![]()
|

ヤクザ組長の元、若頭であるケ・ドゥシク(チョン・ジュノ)は、今日も手下であるサンドゥ(チョン・ウンイン)、テガリ(チョン・ウンテク)に命じて、裏切者ビョンフンを退治。その夜、組のボスたちの集まりで、ドゥシクに組織拡大に絶好のシマであるミョドン一帯を任せる話になったのですが、他のボスから彼は若すぎてまだ無理なのでは?という意見が出てきます。
彼は腕っぷしは強いのですが高校も卒業しておらず、また最近の話題にもついていけない…メールも知らないし、インターネットをシマ?とか聞き返すほど…と…そこで組長は、
まず、高校を卒業してこい!
こうしてドゥシクは公立は無理なので、私立名門のサンチュン高校3年として編入することになるのでした。
ヤクザであることを隠し、無事に卒業するためにおとなしくする彼は、いじめっ子の絶好の標的…そんなこんなで真面目に登校しているうちに、教育の現場が腐りきっていることに気付きます。そしてついに同級生で淡い恋を感じ始めていたユンジュ(オ・スンウン)が大怪我をし、生徒を思う先生が辞めさせられ、彼の拳は!!

2001年「マイ・ボス マイ・ヒーロー」
2006年「マイ・ボス マイ・ヒーロー2 リターンズ」
2007年「マイ・ボス マイ・ヒーロー3」


ボスはメールも知らず、アドレスは?と言われて住所を言う、インターネットはシマの一つと言うありさまで、ほかの常識的なこともいろいろと知らないので、確かに高校に行った方がよさそう。またそんなボスを支える二人の手下サンドゥとテガリ。サンドゥは大卒と言っていますが、実は高校中退でボスより少しましな程度。テガリはもう駄目(^^;なんですが、この二人とボスの掛け合い漫才みたいなところが面白いです(独特な間合いもありますけど)。
こういうおバカなところを織り込みながらも、教員の場で行われるセクハラ、パワハラなど、ちょっとシャレにならないような描写も多くあり、殴られたら血が出るのは当たり前と、ただのコメディだと油断していたら、げげっとなりますのでご注意ください。
これが韓国の気質なのかもしれませんが、やはり日本とは違う面があることをまざまざと感じました。
笑えるけど…恐ろしい実態をも見せられる作品です。

・テガリが失敗をして、どんなにボスにボコボコにされても決して裏切ることもなくボスのために行動しているのは頭が下がります。
・とにかく3人の掛け合い漫才がいいですね。下手すると間違ったまま突き進みますし。
・組長がなにげにいい人で、自分の学力のなさも感じているようですね。これは続編へと続きます。(^^)
・ラストの大活劇はなかなかいいです。それにしても血だるまでもコメディ要素を持たせるのはさすがです。
【ここは問題かな?】
・とにかく頭を叩くシーンの多いこと、掌で叩いているので最初はまだなれ合いレベルかと思ったら、続けざまに殴っているのが痛い痛い。ヤクザ同士の暴力シーンはまだしも、女生徒を殴り続けるのはやりすぎでは、このシーンは絶句で、今度観る機会があっても飛ばしそうです。
【一言いいたいコーナー】
・あのターザン男はなんだったのでしょう?(@@) 最後は役に立ったようですけど。

▼ よろしければ、励みになりますのでクリックをお願いいたします ▼


特別好きなわけじゃないんですが、映画の3以外ぜんぶ観てます。ドラマを先に観たので、この韓国色の強い作品はちょっと引き気味でした。叩き続けるシーンは、ホント観ていて痛くなってきますよね!
主役は長瀬さんのほうがアホっぽさ全開で良かった気もしますが(笑)、ボスのキャラクターは断然こちらが良かったです。ボスが好きだから続編も観ました!
私はドラマは観たことがありませんでした。
逆にアホなところだけ強調されているとどうなのかな…と気になったりします。ただこの暴力的なところはやりすぎ感がありましたね。
ボスはキャラが引き立っていて、周囲の2人も好きです…残念ながら3作ではガラリと俳優さんが変わっているようで、どうなることやらです。