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2006年10月13日

ヒッチャー

なぜ、なぜ、なぜ、俺にそんなことをするんだ!

1985年(THE HITCHER)
製作国:アメリカ
監督:ロバート・ハーモン
製作:デヴィッド・ボンビック
製作総指揮:エドワード・S・フェルドマン
脚本:エリック・レッド
撮影:ジョン・シール
音楽:マーク・アイシャム

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ストーリー
明け方近くの雨の中、シカゴからカリフォルニアのサンディエゴまで車を陸送していたジム・ハルジー(C・トーマス・ハウエル)は、眠気と孤独から話し相手がほしく、1人のヒッチハイカーを乗せました。
彼の名はジョン・ライダー(ルトガー・ハウアー)、最初こそ無口で暗かったその男は、途中止まっていた車に近づこうとしたジムの邪魔をし通過させます。驚いたジムは、彼を降ろそうとしますが、ジョンはそれを拒否、ジムを舌打ちをしながらも再び車を走らせます。
ところがジョンは「今の車にヒッチハイクした、しかし今はもう誰も乗っていない。足を切り、手もバラバラ、そして首も」…と語りだすのです。ナイフを取り出しジムに「僕は死にたい」と言うように強要するジョン、一瞬の隙を付いてジョンを突き落としたジムは、歓喜に叫びながら車を走らせるのでした。

もう出会うこともないと思っていたジムでしたが、彼を追い抜いた家族づれの車の中にまたしてもジョンの姿を発見したジムは、大慌てでそのことを知らせようとしますが、運悪く前方から来た大型バスと接触、しかし運が悪かったのはジムだけではありませんでした。
後で止まっている車の中を覗いたジョンは…。

やがてロングホーン食堂で警察に電話のできたジムは、そこで出会ったウェイトレス、ナッシュ(ジェニファー・ジェイソン・リー)にひと時の安堵と休息を受けますが、すでにジョンの魔の手はその食堂にも及んでいたのです。
しかも飛び出すジムを待っていたのは警察、彼は身体検査を受けますが革ジャンの中から出たのは血塗れたナイフ、奴が入れたんだ!というジムの言葉は通じず、牢屋に入れられてしまうのでしたが、ジョンの狂気はとどまる事を知らず、彼の周りに死を撒き散らせるのでした。
いったいなぜ!!
ジムの悲痛な声に答える者はありませんでした。

映画レビュー
オススメヒッチハイカーの映画はいろいろとありますが、これほど怖いヒッチハイカーはないでしょう。
この執拗な恐怖は「激突!」を彷彿とさせます。実際に直接な殺害シーンというのはほとんどないにもかかわらず、この恐怖を演出しているのは一にも二にも異常な殺人鬼としてのルトガー・ハウアー、しかしC・トーマス・ハウエルの半狂乱ぶりも半端ではありませんでした。

この殺人鬼ジョンの最初のきっかけは「激突!」のようにふと追い抜いたというものではなく、最初から殺人者でした。しかし理由が無いというのではなく、それは最初のジョンの言葉「俺を止めてくれ」にかかっていたのではないかと思います。
…これは何を意味していたのでしょうか。
ヒッチハイクというのは知らないもの同士の出会う、いわば一期一会。
殺人鬼であるジョン、自分で自分を裁くことが出来ない彼は、その出会いにジムを最後の審判者として選んだかのようでした。
Number236周囲で人々が死んでいく中、ジムは一人生かされ、無い弾丸すら与えられることになります。しかしその狂気に走るホントの理由はついに語られることなく物語りは終わり、夕日の中、立ちつくすジムの姿は物悲しくもありました。
これはルトガー・ハウアーの代表作の1つして長く語り続けられています。

…しかし、と・に・か・く、ナッシュはかわいそうです。(_ _)

【一言いいたいコーナー】
・主人公ジムを演じていたC・トーマス・ハウエル、どこかで観たと思っていたら「ミスター.ソウルマン」の主人公でした。この人は「E・T」がデビュー作なのだそうです。
 


