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2006年08月25日

トロイ

我々の行いは後世に語り継がれるのだろうか。

トロイ2004年(TROY)
製作国:アメリカ
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
製作総指揮:ブルース・バーマン
製作:ゲイル・カッツ
原作:ホメロス
脚本:デヴィッド・ベニオフ

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ストーリー
今から3200年前、ミュケナイの王アガメムノンは戦いの末、ギリシャの国々をまとめ、同盟国とテッサリアを残すのみとなりました。
一方アガメムノンの弟メネラオスは長年の戦いに疲れ、ギリシャの強敵トロイとの和平を模索していました。
そんな中、ギリシャ軍最強の戦士アキレス(ブラッド・ピット)は、アガメムノンに従順ではなく、同盟を壊す脅威と思われていました。

スパルタ…メネラオス王はトロイの王子ヘクトルとパリス(オーランド・ブルーム)たちを招き和平の宴を開いていました。
ところがパリスは王妃であるヘレンとお互い恋に落ち、なんと帰国の船に乗り込ませてしまうのでした。ヘクトルが知ったときにはときすでに遅く、やむなくヘレン王妃をつれてトロイに戻ってくるのでした。

当然ヘレンを奪われてしまったメネラオスは激怒し、兄アガメムノンに協力を頼み込みました。
トロイを討ちたかったアガメムノンはギリシャの勇者たちイタケーのオデッセウス、アキレスたちを集め、かつてない大船団をトロイへ向かわせるのでした。

映画レビュー
難攻不落のトロイの城砦、これを落とすためにとられたトロイの木馬の話は有名ですが、この物語はそれ以前までの戦いにまつわる話に圧倒されつつも、男女間の恋がここまで国家間の戦いに発展してしまうことに驚くばかりです。
ギリシャ神話ではこういう恋愛沙汰に関する物語が非常に多いのですが、この話もそのために多くの人々が死んでしまうことになります。しかもその戦いの原因を作った男パリス(オーランド・ブルーム)…あまりにも情けないのですが、それにも関わらずアキレスにとっての文字通りアキレスとなる人物で、もーなんともいえません。ああ、ゼウスよ、この男に天罰を。
ちなみに、彼の弓矢のシーンはあの腕であの部分に当たるのは、ちょっとどうかなという演出でした。(- -;;その後の命中率がいいだけに。

なかなかのアクションだったのですが、アキレスの強さは半端ではありません。母親が精霊だとはいえ人間とは思えない強さのために、戦いの場で目を見張るもののちょっと浮いていたのではないでしょうか。
そのためか戦いに苦悩するヘクトルの方に思い入れが強く入ってしまいました。
アキレスが倒れるよりもヘクトルが倒れる方が目頭が熱くなってしまうのは変??なんだかその時点で緊張感がかなり途切れてしまいました。(- -;

Number175とはいえこういうスペクタクル映画は久しぶりで面白かったです。実はギリシャ神話なので特撮部分がちょっと欲しいかなーって思ってしまったことは秘密です。(^^;

【一言いいたいコーナー】
・自分の欲望のままに動いてはいけませんね。
・まぶたにコインを置いて火葬にするのは、黄泉の渡し賃だったのですね。うーん。なるほど。

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Memory of unexpected lifeさんの「トロイ
 
posted by 白くじら at 23:52| Comment(8) | TrackBack(1) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この作品は珍しく劇場に行きました。
ブラピのファンなもので(^^;

何でも脚本家や監督が製作中にコロコロ変わって、やっとのことで完成にこぎつけたとか。
どこを強調したいのか、つかみ所の無いストーリーも無理も無い話です。

あとは、どうもCGの使い方が軽過ぎる気がします。
船のアップからカメラが引いていくと大船団!
兵士のアップからカメラが引いていくと大軍団!
他にもこのパターンを2〜3回使っていたように思いますが、こうも同じ演出を繰り返されると目が慣れてしまいます。

伝説のヒーロー・アキレスを、あえて人間臭く解釈するというアイデアは確かに新鮮で面白かったのですが…。
Posted by はち at 2006年08月26日 00:47
こんにちは、はちさん。

おお、劇場でしたか。
私は友人のつてでようやく観ることが出来た作品でした。

なるほど、なんだかいろいろなところで誰が主人公なのか判りにくくなっていたのは、上がころころ変わっていたからでしたか。
なんだか納得です。(^^;

CGはもう使えるところは使えって感じでしょうか。
でもやっぱりアキレスが強すぎたことが、作品自体を軽いノリにしかけていたような気がします。本来はずいぶんとシリアスなのに、彼が出てくると。(-_-;;うーん
Posted by 白くじら at 2006年08月26日 16:23
アキレスの戦闘能力はズバ抜けてましたね(^^

アキレスならあのくらいは戦えないと!というイメージがあるので、そこは何となくスルーしてました;
むしろあれだけ最強の男が、普段は普通にブラピな所が笑えて…(笑

でもいろいろ手抜かりはあったものの、派手な作品は派手なだけでも一見の価値があるっていうのは真実ですよね。
Posted by はち at 2006年08月26日 21:25
こんばんは、はちさん。

そうですねぇ。
ちょっとほかの人たちとは別格で、あの人一人でも軍勢を打ち破れるのではと思ってしまいました。(^^;
確かに…普段は普通なブラピです。あはは。

確か、「ロード・オブ・ザ・リング」並みの迫力とうたい文句にあったような気がします。
壮大なお話ではありました。
Posted by 白くじら at 2006年08月26日 21:33
こんばんは〜

私、トロイ見てません
はちさんと、逆でブラピが、あんまり好きではなくて
ゴメンナサイ〜はちさん<(_"_)>ペコッ

大作だと言うのは、充分分かっているのですが
どうも、手が出ない

感想としては、「そこそこ」って感じですか?
内容は微妙なのかな〜?

Posted by アニー at 2006年08月26日 23:13
こんばんは、アニーさん。

やや、そうでしたか。
私はブラピは…普通かな。好きでもなく嫌いでもなく。(_ _)

確かに大作ではありましたが、アキレスが頑張っている分…うーん、たとえば「ベンハー」のような大作とはまた別の感触を受けました。

どっちかというと敵(?)であるヘクトルのほうに感情移入してしまい、アキレスは憎むべく敵って感じで観てしまいました。
私の見方はちょっとほかの人とは違うかもしれないので…微妙かも。(^^;
Posted by 白くじら at 2006年08月27日 00:05
>アニーさん
あはは、気にしないでください^^
Posted by はち at 2006年08月27日 18:56
だそうです、アニーさん。(^^;;
Posted by 白くじら at 2006年08月28日 00:14
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Weblog: Memory of unexpected life
Tracked: 2006-09-30 04:06
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