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1906年10月のイギリス領香港…今ここに孫文が日本から来航するという情報が流れました。彼は清朝を倒す革命を起こそうとし日本へ逃げていたのですが、13人の人物と清への武力蜂起の会談のために姿を現したのです。
新聞社社長シャオバイ(レオン・カーファイ)は、革命を支持してくれている大物商人ユータン(ワン・シュエチー)に資金援助を要請しますが、ユータンは息子チョングワン(ワン・ボーチェ)だけは誘わないようにと言うのでした。
一方、この情報を聞きつけた北京・紫禁城では西太后の令が下り、シャオグオ(フー・ジュン)が暗殺団を組織しました。暗殺団のNo.2に雇われているチョンヤン(ドニー・イェン)の手引きにより元将軍ファン(サイモン・ヤム)が倒され、シャオバイも捕まります。唯一生き残ったホン(クリス・リー)は、ユータンの元へ。やがて自力で脱獄したシャオバイ、路上生活者のリウ(レオン・ライ)、少林寺出身の大男(メンケ・バータル)に声をかけたユータンは、孫文が会談を行う1時間をなんとしても守り抜くために計画を練るのでした。しかしシャオバイが提案した影武者作戦にチョングアンが当たってしまうのでした。
そして、孫文が訪れる日がやってきました。


アジアの有名人が多数登場しているためか、各人の見せ場が随所にちりばめられています。後半のアクションシーンのために、各人の過去や人間関係が掘り下げられており、のちの戦いでそれが活きています。そういう過去って必要?と思える人もいたりしますが。(^^;
ただ、戦いが終わるとあっというまにエンディングにまで突き進んでしまうので、折角の人間関係などの伏線がまったく活かされていないと思います。大義のために死ねばそれでいいというのは違うと思います。今までのドラマはいったい何?
目的のために、大勢が協力して前に進むというシチュエーションは好きな作品ですが、ちょっと惜しい作品だったと思います。

・やっぱり私はカンフーが好きなので、ドニー・イェ、レオン・ライ、クリス・リーらが単独で戦うシーンが好きですね。しかも玉砕。(>_<)
・各種エピソードの中でも、ドニー・イエンと妻、子供のシーン、車人のアスー(ニコラス・ツェー)と写真屋の娘とのやり取りのシーンなどがよかったですが、アスーの結婚話とか、ユータンの最後の思いやりだったのでしょうか。何だか後のことを考えると仲介に行かない方がよかったのでは?とも思います。
・フー・ジュン演じるシャオグオの迫力が!怖かったですねぇ。とても「カンフー・サイボーグ」の人とは思えない演技です。
【ここは問題かな?】
・『孫文暗殺を阻止すべく選ばれた名もなき8人。敵は500人の暗殺団』とうたい文句にありましたが、クローズアップされているのが8人で実際はもっといますし、逆に暗殺団は500人もいたの?って感じでした。多さと必死さは「十三人の刺客」の上でしょう。
・少林寺の大男の戦いのシーンですが、あそこまで刺されまくって、そかも最後は倒れた後でも、あとで(足は血に染まっていましたけど)また登場っていったいどうなっているんでしょう。その後も無茶苦茶な割には…うーん、しらけます。
・最後の砦、地下道をとおって出たところが入ってきた場所?シャオグオが上から覗きますが、いっぱい死んでいるはずの暗殺団がいませんよ。裏かなとも思いましたが、ちゃっかり人力車ありますからねぇ。
・精鋭の暗殺団のボウガンはとにかく当たらない。(^^; 米の袋(?)を担ぐとそれには当たります。
・精に反抗しようとしている13人は危険じゃなかったのでしょうか?
・500人(?)とても死んだと思えないんですけど、ラスト、誰も気づかなかったの?
【一言いいたいコーナー】
・チョングアンがお笑いのタカトシのトシそっくりで、どうしてもシリアスに見られなかったのが敗因かも。(- -;

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