2005年(DOOM) 製作国:アメリカ 監督:アンジェイ・バートコウィアク 製作:ジョン・ウェルズ、ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ 製作総指揮:ジョン・D・スコフィールド 原案:デヴィッド・キャラハム 脚本:デヴィッド・キャラハム、ウェズリー・ストリック 撮影:トニー・ピアース=ロバーツ 音楽:クリント・マンセル amazon.co.jpで詳細を見る。 |
2026年、ネバダ砂漠を調査中の考古学者が火星の古代都市への通路を発見、それはアークと呼ばれました。
なぜアークが作られ、作った人々が滅びたのか…20年後も謎のままでした。
火星ユニオン宇宙社、オルドゥヴァイ研究所で研究を続けていたカーマック博士から、極秘研究6627号の被験者が脱走、施設を封鎖するように緊急連絡がありました。
カリフォルニア海兵隊、特殊作戦本部に指示が飛び、休暇を楽しみにしていた隊員たちは博士たちを確保するために借り出されることに成りました。
出動する部隊は緊急応援部隊RRTS、隊長のサージ(ザ・ロック)以下、ポートマン、デューク、キッド、ゴート、デストロイヤー、マック、そしてラボいる考古学者サマンサとは恋人の関係にあったリーパー(カール・アーバン)の精鋭8名。
彼らはアークを通じて火星に到着。さっそく封鎖された施設の中に入り、カーマック博士たち6名の研究者たちを探し始めるのでしたが、すでに博士たちに何かに犯され、常軌を失って襲い掛かってくるのでした。一人、また一人と隊員を失っていく中、サージとリーパーの意見が微妙に食い違ってきます。そして危険を感じたサージはついに…。
一方サマンサは残されていたデータから、染色体を1本増やすことによって超人化出来ることを突き止めます。しかし、それにはクリーチャー化する危険性もあったのでした。
増え続けるクリーチャーたちに追い詰められたサマンサとリーパーは、超人化の薬C24を打つ決心をするのでしたが…。
肉球シネマブログ(アニー)さんのところで発見して観たかった作品です。
もともとシューティング・ゲームだったものの映画化なのですが、ストーリー自体は同じくゲームからの「バイオ・ハザード」とよく似ていました。海兵隊のような武装バリバリの連中が来るところなどは「プレデター」って感じもなきにしもあらず。
どうしても敵が1体だとゲームにならないので(^^;火星で行われていた研究も結果としては続々とクリーチャー化してしまうタイプです。人間は染色体が23、これを24にすることによって超人化できるという研究だったのですが、人によってはクリーチャー化してしまう…というかほとんどクリーチャー化です。
まずは研究者6人のクリーチャーとの戦いですが、施設内がなんとも暗く、ちらりと見えるクリーチャーの造型はちょっと、やはり低予算だったのでしょうか。ただ隊員たちの頑張りは評価すべきかも。ちょっとやそっとでは死なず、頑張ってくれました。それに後半のもっと酷いクリーチャーはなかなかよくって…どうなってるのかな。
ザ・ロック演じるサージが手に入れた武器BFG(バイオ・フォース・ガン)は恐ろしく大きく、とてつもない破壊力を持っていましたがあまり活躍の場所がなくって残念。この武器はすぐに手に入らず、あるアイテム(?)がなければ手に入りません。こういうところはゲーム感覚ですね。
ゲーム感覚といえば、後半でカール・アーバン演じるリーパーがサマンサを探して立ち上がるシーン。ここからしばらくはホントにゲームの画面になっていました!
主人公の姿はなく、画面は自分の前が見えているタイプで右から銃が見えています。この状態で動きクリーチャーがいれば銃を発射して掃討すると。ちゃんと弾薬がなくなったら補充したり、なんと一度やられて壁に叩きつけられてしまいました。まだリーパーくんは1体いたようで、また元気よく姿を現しました。2人はいたようです。(^^;おいおい
ここだけでも観る価値がありましたねぇ、うんうん。
というわけで!
