1989年(LEVIATHAN) 製作国:台湾 監督:ジョージ・P・コスマトス 製作:ルイジ&オーレリオ・デ・ラウレンティス 製作総指揮:ローレンス・ゴードン、チャールズ・ゴードン 脚本:ジェブ・スチュアート、デイヴィッド・ピープルズ 撮影:アレックス・トムソン 音楽:ジェリー・ゴールドスミス amazon.co.jpで詳細を見る。 |
フロリダ沖、水深4800mに建設されたトライ・オセアニック海洋開発の第7採掘作業用海底基地シャック7では、銀などの貴金属の採取が行われていました。
メンバーは8人。リーダーのベック(ピーター・ウェラー)は地質学者なのにこの役を任命され、なんとか7人をまとめようと四苦八苦していました。今日もまた医師のドグ・トンプソン(リチャード・クレンナ)が勝手に職場放棄していたために、デジーザス(マイケル・カーマイン)が危うく死にかけるという事故が発生していました。
この仕事の契約期間は90日、今日はその87日目でした。
ノルマもあとわずか…そのため緊張感をとるためにベックは次の日を休みにすることに決めました。
この意見はくたくたに疲れているメンバーには明るい朗報となりましたが、喧嘩ばかりしているウィリー(アマンダ・ペイズ)とシックスパック(ダニエル・スターン)が罰として明日も仕事に…。
次の日、ぼやきながら働くシックスパックは、ちょっとしたミスでその場から消えてしまいました。
追いかけていくウィリーは、海底深く沈没している船を発見しました。基地でドグが船体名を確認「リバイアサン」…しかしその船はロシアの船で、今はバルト海で航行中だという…なぜ同じ船名の船がここに?しかも2000キロ以内は、沈没の記録も残っていませんでした。
船内で金庫を発見したシックスパックは、大喜びで戻ってきました。
金庫の中には航海日誌、病死している船員のカルテ、時計などが入っていました。酒が入っているらしい水筒はこっそりシックスパックのポケットに…彼はそれを黙って寝室で…それを知ったボウマン(リサ・アイルバッハー)と一緒に飲んでしまうのでした。
最終日、シックスパックは体調不良を訴え仕事を休み、代わってベックがその任につきました。
ドグはシックスパックの身体を調べますが、背中に湿疹がでておりそれはしだいに広がり始めていました。そしてベックたちが仕事を終えて戻ってきた8時間後には彼はもう…。
ベックとドクは彼の遺伝子が変異したのではないかということを、海上にいる上司マーティン(メグ・フォスター)に説明しますが、彼女は「もう死んでしまったのなら仕方がない、問題が解決しているのであれば、1日前に帰るのはあなたの汚点になりますよ」と取り合いません。
ドグは念のために全員の身体をチェックしますが、その最中に自分の体の異変に気付いたボウマンが変わり果てたシックスパックの遺体を目撃し、シャワールームで自殺をしてしまいました。
ベックはすぐさま戻る決心をしますが、マーティンはハリケーンが近づいていることを理由に12時間待機を命じます。
しかしその間にも2人の遺体には変化が起こり、不気味に動きながら融合を始めていました。
彼らは2人の遺体を船外に捨てようとしますが、まだ理由を聞かされていなかったジョーンズ(アーニー・ハドソン)やコッブ(ヘクター・エリゾンド)は運んでいる最中に動き出した袋に驚きパニックになります。
袋を破って暴れる肉塊と化したシックスパックとボウエン!
なんとかシャフトを使って追いやったものの、その時、足が切断されて基地内の側溝に落ちたことを誰も気付きませんでした。そしてやがてその足から生まれた生き物はデジーザスを襲い、さらに医療室の血液を奪いさらに巨大化、さらに先の騒動で負傷したコッブもまた、体調不良を訴え始めていました…。
「カサンドラ・クロス」などで有名なジョージ・P・コスマトス監督の海洋SFパニック映画です。
ただ惜しむなかれ、同年に「ザ・デプス」、その後に「アビス」などの深海パニック映画がなぜか続き、インパクトが押さえられてしまいました。しかしこの作品だけとればなかなか楽しめる作品でした。
ただビジュアル的には「エイリアン」にどうしてもよく似ているシーンが多く感じられます。
それでも緊迫感やぐちゃぐちゃしたクリーチャーはなかなか深海+人間との融合の怪物ぽくってよかったです。取り付いた人間の知能を持つようで普通のクリーチャーよりも頭がいいのも特長でしょう。ちょっと触手攻撃が多かったですけどね。
ラストの瞬間はそれを逆手に取った方法があってGOOD。
このクリーチャーを創造したのはスタン・ウィンストン、「ターミネーター」「プレデター」「エイリアン2」など…ってなんとなく納得。
【一言いいたいコーナー】
・ダイビング・スーツの格好といい、海底基地シャック7の構造がパイプ剥き出しだったり、最後のスーツを着るシーンだとか「エイリアン」に酷似するシーンは多いですが、そこがまた楽しく観れたのも事実。結局あの作品は偉大ということかな。
・「ゴーストバスターズ」の人がいるということで誰かと思っていたらジョーンズ役の黒人の方でした。あの4人目のゴーストバスターですね。今回はなかなか頑張っていました。あの扉が閉まるのを防いでる辺りいいですねぇ…しかしあの扉、怖すぎです。はさまれたら死ぬのでは?
・最後はやっぱりアレですね。もー、ホントに何考えているんでしょうマーティンさん。(- -;
「あ”〜〜っ!!」
ちゅどーん・・・
↑この流れが最高に笑す。
ロボコップとか、
ゴーストバスターズとか、
ホームアローンとか、
色々贅沢な映画ですねw
「あー」のシーンは面白かったですねぇ。
なまじ頭がいいのも考えものです。(^^;
そういえば、「スパイダーパニック」で「へぃ、スパイディ」「ん?」とこっち向くのもありましたねぇ。
結構面白かったのですが、評価は低いようで悲しいです。
ってホームアローンってなにかありました?
『ホーム・アローン』のマヌケ泥棒の1人、
ダニエル・スターンが出てるので・・・^^;
今回も悲惨な目に…とほほー。
追記、ありがとうございました。