![]() 製作国:アメリカ 監督:ルイス・モーノウ 製作:アルフレッド・ヘイバー 製作総指揮:デヴィッド・ビクスラー 脚本:モリー・ミーカー amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ジム・ハルジー(C・トーマス・ハウエル)が経験した悪夢から15年。
そのとき助けてくれたエスターリッジ署長の影響で警官になりますが、その行き過ぎの捜査は問題になっていました。
そして今またアイオア州ジャスパー群で、子供を誘拐した老人を射殺してしまいます。これは過剰防衛とされ解雇処分になってしまいます。
このままでは駄目になると思ったジムは、エスターリッジ署長に電話をします。署長はその悪夢に打ち勝つには向き合うしかないだろうと言います。
ジムは恋人のマギー(カリ・ウーラー)とともにセスナで、テキサス州西部のピーコス郡へとやってきます。
無人のフォーティ・マイル飛行場に置かれてあった車で署長の農場に向かう2人でしたが、「ヒッチハイカーは乗せないこと」と書かれた看板を見た時から、彼の脳裏には15年前の悪夢がふつふつと音を立てて湧き上がってきました。
事故で止まったキャンピングカー、マギーの声も無視して通り過ぎるジム。そして彼らを追い越して行ったバイクが倒れているという不自然さ、その目の前にはあの時の光景を彷彿とさせるヒッチハイカーの姿がありました。

ルトガー・ハウアーが恐怖を演じた「ヒッチャー」の続編です。
もちろんルトガー・ハウアーは死んでいるので出ませんが、ジムは前回と同じC・トーマス・ハウエルが演じていました。
あのラストで吹っ切れたのかと思っていたのですが、しっかりと悪夢を引きずっていたことに…むむ、前作のラストが!!しかも途中で主役はマギーにバトンタッチです。
今回のヒッチャーはやはり名前がジャック、セリフも「あんたをずっと待っていたんだぜ」などとまるで昔のジャックが戻ったかのような演出が多く、オカルトにしたかったのでしょうか。
そのくせジャックは同じようなサイコではありますが、知能犯でもあり暴力的ですらある、なんだかつかみ所のないキャラになっていて、精神的に恐ろしいというのは薄れてしまいました。

少しは後のことを考えてほしいです。
動機の見えない殺人犯というのには困ったものです。いったい何だったのでしょうか。前ジャックの復讐というのは嫌ですよ、そういう話じゃなかったと思いますし。
それでもいろいろと予期しないことが起こったのは収穫でした。でも、うーんですね。(- -;
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