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ある事件の罪で投獄されていたエメット(スコット・グレン)は、謎の襲撃にあいながらもターリーの町へと向かっていました。そこにいる弟のジェイク(ケヴィン・コスナー)と共に姉一家の住むシルバラードへと向かうためでした。
途中、追剥にあって下着姿のペイドン(ケヴィン・クライン)助け、2人はようやくターリーの町へ。
その町でペイドンは、かつて仲間だったコッブ(ブライアン・デネヒー)と出会いますがそれを断ります。2人は酒場に向かい、丁度そこで黒人客とのトラブルを目撃します。黒人を目の敵にしている男たちと酒場の主人でしたが、エメットたちの証言で黒人は助かります。しかしその場に来た保安官にジェイクが明日の朝絞首刑になると告げられます。彼は酒場で女に手をだし正当防衛でありながらもつかまっていたのです。
2人は牢屋破りを敢行、ジェイクを連れ逃げ出します。当然のごとく彼らを追ってきた保安官。しかし追手は酒場で救った黒人マル(ダニー・グローヴァー)のライフルに助けられます。
こうして4人は意気投合し、シルバラードへと向ったのですが、その町は牧場主マッケンドリック(レイ・ベイカー)に牛耳られており、彼らは数奇に運命に翻弄されていくのでした。


追剥、酒場での乱闘、脱獄、追撃、牛追い、復讐、キャラバン、銃撃戦、一騎打ちとあらゆるシチュエーションが詰めこまれていて、それがまたうまく昇華されていると思います。
悪人はあくまでも悪く、因縁の相手はきちんとその対象の主人公側がケリをつけてくれるので、観ていてストレスが貯まることはありません。ただ、ラストに向けて悲惨な事件がいろいろと起ってくるのは仕方がありませんが、本当によくここまで悪いことをするものだと思います。その分ラストは4人が帳尻を合わせてくれます。
4人が主人公というところでも、4人の個性がはっきり分かれていて、お互い意見が合わないところもあれば、逆にお互いがカバーするといった、いいチームだったように思えます。
全編を通して、友情そして信頼を描いた作品でしょう。
おかしな話ですが、悪人にも信頼はあるんですよね。もちろんそれは悪に染まったとしても人間だれしも友人はほしいということでしょうか。コップとペイドンは奇妙な信頼関係が感じさせつつも悪と善に分かれ、決着をつけなければならなくなります。

・ペイドンが1つずつ自分の物を取り戻す経緯がいいです。
・4人とも凄腕ですが、必ずしも無敵ではないところがいいですね。銃の腕はよくとも、馬の上ではやはり銃の腕は狂いますし、複数相手では危険にもなります。
・怪我はしても生き残った人がまだ多かったのはよかったです。ただ、マルの父はあまりにも悲惨。
【ここは問題かな?】
・そこは当ててよ。と思える箇所でよくミスしてました。(^^;
・盗賊のくだりがあの1シーンだけで、まだ生きていたのに引っ張らないのはちょっともったいなかったような。
・二挺拳銃のジェイクの出番が残念ながら少ないです。(>_<) ただ2挺使うのは相当難しく若いジェイクがあまり出ると変かな。とにかく若いケビン・コスナーでした。(^^)
【一言いいたいコーナー】


忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「シルバラード」観ました」
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これ面白かったです。顔が覚えられなくてわかってないところも多いですが、隅々まで西部劇って感じでしたよね!
男の友情、サイコーです。
>そこは当ててよ。と思える箇所でよくミスしてました。(^^;
そうでしたっけ!
いいところしか見てなかったかも(笑)
盛りだくさんの内容でしたが、うまくまとめられていたように感じました。
西部劇を観る上において、いいリハビリ作品かも知れません。(^^;
練習しているときには百発百中なんですけど、銃撃戦になるとちょっと…実際でも本番だと難しいですし、ある意味リアルなのかも。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。