(^^;
 
ラベル:映画 SF
posted by 白くじら at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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