1999年(THE ATTACK OF THE GIANT MOUSSAKA) 製作国:ギリシャ 監督:パノス・H・コートラス 製作:パノス・H・コートラス 脚本:パノス・H・コートラス 美術:マリアンナ・パパゲオーギウ amazon.co.jpで詳細を見る。 |
ギリシャのプシヒコ午後8時…ギリシャ最年少大臣のシニー・ブダラス大臣は、アニータ夫人とうまくいかず今日もプール前で大喧嘩。そんな2人に嫌気がさした息子のアリーは、今日の夕食であったギリシャの伝統料理ムサカの1切れを持って、外にいる犬にあげに行きました。
運の悪いことに、ちょうどそこにカラフルな宇宙船が飛来、乗っていたゴーラを転送しようとしますが、彼女の分子を再構成するときにムサカと交じり合い、さらにホワイトソースの成分が過剰に反応、結果ムサカは巨大化し、しかも自我を持って動くようになってしまったのです。
慌てた宇宙船はいったん36光秒はなれた位置に移動したものの、ゴーラのみが星に帰るために必要な「銀河の超曲面」を覚えているために、彼女の存在なくしては星に帰ることもできないことが判ります。
やむなく彼女たちはゴーラを分離することの出来る「海」へとムサカを誘導することにしました。
しかしその間にも巨大化したムサカはギリシャ中の町々を破壊、人々を襲い始めていたのです。
科学者の分析によるとナスやひき肉を使いつつも成分は不明、その表面やほとばしる破片に触れると高熱で火傷をしてしまうのです。
HI!TVのレポーターエヴィはスクープをものにするために、アテネ宇宙研究所のアレクシー博士を訪ねようとしますが…。
お○カですよーと言われながらもアタック系は観なければーと観たのですが…。
原題は「THE ATTACK OF THE GIANT MOUSSAKA」となっているとおり、実際にはあの美味しいケーキではなく、ムサカというギリシャの伝統料理が襲ってくる作品となっています。
どうしてケーキになったのでしょうか巨大な塊だから?
ラストでレシピというか材料を教えてもらったので載せておきましょう。
4〜5人分として、
挽き肉1キロ
ナス2キロ
トマト3キロ
大きめのタマネギ4〜5個(細かく微塵切り)
とまぁこれだけなのですが、実際にはナスは縦にスライスして、オリーブオイルで揚げます。
微塵切りのタマネギをオイルで炒めて、挽き肉も加えます。さらにトマトに微塵切りも加えます。
陶器にバターを塗ってナスと炒めモノを交互に敷き詰めて、上からクリームソース、パルメザンチーズをふりかけてから、オーブンで焼きます。
まぁ、なんというかギリシャ風グラタンってところでしょうか。
えっ、作品の感想ですか?うーん。(^^;
困った作品ですねぇ。微妙なギャグの塊といった感じでしょうか。各TV局のムサカの取り扱いがなかなか笑わせてくれます。ひたすら心配ありませんを連発する局、ムサカの運勢判断などを行う局など…。
強大なムサカは…ちょっとぶよぶよ感が気持ち悪かったです。
これがホントのケーキだったら、生クリームでも飛ばして完全にコメディになったような気がしました。が!ムサカが飛ばすのはミートソースなのかな、とにかく熱くて火傷です。過剰に悲鳴をあげて逃げるのはいいのですが、襲われて倒れていく人、人、人…この死に様はコメディというよりもホントに怖かったです。
宇宙船の異星人女性たち、扉を開けるときとか喋るときとか必ずポーズをつけるのが面白い…ですがなんともおバ○でした。(- -)
ってまぁ登場人物全員だったかもしれませんけど。
同じアタックものとしてはやっぱりトマトかな〜、あれはよかったですねぇ、オチもいろいろとあってね。
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これ面白そう〜です。「〜キラートマト」よりも、予算かけてそうですか?ポスターを見ると、なんか豪華ですね。(笑)
出張に出ていたため返事が果てしなく遅くなり申し訳ありません。
これが料理ではなくホントのケーキだったら結構爆笑しそうなネタだったのですが…予算はやっぱりかかっていないような気がします。
私は「…キラートマト」まの方が好きです。
これもタイトルに偽りありのようなきがしますねぇ。(- -;
やはり思い出すのは「キラートマト」。あちらはカントリーミュージックを流すと自爆したのでしたっけ・・爆笑でした。(カントリーミュージックってところが・・・)
こちらはムサカ、食べた事は有りませんが、日本のお好み焼きみたいなポジションなのでしょうか。お好み焼きに襲われたら怖いですね、オタフクソースで逆襲しないと。ジャイアントお好み焼きが東京ドームとか破壊したら大阪人狂喜しますね。(爆)
笑える「とほほ」は大好きです!
音楽がダメでしたねぇ「…キラートマト」。イヤーマッフルしてそれを防御していたのも笑いのツボに入ってしまいました。(^^;
お好み焼き!
そう来ましたか。確かに日本というか関西のお好み焼きのポジションかもしれません。ひょっとしたら熱いソースが飛んできたり、鰹節と青海苔を煙幕代わりに逃げたり、さらには蟹道楽と海老道楽の巨大ガニと巨大エビの三つ巴とか。