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2011年12月03日

十二人の怒れる男 (再)

この結論によって私たちは損も得もしないんですよ!
十二人の怒れる男 [DVD]
1957年(12 Angry Men)製作国:アメリカ
監督:シドニー・ルメット原案:レジナルド・ローズ
製作:レジナルド・ローズ、ヘンリー・フォンダ製作総指揮:
脚本:レジナルド・ローズ撮影:ボリス・カウフマン
音楽:ケニヨン・ホプキンスamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
モノクロニューヨーク、3ヵ月前に起った第一級殺人事件は6日間に渡って裁判が続けられました。
被告は18才の少年で、有罪となると電気椅子での処刑が待っていました。評決は12人の陪審員(14人いましたが2人は補欠で帰ります)に委ねられ、彼らは別室での検討に入りました。
彼ら陪審員は郵便で通告された市民たちで、株のブローカー(No.4:E・G・マーシャル)、宅配便の社長(No.3:リー・J・コッブ)、はやく終わらせてヤンキース戦に行きたがっているセールスマン(No.7:ジャック・ウォーデン)、時計屋(No.11:ジョージ・ヴォスコヴェク)など様々な人間たちがいました。

12人はそれぞれの番号の席に付き、学校のフットボールコーチをしているNo.1の男性(マーティン・バルサム)を議長に、まず決を取ることにしました。
おそらく誰もが有罪に決定されるであろう結果は、1票の無罪によってこの部屋を議論の場と変えました。
無罪としたのは建築家No.8(ヘンリー・フォンダ)でした。
彼は言います。

話し合いましょう。
評決には12人全員の意思統一が必要でした。
こうして1対11の無謀にも思える議論が始まるのでした。

関連リンクです。
1957年「十二人の怒れる男
1957年「十二人の怒れる男(再)
1997年「12人の怒れる男 評決の行方

第24回ブログ DE ロードショー
イラストは「忘却エンドロール」の宵乃さん作です。\(^^)/


映画レビュー
オススメ映画鑑賞の記録」のmiriさん企画の「同じ日」に「同じ映画」を鑑賞しようという『ブログ DE ロードショー』第24回目の開催は、皆で選んだ第三回リクエスト企画作品となっております。
選ばれた方は「サラウンドに嵌った男のブログ」のtake51さんです。

序盤に裁判所が下から上に向かってアップされるのは、裁判とは重々しく威厳があることを示しているのでしょうか。
物語は第一級殺人事件の有罪/無罪を、陪審員が決めるところから始まります。状況などは討論中に明らかにされるため、観ている方は少しずつ状況が判る仕組みになりますが、そのときの情景などは言葉だけで、実際の事件現場のシーンなどは部屋の見取り図はあったものの一切ありません。それなのにある程度の情景が脳裏に浮かぶようになるのは、それだけ集中させられているのでしょうか、討論にひきつけられるのがいいですね。

この作品では陪審員制度、無作為(と言っても代表的な物の考え方をする人たち)の12人による裁判に対する考え方を描いており、結果的には「疑わしきは罰せず」と疑問がある場合は有罪にはできません。確かに疑わしいことがある以上、無罪(ここでいう無罪は有罪に疑問があるということ)になるのは当たり前だと思います。
作中でもそれだからこそ、この制度は素晴らしく、アメリカの(当時の)優位性を示している。との意見もありました。

ただ無作為抽出によって、いつでもNo8のような人物が現れるとは限りません。
今回の事件でも裁判の結果よりも野球を優先したい人や、スラム出身という背景だけで有罪と考えている人、結構メモなどをとって真剣に考えていた人もいたようですが、実際に疑問を持ったのはわずかに1/12人だったのです。いかに人の命を軽く見ているのか恐ろしい話です。
実際の確率はこんな1回だけの抽出では測れないものでしょうけど、もしほかのメンバーであれば有罪になる公算は高かったように思えます。こう考えればこの制度が本当に素晴らしいのかどうかはかなり疑問です。
もっともこれほど事件に関して疑問があり、それが裁判上で議論されていないことの方も恐ろしいですね。これは無能(No.8談)の弁護士にあたってしまった少年の悲劇でもあります。

この作品では、実際のところ少年が殺人を犯したかどうかは結論付けされません。
12人の陪審員は「各人が別々の証言」において「有罪に対して疑問がある」という点において賛同したにすぎません。しかし、それこそが大事で、結論を安易に導き出してしまう体制に警告を鳴らしたのではないかと思います。

それにしても、ラスト、No9のおじいちゃんがNo8に声をかけただけで、あとは終わったら話もなくそのまま帰途につくあたり、本当に無作為抽出でこのためだけに集まっているんだなぁという印象を受けました。

