1976年(SNAKE IN THE EAGLE’S SHADOW) 製作国:香港 監督:ユエン・ウーピン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
鷹爪塾のショングン・ヤッワンは、蛇形塾の門人をことごとく殺し、ついに塾頭ジウをも倒してしまいます。残る蛇形を引き継ぐ者は、息子のジウ・ツォイジーとバク・チョンティンのみでした。
ホン・タイ武館で下働きをしているガンフー(ジャッキー・チェン)は、毎日、床磨きをしたり師範代の稽古台としていじめられていました。
あるとき、ホン・ワイ武館の前で老人が寄ってたかって殴られているのを見て(実は逆だったりしますが)、弱いのを承知で救いに飛び出します。その老人こそが蛇形のバク(ユエン・シャオティエン)だったのです。
バクはガンフーと話をしているうちに彼が好きになり、稽古台としていじめられていることを知ると蛇形の型を教えます。
そんなバクを鷹爪の刺客たちが襲ってきます。2人がかりで襲われたバクはついに負傷を負い、逃げる術を教わったガンフーもまた師範代の怒りをかい、武館を飛び出てしまいました。
負傷したバクと出会ったガンフーは、彼を看病することに…やがて傷の癒えたバクはガンフーに蛇形を教え込むのでした。厳しい修行が続き、やがてガンフーは蛇形の使い手として成長しました。
しかしホン・ワイ武館で師範を救ったことから、通りかかったショングンに蛇形の存在を知られてしまいます。
シュングンはガンフーにバクの同門だと偽りながら迫り、ガンフーもまたそれを信じてバクのところに連れて行こうとするのでしたが…。
結局のところ鷹爪と蛇形が争っていたホントの理由は何だったのでしょうか。(^^;
それはおいておいて…ジャッキー・チェンの「酔拳」に続くコミカルアクションカンフーです(実際に作られたのは「蛇拳」が先だったりするのですが)。
今回は蛇の動きを元にした蛇拳をめぐる物語で、相手は鷹爪という捕まれたらかなり痛そうな拳でした。
当時はカンフーという漠然とした拳法の一種としての知識しかありませんでしたから、酔拳や蛇拳という変わった型があるのにはびっくりしながら、そしてドキドキしながら観ていたものです。
ストーリー的には「負ける」→「修行」→「苦戦」→「なにかあって勝つ」というパターンの代表作のような感じですね。
奥義書がボロボロで自分で猫の動作を真似た蛇形手刀も秀逸で面白かったです。
「酔拳」に比べるとコミカル部分が少ないようですが、ジャッキーとユエンのコンビは最高でした。
…と前のレビューと同じようなことを書いているということは…つまり…やっぱり同じパターンということなのでしょうか!いいのか、このレビュー!!
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「スネーキーモンキー/蛇拳」観た」
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>自分で猫の動作を真似た蛇形手刀も秀逸で面白かったです。
ですよね。しなやかな手首の動きと猫の鋭い突き…、たぶん鷹爪拳のひとが蛇拳を組み込んだら同じようなのができてたと思うから、武術は向上心をなくしたらそこで終わりなんだなぁと思いました。
他の流派を潰すより、自己鍛錬だ!
あはは、今回は、主人公もお師匠様も同じ人でしたから、余計にそう感じたのかもしれませんね。
懐かしくって、またこの辺りのジャッキー作品が観たいですね。(^^)
武術は向上心!
まさにそうですよね。正統派ではなく他の拳法を取り入れるのは難しいと思いますけど、それによって技術を磨くのは観ていても面白いですよね。
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