ラベル:映画 サスペンス
posted by 白くじら at 07:51| Comment(6) | TrackBack(0) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜

この映画、面白そうですね!こおゆう訳も無く、追いつめられる恐怖を描いた、映画大好きです(^_^;)
精神的に、怖い・・・今度、見ようっと!!
Posted by アニー at 2006年10月13日 22:28
こんばんは、アニーさん。

この作品は「ブレード・ランナー」のルトガー・ハウアーの代表作の一つです。
この切れた役はホントに恐ろしかったです。
2はかなり変でしたが、この作品はオススメの一本ですよ。(^^)/
Posted by 白くじら at 2006年10月13日 23:21
こんにちは白くじらさま。

ヒッチャー、怖いですねハウアーさん。あの色の無いような目とか・・・異常者ホラー映画は一杯有りますが、この人の役は本当に怖かった記憶があります。

今リメイク作っていますよね、このジョン役はショーン・ビーンですって。悪役づらなので適役といいましょうか。思いっきり怖いといいのですが。中途半端はいけません。

ところで白くじらさまに質問!映画の題名が思い出せません。数年前にTVで深夜やっていたのですが、比較的最近のアメリカのホラー映画で、お姉さんと弟が実家にかえる途中、暴走トラクタに遭遇!さらに姉弟はその運転手が庭の穴に死体を捨てているらしいところを目撃。そいつは実は怪物で、人を殺してはく製にしたりして。怪物は警察署に避難した姉弟を狙って警察署まで襲撃します。怪物には羽根があり、最後に弟が捕まって、陽気な音楽をかけながら怪物にはく製にされちゃうという・・・。面白かったのですが題名も登場俳優も全部思い出せないのです(涙)。御存じでしょうか?お願い致します!


Posted by pointdpo at 2006年10月14日 13:38
こんにちは、pointdpoさん。

ついに「ヒッチャー」もリメイクされていましたか!!
ジョン役がショーン・ビーン、最近ではフライト・プランの機長さん役だったので信じられないような。でも確かに悪役顔かも。(^^; 精神的に切れるのって難しいですからねぇ、怖くして欲しいですねぇ。

さて、お探しの映画ですが、それは「ジーパーズ・クリーパーズ 暗黒の都市伝説」だと思います。私はまだ観たことがないのですが、実はこの続編である「ヒューマン・キャッチャー」が気になって以前調べたことがありました。(^^; いやぁ、こりゃ観なくっちゃと思っていたら前作があったという。

それにしても…救いがなさそうなストーリーですが…なんとこの製作総指揮にはフランシス・フォード・コッポラの名もあるんですよねぇ。2もなんだけど!!ひょえー。
Posted by 白くじら at 2006年10月14日 14:42
白くじらさまお返事有り難うございます!

そうです、その映画です。思い出しました!ジーパーズ・クリーパーズ って陽気な歌が怪物のお気に入りなんです。しかし御覧になっていないのに判ってしまうとは、職人芸。映画王決定クイズ、とか出れますね〜

>救いがなさそうなストーリーですが…
その通りなんですが、これが意外に面白かったのです。怪物(魔物)が人間ぽいといいますか。フランシス・フォード・コッポラってまた意外な・・・題名が判明したのですっきりしました!ありがとうございます!続編がありますか、そういえば続きがありそうな終わり方でした・・・
Posted by pointdpo at 2006年10月14日 17:23
こんばんは、pointdpoさん。

ジーパーズ・クリーパーズって陽気な音楽なのですか!かなりびっくりです。
まぁ、今回は観ていなくてもちょうど知っていたので、判りましたが、普通は無理です。(^^;

漠然と相手は異常者の人間かと思っていたのですが、羽もあるようですし、怪物だったんですねぇ。
1、2と一度観ておかなければなりません!
Posted by 白くじら at 2006年10月15日 22:58
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