Number227-2【ここがいい!】
・白熱しているシーンはとてもいいです。人物も12人もいるといのにそれぞれ個性が立っていました。
・議論しているとどうしても熱くなる時もありますが、中でもNo3の行動はよかったですね。根底に子供のことがあったようで、ラストシーンは感動しました。それにNo10の怒っている人とは違って、ちゃんと事件を考えているんですよね。ただ根底に怒りのようなものがあると考えも歪んでしまうのでしょう。
・割と席上ではなくトイレや窓際で話しているときに懐柔しているシーンがありましたね。でも、席上では喋れなくても別の場所であれば喋れないことも喋ることがあるものです。そしてそういうときには情が移ることが多いです。(^^)
・人柄としては論理的に考えるNo4、特にお年寄りに優しく、いるとほっとするNo.6、有罪とは思っていても話し合いに共感したNo.9、時計のような性格、自分の意見をしっかり言えるNo11辺りが好きかなぁ。No2の喉飴きらせてます!と言うシーンも好きです。

【ここは問題かな?】
・飛出しナイフを購入したNo8ですが、法を守る人間(普段は違いますが、今回は陪審員として選ばれているときでしたから。もちろん普段も買ってはいけないんですけどね。立場という点で)としてこの行為は果たして許されるのでしょうか。しかも、そのナイフを会議室に置いて帰るという…もしもし?

【一言いいたいコーナー】
・No8の服がもっとも白いような気がしますが…シロ、クロ何か関係があったかな?
・昨今の無駄に大金をかけた自己満足的作品や作る必要のない続編などに比べると、制作費は約35万ドル、撮影も2週間程度という超低予算。それでありながら演出、脚本でここまでの作品に仕上げていることが凄いですね。
・昔TV版吹き替えを観て以来、気に入っている作品ですが、今回は字幕を付けて吹き替えで鑑賞しました。この作品は吹き替えが2種あるのですが、私が持っているのは1回目の方で、DVDに収録されていたのも1回目です。そのためTV版の尺に入っていなかった部分は英語のままになります。3、4箇所あり、No7、No12辺りですが確かにどうでもいい箇所かも。(^^;
・字幕と吹き替えの言い回しが違う作品はよくありますが、今回のはちょっとひどくって、たとえば老人が歩くところを再現しているとき、周囲から「もっと早く歩けんのか?」と言われたとき、吹き替えでは「老人にはこれ以上無理」字幕では「早くしましょう」…って意味違うじゃん。また全体を通して字幕だとものすごくぶっきらぼうな訳になっていました。
Number227-2これでは吹き替え観た人と字幕を観た人とでは感想が変わるんじゃないかな?と思いましたが、これは最初に吹き替えで鑑賞した私だけの思いかもしれません。

コメントありトラックバックです。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「一緒に「十二人の怒れる男」を観ませんか(追記)
夜更けの自販機(|―|/‐\|\/|さん)の「ブログDEロードショー : 十二人の怒れる男 (1957) -12 ANGRY MEN-
パパがんばって(^^)/(かえるままさん)の「ブログdeロードショー「12人の怒れる男」
子育て 時々 映画(マミイさん)の「ドッキドキの緊迫感
映画鑑賞の記録(miriさん)の「2−1392 十二人の怒れる男
陽面着陸計画(なるはさん)の「『十二人の怒れる男』
サラウンドに嵌った男のブログ(take51さん)の「「十二人の怒れる男」を見ました!やっぱり渋いです。
しずくの水瓶(しずくさん)の「ブログDEロードショーで「12人の怒れる男」を見れてハッピー
web-tonbori堂ブログ(tonboriさん)の「Law&juryman「十二人の怒れる男」
いやいやえん(makiさん)の「十二人の怒れる男

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posted by 白くじら at 21:02| Comment(16) | TrackBack(6) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは☆

>こう考えればこの制度が本当に素晴らしいのかどうかはかなり疑問です。

私もこの映画を見て、常々色々な映画を見て少し思ってもいた事ですが、陪審制って良くないな〜と、「冤罪の素」かも?と強く思いました。

若い時に見ていればもっと感激したと思える作品で、今までご縁がなくて残念でした。今初見しても良い作品ではあるけど、きっともっと自分に何も持つモノがない時に見たら・・・良かったと思えました。

白くじらさんは、その点、吹き替えと字幕の件を書かれていますね〜。最近思いますが、自分が最初に見た状態が人間一番すんなり入るのではないでしょうか???(特に、初見時が若い時の事です)

今回もお忙しい中、告知記事、ご鑑賞、この記事を有難うございました☆
いつもの記録にリンクさせて頂きますね〜!
Posted by miri at 2011年12月04日 09:16
あ、いいんですか?もう、書いちゃってもいいんですね?
かえるままも、今日記事に出しますね。(もう半分位、下書きしてあるんですが.....)

