1977年(SNAKE & CRANE ARTS OF SHAOLIN) 製作国:香港 監督:チェン・チー・ホワ 撮影:チェン・チョンユァン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
少林寺拳法に八派あり、武芸をみがくため毎年集まるならわしでした。
この年、8月の中秋の日、八派の長老たちが集まって新しい型をあみだしました。蛇鶴八歩と名付けられたこの拳は、まさに天下無敵でした。かくして蛇鶴八歩は少林寺拳法の極意となったのです。
長老たちは虎の巻を少林寺の奥深くに納め、その権威の印として九竜の矛を添えました。これはあまねく天下に平和をもたらすためでした。しかしある日、八派の長老たちは突然姿を消し、虎の巻も行方不明となり、天下は麻のごとく乱れたのでした。
町ではいつにもまして拳法家の姿がありました。
最近、虎の巻を見た者がおり、腕に覚えのある拳法家がこぞってこの町に集まり、巻を我が手中におさめんと狙っていたのです。
そんな緊迫感漂う酒場に現れた男の名は徐英風(ジャッキー・チェン)、来る途中助けた子供、風来坊の黄珠とともに食事をとっていた彼は、ひょんなことから持っていた荷物を落としてしまいます。そこに見えたのはなんとあの虎の巻!たちまち戦いの場と化した酒場でしたが、英風は余裕で彼らをかわすのでした。
その日から彼の持つ虎の巻を狙って、四川唐門派の総師(ノラ・ミヤオ)、飛虎拳法の黄、どうでもいい連中の丁兄弟、そして黒竜党が襲いかかってきます。
徐英風とはいったい何者なのか、九竜の矛は?そして消えた八派の長老たちはいったい…。
ジャッキー・チェンものですが、いつものパターンから脱却したかったのか、負けて修行というパターンではありません。(^^;ギャグもほとんどないのがちょっと残念。
ストーリーは八派の長老たちがどうなったのかを知っており、なおかつ情報として出てくるのが徐英風のみ、しかも彼は情報を「今は言えない」と小出しにするのでちょっと欲求不満が。(- -) 情報は出さなければ腐る!
結局ただの風来坊だったようで「たまたま」通りすがったようでしたが…なんだか珍しいような。
ちなみに、すぐに腕を組んでしまうのは癖なのでしょうか。
あ、そうそう。どうして虎なのかな??ほかには無かったのでしょうか??
蛇でも鶴でもなく虎というのが妙に引っかかってしまいました。ただ少林寺といえば虎と竜なので、少林寺の極意書というところで虎名のかも知れません。
今回のジャッキーは無敵の拳法蛇鶴八拳をひっさげ、いろいろな拳法の達人との戦いか全編にちりばめられています。
カンフーが好きな人にはたまらない一品ですね。
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