![]() 製作国:アメリカ/カナダ/フランス 監督:ジョージ・A・ロメロ 製作総指揮:スティーヴ・バーネット 製作:マーク・キャントン 脚本:ジョージ・A・ロメロ 撮影:ミロスラフ・バシャック amazon.co.jpで詳細を見る。 |

少し前のこと…原因は不明のまま死者がよみがえり、周囲の人間を襲いはじめました。襲われた人間もまたゾンビと成り果て、次々とゾンビたちは増えていました。
そして今…デッド・レコニング(死の報い号)と呼ばれる操行車に乗るライリー、チョロたちは、花火を使ってゾンビたちの視線を上空に釘付けにし、その間に食料などを回収していました。
調査の途中ライリーは、明らかに知能を持っているらしい黒人のゾンビを目撃します。
なんと彼は仲間のゾンビに指示をしていたのです。
少数になってしまった人間たちは、ユニオン・タウンに要塞を築き生きながらえていました。
しかし裕福な生活をしているのはカウフマンを筆頭に一部の人間たちだけで、ほかの人間たちは貧民街でその日暮らしをしていました。
そんな暮らしが嫌になっていたライリーは、ここを抜け出しカナダへ行こうと計画していましたが、有能な人間を逃がさないカウフマンのために車を横取りされます。
そんなおり、カウフマンに約束をほごにされたチョロたちは、装甲車を奪い、逆にタウンのタワーにミサイル攻撃をすると脅し始めました。
自由を約束に、チョロたちのミサイル攻撃を阻止するために動き始めるライリーたち。
しかし一方で知能あるゾンビのもと、ゾンビ集団は川を渡り、ユニオン・タウンに迫っていたのです。

すでにゾンビがはびこる世界で、生き残った人間たちの生き様を描いた作品です。
人間たちは階級によって贅沢し放題で、当然のように起こる反逆。この逃げる、追う構図の中でゾンビが登場するわけですが、なんだか脇役のような感じが拭えませんでした。確かにゾンビに食われ、ゾンビ化し、そして死んで行く…しかしそれはこの人間ドラマの肉付けにしかなっていないような…これはゾンビモノにあって、まったく逆でなければならないと思います。
この中にいる知能あるゾンビも…かなり希薄な存在でした。
しかもドアを破る方法、銃の撃ち方など、あまりにもワザとらしい…今までのゾンビシリーズの中では、もっとも怖くなかったかもしれません。(T T)
ちょっと期待過ぎた反動?
特撮はなかなかよかったのですが、なぜかいちいち前をゾンビが通ります。(^^;
いちいち隠さなくてもいいよー!!

この戦いの後、彼らがどこに行き、何を始めていくのか、それを考えるのは面白いと思います。
彼らの前にはどんな世界が広がっているのでしょうか。
というわけで…なんだか変わった作品でしたねぇ。

小六のB級A画館(小六さん)の「ランド・オブ・ザ・デッド 「LAND OF THE DEAD」」
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TBありがとうございました〜
あっ!!
この作品のレビューに白くじらさんの「オススメマーク」がないっ!
イマイチでしたか?(^^)
人間対ゾンビの戦いでしたが、結局、どっちが勝ったとか負けたとか、そんな感じではなかったですね。
お互い見つめ合って、ジ・エンドってな感じで。
さ〜て、この後どうなるのか。
続編なんて、あり?
では、また〜
うーん、そうですね。これは今までの作品を観ている限りではロメロ作品とはとても思えないような気がしてて、ちょっと過度に期待過ぎていたのかもしれません。
この作品は、これからのゾンビたちの行く末が凄く気になりました。
続編で見せて欲しいと思っております。
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