1971年(THE ANDROMEDA STRAIN) 製作国:アメリカ 監督:ロバート・ワイズ 製作:ロバート・ワイズ 原作:マイケル・クライトンの『アンドロメダ病原体』 脚本:ネルソン・ギディング 撮影:リチャード・クライン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
1971年、ニューメキシコ州ピードモンド、人口68名の小さな町にスコープ衛星が落下しました。
カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から、調査に向かったケイパー1は突如連絡を途絶えます。軍は極秘にワイルドファイヤー警報を発令、ただちに5人の人間を招集するよう命令が下りました。
現在入院中のカーク教授を除く4人は、今していることを中断させられ、ネバダ州にあるワイルドファイヤ研究所に集められました。
ここは周囲半径180キロに住民がいない研究所でした。数年前にこのような細菌による対策を行うために、4人の1人ストーン博士発案により地下に建造されたもので、最終手段として核爆弾の自爆装置までついています。
ストーン博士とホール博士は、防菌服を身に付けピードモンドへ。
住民たちは瞬間的に死んでいるものもいれば、何かしら行った後に死んでいるものまで様々でした。共通していることは血液が、そう体内にある5リットルの血液が、結晶化しているということでした。とそのとき、赤ん坊の泣き声が!
顔を見合わせ、ある家に飛び込んだ2人は、ベッドの上で泣き叫ぶ赤ん坊を発見…さらにその子を搬送中にふらふらになった老人が現れるのを目撃します。ピードモントの生き残りはこの2人だけでした。
彼らとスコープ衛星は研究所に搬送され、科学者たちは16時間もの検疫を受けて地下5階の研究施設に、町を襲ったのははたして細菌だったのでしょうか、赤ん坊と老人が生き残ったのは何故?
2人の共通点はいったいどこに、今4人の科学者と謎の病原体との戦いが始まったのです。
1971年、ロバート・ワイズ監督作品。
マイケル・クライトンのベスト・セラー「アンドロメダ病原体」の映画化です。
静かに始まった病原体の進行、科学者たちは16時間もの検疫を受け、隔離された状態から1つずつ原因を探っていきます。アクションか何かあるわけでもありませんが、そのカメラワークや真実が判るにつれての緊迫感は、観るものを圧倒します。
全てを疑ってかかり、石橋を叩いてなおかつ渡らないような科学者たちの考え方には頭が下がります。
そういう中に1人ホール博士(彼だけは科学者ではなく医者なのです)だけが人間性を出しており、ほか科学者たちとのやり取りが面白くなっています。
【一言いいたいコーナー】
・モルモットの扱いは…実験のためとはいえかなりかわいそう。よく映画でもありますが「科学の発展のために」という理論の根底ですね。ちっと怖い。
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