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2012年01月30日

ロボジー

あ、それはズゴックです。
映画 ロボジー オリジナルサウンドトラック
2012年(ROBO-G)製作国:日本
監督:矢口史靖原作:
製作:亀山千広、新坂純一、寺田篤製作総指揮:桝井省志
脚本:矢口史靖撮影:柳島克己
音楽:ミッキー吉野amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
2012年10月…木村電器では寝る暇も惜しんで3人の技術者がロボット・ニュー潮風を作っていました。3ヵ月前、社長(木村宗佑)の命令により宣伝のためにロボット博に出場するために急遽ロボットを作れと指示が飛んだのです。しかし寝ぼけていたためかロボットは大破。困り果てた3人、小林弘樹(濱田岳)、太田浩次(川合正悟:チャン・カワイ)、長井信也(川島潤哉)は急場しのぎのために着ぐるみと称して中に入る人を募集します。
応募してきた定年退職をしてやることもなかった鈴木重光(五十嵐信次郎:ミッキー・カーチス)を騙し、ロボット博も無事に終わろうとしたとき、鈴木おじいちゃんのパフォーマンスに会場が湧き、そのせいで倒れた支柱から女子大学生佐々木葉子(吉高由里子)を助けたことからニュー潮風は一躍有名に。社長に打ち明けることもできず、3人は代役をおじいちゃんに頼むのでしたが…。

一方、ニュー潮風に助けられた葉子は、大学でも超の付くほどのロボットヲタク…すっかりニュー潮風が好きになり追っかけとなるのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ現代の話かと思ったら今年の10月の話で、微妙に近未来でした。(^^;
序盤の事故から「えー、そんなのあり?」と思ったりもしたのですが、きっと連日徹夜でぼーとしていたのでしょう。「あーーー、落ちた(棒読み)」って感じでしょうか。
正直、この会社の社長ってロボットを軽く考えすぎで、担当になった人がエアコンのIC担当、洗濯機の営業、最後の人なんて梱包担当なんですけど…こういう人たちを集めて3ヵ月でロボットを作れというのはもう…まさに、ありえそうな話です。傍若無人な上からの指示なんて、あまりにもよくある話だったりするんですよね。

まぁ、それはおいておいて…この話では定年後の老人の悲しさ、仕事を辞めたものの、頑固で口うるさい鈴木さんは周囲からも煙たがれる事もあり、孫たちともうまくいっていない。なんとか修復したいけど、生きている世代が違うのはやっぱり大きいです。
ヒーローに夢中になっている子供たちを眺める鈴木さんには哀愁さえ感じてしまいます。
しかしニュー潮風を得たことによって、彼は自慢できることができたのです。ニュー潮風として孫たちと触れ合った時、フェイスガードに一度は手をかける鈴木さん、いいシーンでした。
ニュー潮風に入っても我儘し放題でしたけど、彼の中で次第に何かが変わってきたようです。なんだかんだ言いながらも彼を心配してくれている太田にはっとなったり、そういう人間模様もよかったですね。
結局のところ、自分の立ち位置、自分の居場所を探す映画だったのかもしれない。

ヲタクである葉子とロボジーとの触れ合いがもっとあるのかと思ったのですが、葉子からの一方的な感情でしたし、どちらかというと3人との接点が描かれていたようです。図面を見ただけではっとできるとこはヲタクならでは?3人もロボットを開発したい!と思っていることを察知するには文章的なものも欲しかったように思えます。
いいオチ(わかりますけど嬉しそうだった)で終わらせるのも面白かったかな。

Number730【ここがいい!】
・ロボット博では実際のロボットも登場していて、見せ場を作ってくれています。通天閣ロボがちょっとかわいそう。
・オーデションの時にダンボールですけど、ロボットから車にトランスホームする人がいて、ちょっと感心しました。
・学生たちの知識と情熱は素晴らしいですねぇ。

【ここは問題かな?】
・葉子の彼氏(?)役の子は…必要だったのかな?微妙にいなくてもよかったような気がしましたけど。
・キャスターの女性は、結局は特ダネが欲しいんですよね。ラストではあまりいい印象を受けなかった唯一の人かも。

【一言いいたいコーナー】
・ちなみに作中「ロボジー」という言葉で一切出なかったと思います。最後の方でキャスターが言うのかと思たんですけどね。
・太田は葉子にあやまれー!!
Number730吉高さんが目にクマを作って力説しているところは怖かったですねぇ。こういうメイクも面白いです。

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posted by 白くじら at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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