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2011年12月17日

荒野の七人

どんな仕事も本人次第だ!
荒野の七人 (特別編) [DVD]
1960年(The Magnificent Seven)製作国:アメリカ
監督:ジョン・スタージェス原作:黒澤明 映画「七人の侍」
製作:ジョン・スタージェス製作総指揮:ウォルター・ミリッシュ、ルー・モーハイム
脚本:ウイリアム・ロバーツ撮影:チャールズ・ラング
音楽:エルマー・バーンスタインamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
国境の南にあるメキシコの村では、収穫の頃になると盗賊カルヴェラ(イーライ・ウォラック)たちの襲撃を受けていました。自分たちではどうすることもできないと思った農民たちは、長老の言に従って銃を買い入れ、助っ人を雇うために町へ向かいました。
おりしも町では、インディアンの埋葬を巡って緊迫した雰囲気。差別から遺体を埋葬したくない男たちと、墓地まで遺体を運ぶ2人のガンマンとの争いでした。
その2人のガンマン、黒ずくめのガンマン、クリス(ユル・ブリンナー)であれば信じられる。と農民たちは彼に村を救ってくれるようにお願いします。農民たちの決心を悟ったクリスは、他のガンマンをかき集めます。墓地へ行くときに護衛をしてくれたヴィン(スティーブ・マックィーン)、ナイフの名手ブリット(ジェームス・コバーン)、銃の達人オライリー(チャールズ・ブロンソン)、クリスの友人リー(ロバート・ヴォーン)、そしてクリスのことだから大きなヤマに違いないと勘違いしているハリー(ブラッド・デクスター)らが、報酬20ドルという破格な低報酬にも関わらず集まりました。

村へ向かった一行は、途中、一度は断ったガンマンにあこがれている若者チコ(ホルスト・ブーフホルツ)を加えます。
7人のガンマンとなった彼らは、村を守るため岩垣を作り、銃の使い方を指導します。
襲い来るカルヴェラを一度は撃退し、勝利に喚起する村人たちでしたが…。

映画レビュー
ちょっとオススメ西部劇の金字塔というべき作品です。
日本の「七人の侍」が基となっていますが、この作品もまた、後に続く西部劇の見本となっていると思います。

少数の精鋭で強大な敵にぶつかるのは、今や定番でもありますがやっぱり面白いです。
この作品ではそれだけでなく、農民たちにも戦いを教えています。いつまでもこの地にいられないクリスたちにとっては、人に頼るばかりではなく農民自身にも立ち上がってほしいのでしょう。そういう点において、さらに重みが加わっていると思います。
もっとも最終的に農民は常に土地と戦っており、ガンマンたちとは違う戦いを、そして彼らの方が偉いのだ。ということはクリスやオライリーの口からも語られます。特にオライリーが自分にあこがれ父親のことを意気地なしと言うところで子供たちを諭しているシーンはとてもいい。

Number702【ここがいい!】
・ガンマンたちが格好良く強いだけではなく、廃れていくガンマンの苦悩、農民の苦悩などが描かれており、中でも特筆すべきは最後に仲間になったガンマンのチコでしようか。チコは農民とガンマンとの間で揺れ動いており、ラストシーンで感動を呼びます(実は続編で身もふたもなくなるのだが)。
・なにかとクリスをサポートするヴィンがいいですね。どちらかというとクリスはクールすぎるくらいクールなため、ヴィンはいい緩和剤になっていると思います。やっぱりヴィン役のスティーブ・マックィーンの笑顔がとてもいいんですよね。
・荒野に流れるテーマソング、まさに西部劇に戻ってきたという感じで、今も好きな曲です。
・マッチを擦る動作が格好いい。当時のマッチは黄燐マッチという種類だったと思いますが、靴の踵や壁などでこすって点けるんですが、これがまた無性に格好いいんですよね。

【ここは問題かな?】
・ナイフの名手であるブリット最期の時に、わざわざナイフを出し、持ち替えて、投げようとするのは、ちょっと違和感アリかな。
・カルヴェラが彼らと交渉をするところは所謂アウトローの仁義とも言うべきところですが、クリスはそれを裏切って奇襲攻撃をしてしまいます。悪だからいい…ということでもなく、ここまで見せてくれていた性格というものがガラガラと崩れていったかのようでした。ここは何らかの方法を取ってもらった方がすっきりしていたんですけどねぇ。

【一言いいたいコーナー】
・村にある茶色の器が妙に綺麗なんですけど…何故なんだろう。
ユル・ブリンナーはこの役が気に入り、その後のSF作品である「ウエスト・ワールド」でも同じ服装でガンマンを演じています。こっちは怖いですけどね。(^^;
Number702・一作目でやめておけばよかったと思います。

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忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「荒野の七人」観ました

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ラベル:映画 DVD 西部劇
posted by 白くじら at 12:45| Comment(10) | TrackBack(1) | 西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
見たはずなんですが、リメイクなど沢山の似た様な西部劇で、ちょっと忘れてしまいました.....
男の人は好きなのかな〜?って思いながら、見てました。
Posted by かえるまま at 2011年12月17日 21:04
こんばんは、かえるままさん。

結構同じようなタイトルが多いですし、内容も似通っているものが多いです。当時、大量に作られたために逆に廃れてしまった経緯もありますから。
でもきっと音楽は耳にされたんじゃないかと思います。