この作品、実はリーパーが主人公だったんですよね。パッケージもそうだしRRTSのリーダーと最初に出るのもサージだし、かなり長い間、間違っていました。(- -;;まぁ、ある意味確かに主人公ですが。
リーパーの方は少しあったのですが、サージの心情ももう少し語られるとよかったと思います。結果、アクションが前面に押し出されてしまい、深みのない作品になったような気がします。でも、なかなか面白かったです。
【一言いいたいコーナー】
・最初のユニバーサルのロゴが燃え火星になるのはいい感じでした。
・アークを使うには座標軸とかいろいろと設定が必要で、昔は上半身は別の惑星、下半身はここ…などという転送もあったそうな。って一番最初に実験した人ってどうなったの?そんな装置でどうして火星に続くって判ったの?どこかに書いていたのかー。何か最初からおかしいぞー。って思いましたが20年も経っていたのでなんとか解析したと信じておこう。(・・;
肉球シネマブログ(アニーさん)の「【 ドゥーム 】」
ORGANIC STONE(pointdpoさん)の「24番目の染色体:ドゥーム(2005)」
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「DOOM(ドゥーム)」
【関連する記事】
だしょう(汗)・・・バイオハザードですよね、これ(^_^;) で、ロック氏がデカイの・・戦いはヘビー級って感じで
そう言えば、実際超人に成功した例が出てこなかった
ですね・・・何か昔、そこに住んでた人達が超人だったらしいって事くらいで・・ん〜、やっぱいイマイチだったでしょ・・ククク・・そうよね〜(*^_^*)
トラバありがとうございます。こちらもヨロシクです。
そうですね。
ストーリーというか導入はバイオハザードによく似ていましたね。
もう何人か超人が出てもよかったような気がしますが、クリーチャーが主でしたね。もっともそれでは主人公たちがますます霞みそうですが。(^^;
戦いは面白かったし、特にやっぱり一人称ゲーム画面ですね。あれは爆笑モノの見事さでした。
まさかああいうことを、あのシリアスの場面で出してくる気風のよさには参りました。(_ _)
こういう点があるのでイマイチではありませんでした。
でも万人受けはしないような気がします。
ゲーマー必須アイテムみたいな感じ?
トラックバックありがとうございました。
呼ばれましたね??やった〜DOOMだ〜!
あちこちでけなされつつも、アメリカでは結構良い線行ったらしいですよ。SFとしてはストーリーに穴だらけですが、元ゲームのファンも多いし、ザ・ロック様の肉弾戦を見れればよいのだ!というファンも多いですから。カール・アーバンもがんばりましたが、どう見ても主役はザ・ロック様だと思います。悪役も似合っていました。(おっとネタバレ??)最後のクレジットも面白いですよね。
随分お金掛かってる映画らしいです。どこかに書いてありました(汗)。一瞬で物質化する壁とか、ハイパーゲートのぷにょぷにょシーンとか結構SFXも面白かったですね、私は。ただ白くじらさんが指摘されているようにクリーチャーデザインがいまいちの感。
続編あるそうです・・・ザ・ロック様なしでどうするのかな〜
結構あちこちでけなされているようですね。
しかしゲームファンが多いと言うのは、判るような気がします。
一度こういうゲームをしていると、あの画面には驚くでしょう。というか苦笑するかな。私は爆笑でしたが。(^^;
ザ・ロックは後から考えると、結構いなかったシーンもありましたし…でもやっぱり悪役が似合っていますね。
あ、そうそうあの壁。レビューする時に書き忘れてしまいましたが、それで実用化されてはあぶなかしくって使えないですね。いつ挟まれて死ぬことやら。(- -;;こわこわ
やや、続編がありますか。
え、ザ・ロック…なんでもアリということで復活ですか!
トラックバックありがとうございました。