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1873年…荒野で目を覚ました男(ダニエル・クレイグ)は記憶を失っていた。
腹には傷、左腕には妙な腕輪が…そこへ現れたインデアン狩りの男たちが向けたライフル。男は反射的に男たちを倒すと、彼らの服を奪い近くの町へと入り込むのでした。
町で我がもの顔で人々を脅していた顔役の息子パーシー(ポール・ダノ)を軽くいなした男でしたが、保安官たちは彼がお尋ね者のジェイク・ロネガンであることを手配書から知ります。酒場での乱闘の末、突然ジェイクの頭を打った女性エラ(オリヴィア・ワイルド)のおかげで保安官たちは彼を牢に留置します。
一方、牛を何者かに全滅されらていたダラーハイド(ハリソン・フォード)は、息子の留置を知って怒り心頭、町に戻ってきました。
しかしその時、上空から光が飛来、爆発炎上の中、村人たちが上空へとさらわれてしまいます。護送用の馬車から出たパーシもまた上空へ…。
ジェイクは腕輪の光に導かれるように、飛行物体を撃ち落しました。
何か未知の悪魔のような生物がいる…ダラーハイドは腕輪の武器こそが奴らを倒せるとジェイクを仲間に引き込もうとします。しかしダラーハイドにとってジェイクは自分の金貨を奪っていったお尋ね者、気が合うわけもありません。
何はともあれ、ジェイク、ダラーハイド、酒場の主人、保安官の息子、そして謎の女性エラなど悪魔の追撃隊が組織されたのでしたが…略奪者は彼らの予想をはるかに超えるエイリアンだったのです。


謎の武器、そして飛行物体、宇宙人…この当時の人たちではエイリアンという言葉もまだなく、悪魔と呼ばれてしまいます。
武器も銃、ライフル、ダイナマイト、ナイフ、弓矢といったもので戦うことになるのが辛いです。しかもそれがまたほとんど効かない。ジェイクの腕輪の攻撃力は凄いですが、あるのは1つだけ。しかしその分当時の武器で立ち向かう様子はなかなか見ごたえがありました。
ただ、エイリアンもこの腕輪を持っているのに戦いの時に使わないんですよね(内部では違いましたけど)。これはエイリアンの残虐性を示したのかもしれません。つまり腕輪であっさり殺すよりは、なぶり殺しにしたい習性ですね。
ちょっと人間とエイリアンという関係で驚いたり、訝しむところが希薄でしたが、ラストの戦いは見ごたえがありました。
残念ながらエラの行動にはちょっと…でしたけど、娯楽作品としてはいいかもしれませんね。

・007でもいかんなく発揮されていましたが、この作中でもクレイグの素手によるアクショクも見ごたえあります。
・まるでインディジョーンズシリーズのインディの帽子みたいに、ジェイクの頭から何度吹っ飛んでもきっちり戻ってくる帽子の拘りが面白いです。まさにトレードマークですが、なんとパンフの表紙では(ハリソン・フォードも)かぶってません。ちゃんとかぶらせておこうよ!それにしても酒場の主人や牧師さんはともかく、みーんな帽子かぶってますね。
・エイリアンの実験室は本当に恐ろしい。UFOに捕まったらこうなるというのは別の作品でもありましたけど恐ろしい話です。
・洗脳しているところは、まるっきり「ガフールの伝説」の月光麻痺です。
【ここは問題かな?】
・エラ、なぜ酒場で頭を殴る。(@@) その後のフォローがないぞ!
・エラの正体が分かるときは周囲の人もびっくりしましたが、私もびっくりしました。でもって…そりゃないよってちょっと脱力感が。
・腕輪強すぎです。(^^; エイリアンたちにとっては標準装備っぽいのに。ちなみによく左手にダメージというか、吹っ飛ばないものです。
【一言いいたいコーナー】
・こういう西部劇に何か近代的なものを持ってきた作品と言えば有名どころでは「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」がありますね。面白い作品に仕上がっていました。ほかには逆に恐竜を持ち込んだ「原子怪獣ドラゴドン」「恐竜グワンジ」という変わり種も。こちらも結構好きでした。


ORGANIC STONE(ptdさん)の「いつも悪いのはエイリアン:カウボーイ&エイリアン(2011)」
RockingChairで映画鑑賞(YANさん)の「カウボーイ&エイリアン」
miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「カウボーイ&エイリアン」
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【関連する記事】
バックトゥ・ザ・フューチャー3、言われれば西部劇プラスSFが似てますね。あの組み合わせがコメディーとしては面白かったんですけどね。
この映画はSFというかアクションホラーというか、面白いけど傑作とまでは行かない、それこそ「まあまあ」でしたw
クレイグのアクションがかっこ良かったけど・・・
そういえば皆帽子でしたね!細かいところまでよく見てますね、白くじらさんは・・・・w
ではでは。TBさせていただきます!
西部劇+SFとか、やっぱりそのミスマッチがなんともいえない味を出してて、「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」などはその最たるものでしたね。
そういえば、「トレマーズ4」もそういうところがちょっとあったかな。
はい、そう。結構いい作りなんですけど、傑作まではいかない部分があって「まぁまぁ」の評価に落ち着きました。
帽子はよく転がったりしていたので、気になってました。(^^;
トラックバックありがとうございました。
西部劇とエイリアンなんて、すごく荒唐無稽で、
もっとハチャメチャな感じになるかと思ったら、
「バック・トゥ・・・」のようなユーモアも無く、
かなり真面目に、人種や利害を超えて協力し合い、
敵に向かっていく話になってましたね。
エラが起き上がってきた時には、私もびっくりでした。
ラストは人類のためによくやってくれましたよね〜
確かにユーモアはあまりなくって、エイリアンを悪魔扱いしているとか、帽子が転がってくるくらいでしょうか。(^^)
真面目に力を合わせて今ある武器で戦っていくのは、手に汗に切るシーンが多かったですね。
エラには参ってしまいましたねぇ。
ちょっと反則技に近いような気はしますけど…ラストでもっと彼女を持ち上げて欲しかったです。(T T)
ブログの見え方など教えていただいて、ありがとうございました!
今日、必死で別のテンプレートを探して、
なんとか正常に機能するようになりました。
白くじらさんは2台のPCを自在に使用されてるんですね。
うちも、子供がXP IE7を使ってるんですが、
それで自分のブログを確認してなかったのがまずかったです(^^;
今回は確認したら、両方ともOKでした。
あ〜慣れない事なので、すごく疲れました(;´o`)ふ〜
私のところもブラウザによっては最初の記事の左上がずれていたりするんですけど…なかなか直せないんですよね。
でもテキストだけって、重いときにまれになるので何かFC2側に不具合でもあるのかと思ってしまいました。(^^)
1台は営業に行くときに使うノートなのですが、最近はこっちでいろいろとする事が多くなってます。やっぱり軽いほうが。(^^)
なにはともあれ、直ってよかったです。
お疲れさまでした。