![]() 製作国:日本 監督:山内鉄也 製作:大川博 企画:岡田茂、新海竹介 脚本:伊上勝 amazon.co.jpで詳細を見る。 |

近江の国、尾形城が炎上しました。
城主尾形左馬亮(林真一郎)とその妻は、家老である結城大乗(天津敏)とその手下大蛇丸(大友柳太朗)の手にかかり、若君雷丸はわずかな臣下とともに小舟で湖に逃げますが、突如水の中からしぶきを上げて現れたのは巨大な竜!
竜は小舟を破壊し雷丸に迫ります…とその時、飛来した大鷲に竜は顔面を傷つけられ雷丸もさらわれてしまうのでした。
飛騨、蟇が岳…あの事件から10年あまりが過ぎました。
雷丸(松方弘樹)は蟇道人(金子信雄)の元で忍術を教わりながら、たくましく育っていました。
ある時、大蛇丸配下の忍者に襲われ、それをきっかけとして幼い頃に家を出た父を捜すという少女、綱手(小川知子)と出会い、2人は何か知っているかもしれない蟇道人の元へと急ぎます。しかし道人の元にはすでに大蛇丸が…大蛇丸はかつての弟子でありながら昇竜(こんな漢字?)の巻物を奪って逃げたのです。
雷丸と綱手が戻ったときには道人はすでに虫の息…自分が何者であるのかを知った雷丸は、変身蝦蟇の法を伝授され飛騨を後にします。
残された綱手は途方にくれますが、育ての親蜘蛛婆(原泉)に父親は近江から来たことを知り…彼女もまた近江に…。
雷丸近江に!の知らせはすぐさま大乗の耳に入り、関所で戦いが始まりました。
雷丸は自雷也を名乗り、忍術を使い大乗たちをこらしめますが、大蛇丸に邪魔をされその場から消えます。
一方綱手はお堂で眠っているところを忍者たちに発見され、忍者の頭、善兵衛に助けられますが、彼らは大蛇丸の配下でした。
大蛇丸の元に連れて行かれた綱手は、彼こそが自分の父であり、同時に恋心を持つ雷丸の仇でもあることを知ります。それを知った大蛇丸は、綱手に雷丸を毒殺せよと命じます。しかし…。
やがて結城大乗の住む霞城(かつての尾形城)で、華やかな宴会が催されていたとき…それをじっと見つめる2つの目…それこそが雷丸が変身した大蝦蟇の姿でした。
たちまち破壊される城、臣下たち…そして駆けつけた大蛇丸の竜との戦いが今ここに切って落とされるのです。


東映らしい時代劇、それも子供用に忍者の味付けをした一風変った怪獣映画に仕上がっています。
全編アクションに次ぐアクション、信じられない忍術の特撮もバシバシあります。(^^;
忍者たちの戦いも面白いのですが、やっぱり圧巻は大蝦蟇と竜との戦いでしょう。さらにこれに加え綱出の変身(?)による大蜘蛛…これにより3大怪獣の戦いになるのですが、これは実は企画の段階まではなめくじだったとか、女性が変身するのになめくじは…ということで大蜘蛛になったそうです。
つまり「三竦み」の図だったようです。ってそれだと大蝦蟇の方が弱いことに。(- -;
とにかく痛快な忍者怪獣作品でした。
ああ、懐かしい。

・それにしても雷丸役の松方弘樹…若い!!綱手役の小川知子さんもかわいくていいですねぇ。(^^;まさにヒロインかも、健気です。
・大蛇丸や自雷也は忍者映画には欠かせない名前ですねぇ、某漫画にもでてます。
・大蛇丸って最後の戦いのシーンが特にそうなのですが…私の持つ石川五右衛門のイメージそっくりです。
・この唄、とても好きです。何番まであるんだろう。
・大蝦蟇が屋根を破って登場するシーン…赤影のオープニングで使われているものと同じもののようですね。
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全編があんな感じですか?
ポスターもおどろおどろしくていいですね〜。
(あ・・・頭の中で「赤影」の前奏が鳴り始めました!)
そう言えば蝦蟇だけでなく、忍者ものなので赤影に酷似しているところは多いですね。
ただ赤影はかなりぶっ飛んでいるシーンがありましたが、この作品は極めてシリアスに作られていると思います。
まだ観たことがないのであれば必見かも!
赤影もDVDが出ていますね。ちょっとそろえたいものです。
ガメラとの2本立てでしたか。確かガメラは大魔神ともも2本立てになったこみとがあったと。怪獣モノのダブルは疲れそうですが、子供パワーでしょうか!
ガマはなにげに主人公なのに弱かったですが、ヘビにカエルという図式で難しかったのかな。(^^; 気ぐるみでしたから後ろ足は、人間の足がモロまるわかりでしたね。
お久しぶりです。(^^)/
大魔神もバルゴンも当時としては大人向き&リアルな描写が多かったと思いますが、やっぱり怪獣という事で幼稚に見えたのでしょうかねぇ。(^^;