いや〜本当に映画っていいですね!

素晴らしかったです。低予算でも、ここまで面白い映画が作れるなんて、驚きました。
見て良かったです。
ラストのおじいちゃんが声をかけて別れるシーンはとても清々しくて良かったです。
たまたま偶然集まった人々であっても、なんとなく、友情の様なシンパシーが芽生えたのかと思うシーンでした。
Posted by かえるまま21 at 2011年12月04日 10:26
すべてのひとが陪審員の役割を真剣に考えていれば、素晴らしい制度なんでしょうね。確かに8番がいなかったら即有罪になってそう。でも、何度も陪審員をやっているという人が「こういう奴が一人はいるんだよなぁ!」と言ってたから、けっこう8番みたいな考えの人は多いのかな?
飛び出しナイフを買ってきたというエピソードは、わたしも「ん?」と思いました。イラストにしたくせに(笑)
しかもポケットから出しましたよね。現在なら裁判所の入り口に金属探知機が設置されてそうだけど、昔はチェックもされなかったんでしょうか・・・。
Posted by 宵乃 at 2011年12月04日 12:03
こんばんは、miriさん。

そうですね。この作品では最終的にはまるで裁判をやり直ししているかのような話し合いにより全員一致しますが、下手すると5分で有罪となりかねない人選でした。もっとも極端な例なんでしょうけど…陪審員をされる人は、一度はこの作品を鑑賞してほしいような気がします。

初見時はやはり大事だと思います。
特に駄目だとなったら、なかなか再見はないでしょうねぇ。
私は基本字幕派ですが学生のころ観た作品はTVでしたから吹き替えばかりでしたから、そういう作品は字幕が苦手かも。(^^)

リンクありがとうございます。
またmiriさんがレビューをあげられたら伺います。
Posted by 白くじら at 2011年12月04日 19:55
こんばんは、水野さ…あ、違う、かえるままさん。(^^;

レビューは12/2以降に観られたらもういつでもかまいませんよ。

最近はCGやら豪華俳優にお金をかけているのか、内容のスカスカな作品が多いですけど、これは演出や脚本がしっかりしている作品で、ぐいぐい引き込まれましたね。

ラストは雨も上がって「雨降って地かたまる」感じでしたね。
私も暑苦しさもなくなり清々しかったと思います。おじいちゃん好きです。(^^)
Posted by 白くじら at 2011年12月04日 19:59
こんばんは、宵乃さん。

そうですねぇ、今回はいろいろと特徴ある人ばかりでしたけど、真剣に考える人ばかりでしたら…ってもっと弁護士しっかりしろ!と言いたかったりも。確かにこういう人(No.8)はいると言ってましたね。いつも歯止めしてほしいです。(^^;

なるほど!金属探知機。
確かに今ならありそうですね。証言者を殺すなんてギャングモノならありそうです。
No8…あとで捕まらなければいいんですけどね。
Posted by 白くじら at 2011年12月04日 20:07
こんばんは☆

・・・今まで「ブログDEロードショー」に
第4回の「ニューオーリンズ・トライアル」以降、多くの作品にご参加頂く事が出来て、本当に嬉しかったです。
「カプリコン1」では主宰をして頂き、本当に有難うございました。

私は、今年いっぱいでこの企画のお世話を辞めさせて頂く事になりました。
来年からは宵乃さんが引き継いで下さいます。
私も いち参加者としてずっと参加してゆきますので、白くじらさんもご都合の良い時には是非、ご一緒に映画を楽しみましょう〜♪

なお、リクエストいただいていた3作品のうち「グレムリン」を除く2作品は、ゆっくりといつか見て、感想をアップしますので、その時はもし良かったら読んでやって下さいませ〜!
では、本当に有難うございました。
Posted by miri at 2011年12月04日 23:36
白くじらさん、こんにちは。

議論することの大切さを教えてくれる映画でした。
私も何度か観てますが、何度見ても
お話にぐいぐいひきこまれてしまいます。

>この作品では、実際のところ少年が殺人を犯したかどうかは結論付けされません。
そうなんですよね。
あくまでも推論であり、実際はどうなのかというのは藪の中なのです。
でも、若者の生死を左右してしまう決定をくだすのだから
議論は尽くさなければいけないですよね。
Posted by マミイ at 2011年12月05日 10:16
こんにちは、miriさん。

