|
ルイジアナのとある沼地でのこと…沼地を管理しているパピーとその妻レフティが姿を消しました。
警官たちの捜査でレフティの義手が発見され、さらに右腕も発見されてしまいます。それを見た保安官ティム(ロックリン・マンロー)は巨大なワニの仕業ではないかと思います。
一方父(パピー)が行方不明の連絡を受けて故郷に帰ってきた娘ローラの元に、元亭主であるチャールズ(マーク・シェパード)が姿を現します。彼は誰もほしがらないような沼地をなぜか欲しがり、彼女に近づいてくるのでした。彼は大学でクローン実験を行い、タスマニアタイガーを蘇らそうとして保守的な大学にクビにされていたのです。
モンスター映画ですが、各所で妙なシチュエーションが盛り込まれています。
CGもストーリーもハチャメチャなのですが、ちょっとした変わり種でした。
主人公というかヒロインはローラなのでしょうけど、この人、言っていることがその場逃れのことばかりで、そのことごとくが裏目に出ているという…お金のためにツアーの船を出しては目的地に着けず、あなたの力が必要なのよと言っては自分がこける、誰かさんの足の治療もせず放置で殺してしまう、陸上には上がらないわよと言っては当然のごとくブリオザウルスなので来ると…まぁ、とにかく凄い人でした。
キラーゲーターよりもある意味、行動が恐ろしかったですねぇ。
それはともかく、モンスターモノにしては、少々登場シーンが少なかったです。ラストの暴れるところもまぁ短いです。湖底などのCGはかなり低レベルですが、それでも少なく、よっぽど予算がなかったのでしょうか。
ただツッコミどころは満載ですが、ローラの行動に面白さを見出してしまった私は、そこそこ楽しめました。(^^;
【ここがいい!】
・道を挟んでの大ジャンプはなかなか…でも、どうして目の前のローラたちではなく道を挟んで向こうの方のボートを狙ったのかは不明です。ちなみに全体像は下から見ると、ちょっとカワイイです。
・ローラの行動が予測つかず。うるさくて殴られたところは私もつい共感してしまいました。どういう主人公なんですかねぇ。
・殺人鬼によくあるパターンの兄弟ですが、なにげに頭がいいようで、そういうところもあって兄は結構怖い存在でした。
【ここは問題かな?】
・副保安官のヘンリーとローラが逃げるシーンでは、ヘンリーが少し遅れて走り出すのですが、次の瞬間先頭走っていて、銃で撃たれた時には一番最後でした。(@@) でもって、出血多量ってあなた。
・とにかく逃げる時には岸辺を走ることが重要だったようです。(@@)
【一言いいたいコーナー】
・この生物はエックスと呼ばれ、最後にはチャールズが「プレデターX」と叫んでいました。
・チャールズの研究はもっと評価されていいと思うんですが…?
・登場人物が非常に少ないので、後半で謎の人物が登場しても他大体わかっちゃうのは…でも、レフティの方がママさんね。なんとも凄い人です。
・たしか産卵はまだだったと思うのですが、チャールズさん、レーダーだけ見ていい加減すぎ。
今夜も酔いどれ映画感!(shimanemanさん)の「KILLER GATOR キラーゲーター」
▼ よろしければ、励みになりますのでクリックをお願いいたします ▼