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統一新羅末期、王室は腐敗に落ち、豪族は戦争を繰り返していました。そんな王朝に退魔部隊である処容隊は反乱を起こすも逆に処刑されてしまいます。
処容隊の生き残りである第一武士、白樺剣のイ・グァク(チョン・ウソン)はただ一人悪鬼と戦っていましたが、ある村で娘を救った時に、食糧難から彼を捉えるために動いた村人の手により、お礼の食事に睡眠薬を盛られ、危ないところをとある廃屋へ逃げ込みました。
気が付いたとき彼は見知らぬ都にいました。
争いも闇もなく、静かに歩く人々…そう、そこは天界に行く前に霊魂が49日間過ごす≪中天≫だったのです。
なぜここに迷い込んだのかわからないまま、突然襲い掛かってきた悪鬼からソファ(キム・テヒ)と呼ばれる天人を救います。なんと彼女はかつて彼の身代わりとして死んでしまったヨナそっくりだったのです。
ソファに死んだ恋人ヨナをダブらせ「今度こそ彼女を守る」と誓うイ・グァク。しかし彼女の持つ天魂の霊体を狙って、人間界に復讐を誓うパン・チュ(チョン・ジュノ)たちは、彼が昔いた処容隊の仲間たちだったのです!


序盤、3体の悪鬼とのアクションシーンがあったので、こういう作品かなって思ったら、その後、中天という場所へ行きポカンとするチョン・ウソン、そして彼に説明をする霊魂との掛け合い漫才があったので…これはコメディ?と思ってしまいました。なんたがこういうところは「天国から来たチャンピオン」「名探偵ベンジー」的天国の説明です。
が、すぐにアクションに引き戻されます。(^^;
アクションはさすが本場のワイヤー、満足のいく出来でしたがソファ役のキム・テヒはアクション演技に関してはちょっとレベルが落ちている感じがしました。ただチョン・ウソンとのラヴシーンに関しては、美しく表情もよかったです。ちょっとベタでしたけど。(^^)
今回のストーリーでは、敵が主人公の元同僚という位置づけで、両者が躊躇しながら戦うのが珍しいですね。しかも敵の目的が「腐った王朝を倒し世界を変える」ことなので純粋に悪というわけでく、それを世直しの一手段と思ってしまいます。どちらかというと、主人公が女性だけに目を奪われていてちょっと軟弱なんですよねぇ。
ただ、最後にボスであるチョン・ジュノが放った言葉で、彼が世界というよりもやはり復讐を果たしたいだけが分かります。語るに落ちるとはこのことです。
かくして終劇を迎えるわけですが…いったいどうなったのかよく判りませんでした。(@@) 転生するのかな?主人公はどうなるの?

・ワイヤーアクションに関してはやはりうまいですね。今回は中天での戦いが多いので、倒されたときに灰のように消えていくのもよかったです。処容隊のメンバーが崩れていくシーンは物悲しくさえあります。また最後の何人いるか判らないところでの戦いは、通常の演出で戦っていると血だるまでしょうから。
・アクションだけでなく、美しいシーンも多いです。衣裳担当がワダエミさん。「HERO」や「LOVERS」でも活躍された方です。日本ではなかなかこういう衣装は出てこないので、幻想的ですらあります。
【ここは問題かな?】
・主人公の身代わりのように死んでしまったヨナは、どうして記憶を消した時に転生しなかったのでしょうか?記憶を消したから?でもなぜ彼女が?
・あの廃屋はなんだったでしょう。
【一言いいたいコーナー】


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だいぶ前に鑑賞したのですが、「アクションラブロマンスファンタジー」とでもいうべき作風になかなか工夫が凝らしてあって、面白かったのを覚えています
チョン・ウソンさんは、そう、「MUSA -武士-」の方ですね
花の木の船のシーンがとても幻想的でしたね
最初は何も知らずに借りたので、ちょっとストーリーに驚きましたが、いろいろと中天ならではの話もあってよかったです。ちょっとわかりにくいところもありましたけど。(^^;
チョン・ウソンさんは髪を乱しているので「MUSA -武士-」の方はすぐわかったのですが「デイジー」の人だとはびっくりでした。
花びらは非常に効果的に使われていたと思います。
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