突然の連絡に驚きました。
miriさんはとても細かい気配りをされていましたので「ブログDEロードショー」での取りまとめはとても大変だったと思います。
この企画によって、大勢の映画ブログと出会えたことは、非常に嬉しかったです。
一瞬、ブログから撤退かと思ったのですが、参加者として参加されることを知ってほっとしました。(^^)
また、ご一緒に映画を観ていきましょう。
お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

この企画で上げられている作品は、気になるものも多いので、参加できなかった回の作品も機会があれば観ていきたいと思っています。
リクエストで1位にならなかった作品の中にも、観たいのありますし。(^^)

あの2作品のレビューが上がった時には伺いますよ。(^^)
Posted by 白くじら at 2011年12月05日 17:23
こんにちは、マミイさん。

ですねぇ。私も何度も観ているのに、次のシーンが観たくて結局観てしまっていたり。実は今日も調べ物があったのでシーンを飛ばしながら観ていたんですが、気が付いたらジーと観ていたり。(^^;

議論をすることはやっぱり大切ですね。
自分がスルーしていたことも、他人が何かを気づいていることもありますし、それによって新しい発見があったりするんですよね。
これって、他人のブログレビューを読むのと似ているかも。(^^)

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2011年12月05日 17:27
こんばんは!!(^.^)

>制作費は約35万ドル、撮影も2週間程度という超低予算。

 そうなんですね?確かに舞台も変わらない簡単に作れそうな
 セッティングでしたが、こうして数字で見ると驚きですね(笑)

この映画の場合、少年が殺したか殺してないかは
大きな問題じゃないんですね。これほど色々考えさせてくれる
映画も少ないのでは?と思います。単純なだけに、想像が
色々膨らみます(^▽^;)

吹き替え版も見られてるんですね!
字幕と吹き替えで内容が意味が全く違うことになってるのは
困りますし、何とかして欲しいですね。。。

ただ口の動きと上手く合わなかったり、
苦労もあるんでしょうね(^▽^;)

途中で嫌になってるとか??(笑)

また他の映画の記事もゆっくりお邪魔させて
下さい!!これからもよろしくお願いします!!(^^♪
Posted by take51 at 2011年12月07日 21:47
こんばんは、はじめまして、take51さん。

そうですねぇ、確かに舞台が限られていますし、特撮のようなものもありませんし、俳優さんも少ないですから予算が抑えられそうですね。
日本は宣伝に凄いお金をかけているようですけど。(^^;

後でいろいろと考えせてくれる作品は好きです。
でも、なかなか無いようで…「デジャヴ」とか考えまくりです。
今回は「ブログDEロードショー」作品ということもあって、「同時期」にいろいろな意見を観ることができたのが嬉しいですね。(^^)

字幕と吹き替えが違うのには驚きですね。
観終わった時の感想も変わってくると思います。

>途中で嫌になってるとか??(笑)

そっかぁ!!
それは新事実ですよ。(^^;

トラックバックもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 白くじら at 2011年12月07日 22:49
マイブログで返信したコメントが500字以内のために途中で尻切れトンボになっています(*_*;。
先ほどTBさせて頂きましたが無事に着地しましたかどうか・・・

「武士の家計簿」も12人〜と一緒にレンタルしてきました!
Posted by bamboo at 2011年12月08日 14:42
こんにちは、bambooさん。
トラックバック、大丈夫でしたよ。

コメントも読みました。
500文字の制限があるんですね。投稿時にチェックして注意してくれるといいのに。(>_<)
字幕と吹き替えと意味合いが違うのは困りものですね。評価も変わってくると思います。

「武士の家計簿」のレビューもお待ちいたします。(^^)
Posted by 白くじら at 2011年12月08日 16:21
こんにちは♪

傑作とは聞いていたのですが、これ程とは。
97分ですが一瞬たりともだれる所のない隙のない作品になっていましたね
脇の汗染みがリアルな暑さと議論の熱さとを演出する小道具にもなっていました
日本も陪審制になりまして、どこまでこの作品のように議論できるのかはわかりませんけれども、一人の人間の命の重さも考えて、判決を下して欲しいと思いますね
Posted by maki at 2011年12月20日 09:17
こんにちは、makiさん。


とにかく回想シーンもありませんから、一字一句を集中してみるためか、全然退屈にもならず、緊張感を保ったままラストに雪崩れ込むという。凄い作品ですね。(^^)

汗染みと暑さも凄かったですね。
こういうのがラストの雨上がりの爽快感に一役買っているようですね。

日本の陪審員たちも、一度はこの作品を鑑賞しておいた方がいいと思います。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2011年12月20日 11:48
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一緒に「十二人の怒れる男」を観ませんか(追記)
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