西部劇は男の映画というイメージは強いですね。
でも、ジュリアーノ・ジェンマの登場により爽やか感もましファンになられた方は多いようです。(^^)
Posted by 白くじら at 2011年12月17日 21:56
面白そうですね!!
もちろんタイトルは知ってましたが、
まだ見たことがなくて・・・

7人の侍は見てますが、なるほど
この映画が参考にしてるんですね!
余計に見たくなりました!!(^^)

年末、落ち着いたら見たいと思います!
見たい映画のリストを作っておかないと忘れそうです。。(^▽^;)
Posted by take51 at 2011年12月18日 17:20
こんにちは、take51さん。

私は逆でまだ「7人の侍」を観ていないんですが、こちらはかなり怖そうですね。一度は観ておかねばと思ってはいるんですけど。

今年の年末年始は自宅でいることが多いので、いくつも映画が観れそうです。
take51さんも、小鳥頭同盟はいかがですか?(^^;
Posted by 白くじら at 2011年12月18日 17:39
こんばんは。ご無沙汰しております。

「荒野の七人」、大昔にテレビで観たくらいで殆ど記憶になく観てないに等しいです。名作ほど見逃してるダメな自分だったりします。
ユル・ブリンナーのガンマン姿といえば「ウエストワールド」が真っ先に浮かぶボンクラなので、改めないといけませんね(笑;)。
白くじら様の記事から素晴らしい作品であること把握しました。最近、旧作中心に観てるので、昔の西部劇にも目を向けてみようかと思います。

ガッツリ応援♪凸

Posted by umetraman at 2011年12月18日 21:29
こんにちは!
七人の侍をもとにしてるとはいえ、こちらも本当にいいですよねぇ。とくにブロンソン好きのわたしにはたまりません。
未だに名前と顔が一致しない人もいるけど(笑)、印象的なシーンがたくさんありました。
悪党相手とはいえ、約束を破るのは「あれ〜?」って感じですけどね。
それにしても、続編があるとは・・・。観るのが怖いです!
Posted by 宵乃 at 2011年12月19日 12:08
こんばんは、umetramanさん。

いやぁ、私もなにげに名作という作品を観ていなかったり、レビューしていないんですよね。(^^)
「ウエスト・ワールド」がすぐに出てくるあたり、やっぱれSF通だと思います。改める必要は全然ありませんよ。(^^;

ぜひ西部劇もどうぞ。
私も今、掘り起こしているんですけど、あまりレンタル屋になくって困ってます。(> <)

ぽちっとありがとうございました!
Posted by 白くじら at 2011年12月19日 19:57
こんばんは、宵乃さん。

あー、ブロンソンはあの村ではパパさんのような役でしたね。
子供に対してもしっかりと叱りつけ、人生の厳しさを教えながらも、とても渋かったです。んー、まんだむって感じ。(^^)

アウトローの仁義というのは好きなんですけどねぇ、ちょっと残念。
私は続の存在は知っていたんですけど、さらに2作もあるとは初耳でした。でも知らない方が吉かもしれません。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2011年12月19日 20:01
 白くじらさん、こんばんは
 
やっぱり、ブリットのJ・コバーンが一番カッコイイなぁ。
ナイフだけかと思ったら、遠距離射撃で仕留めるし、万能感抜群。
J・コバーンも久蔵の役が自分と聞いて大感激したらしいですね。(一番、美味しい役だもん)
僕は、あのブリットの最期好きですよ、理由はこれと言って見当たらないのですが。(汗)
でも、一番好きなのは年喰うとブロンソンのオライリーですね。
子供たちを本気で叱る所とか、最期、
「見ろ、お父さんたちは勇敢だろ」って、本当に優しいナイスガイ、見た目の野暮ったさがいいですね、あれが二枚目だったらイヤミ感が出るでしょう。
ラストに子供たちから花を供えられてるけど。、本家より扱いのいい珍しいキャラ。(マックィーンも思いっきり本家より目立ってるけど)

好きだし、面白いんですけど、僕のオールタイム・ベスト1が「七人の侍」だから割を喰ってる所があります。(ちなみに、ベスト1は、もう1本有って、中国の「さらば、わが愛/覇王別記」が並んでいます〜圧倒的に西洋の映画ばかり観てるのに、ベスト1は日本と中国(笑))
Posted by 鉦鼓亭 at 2018年03月31日 23:53
こんにちは、鉦鼓亭さん。

私も銃に対してナイフでもまったくひけをとらないブリットは、7人の中でも異色で好きなんですけど、ラストだけがちょっとわざとらしい演出のように感じられて。(^^;
例えが分かりにくいかもしれませんけど、これは「死霊のはらわた」でゾンビと化した女性が襲い掛かってくるときに、その後刃物が自分の背中に刺さるように持ち替えているのと同じような…感じが。

子供と仲良くなっていくブロンソンのオライリーの話もよかったですね。
実際、みんなキャラ的に死んでほしくなかった人ばかりでしたね。

有名どころを観てない私はまだ「七人の侍」を観てなかったりして。
やっぱりこっちがはるかに上なんでしょうね。
中国や韓国の映画って、なにげにいいものが揃ってますからねー。(^^)
Posted by 白くじら at 2018年04月01日 07:48
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Excerpt: ユル・ブリンナーも描きたかったけど、やっぱりブロンソン! 製作:アメリカ’60 原題:THE MAGNIFICENT SEVEN 監督:ジョン・スタージェス 原作:黒澤明/橋本忍/小国英雄..
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Tracked: 2011-12-19 12:01
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