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突如地球に起こる雹、地震、タイフーン、火山の噴火などの天変地異…それは惑星モンゴに住むミン皇帝(マックス・フォン・シドー)の退屈しのぎの遊びでした。
地球では単なる異常気象と騒がれましたがただ1人、元NASAのザーコフ博士(ハイアム・トポル)だけは宇宙からの侵略に違いないと叫び、異端視されていました。
日食の日、月は軌道を外れ、このままだと11日後に地球に激突することを知った博士は、自分の作ったロケットで宇宙に飛び出し敵を説得しに行こうとしますが、助手のマンソンが怖くなり逃げ出してしまいます。ロケットは2人いなければ発進することができず…とそんな時、小型飛行機が「研究所に」不時着しました。
乗り合わせていたのはアメフトのヒーローであるフラッシュ・ゴードン(サム・ジョーンズ)とデール(メロディ・アンダーソン)。
博士は半ば騙し脅し強制的にロケットに乗り込ませますが、フラッシュの邪魔により…結局ロケットは3人を乗せたまま地球を飛び出してしまうのでした。
気付いたときにはロケットは謎の惑星に不時着。金ぴかの都市、ごてごての装甲に身を包んだ相手に囚われた3人は、そのままこの星の支配者ミン皇帝と出会います。
デールをわがものにし博士を奴隷にしようとした相手にフラッシュは大暴れ、まるでアメフト選手のような敵にこれまたフットボールのような武器(?)を投げつけ、一人で「ハット」を行うフラッシュに、広間に集まっていた各地の王族たちも目を見張り声援をおくるものまで…ミンの娘オーラ(オルネラ・ムーティ)もまたその1人でした。
しかし博士のパスの失敗でフラッシュは捉えられ、公開処刑されてしまうことになるのでした。
オーラの手引きでなんとか処刑から助かったフラッシュは、彼女と共に森の王国アーボリアのバリン(ティモシー・ダルトン)、そして空の王国フリジア、ホークマンのバルタン(ブライアン・ブレスド)などに出会い、仲間を増やしていきます。
今まで他部族との協力など考えもしなかった彼らでしたが、フラッシュをとおし一大勢力に…今ここにミン皇帝に対する反乱軍が組織されたのです!
アレックス・レイモンド原作の新聞に連載されていたアメコミヒーローの登場で、宇宙、惑星モンゴで繰り広げられる壮大なスペースファンタジーです。
いろいろな特撮や、森の王国や空中都市など多くの種族も混在していて楽しいのですが、壮大なるB級映画なのでしょうねぇ、やっぱりこれは!!
アメフトのヒーローということだったのでしょうが、敵にヘルメットをつけたそんな敵が出てきたりフットボールを投げたりする大立ち回りは苦笑するしかありません。子供のころ観たときにはわくわくしたものですが、ちょっとやりすぎかな。
でも好きなんです。
あ、そうそう音楽はクイーンが担当で、これは大好きです!テンポのいい音楽です。
【ここがいい!】
・とにかくノリがよくって、次から次へと場面が変わって何かが起こるのがいいですね。少々困った演出と特撮でも「まっ、いいかっ!」って許せるユルさもいい。
・ホークマンの翼は何度観てもすっごく硬そうで重そうです(うーん)。でもいろいろな種族がいる中でも一番好きな種族です。
【ここは問題かな?】
・ミンもオーラも人間にふらふらと恋しすぎですって。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・この作品は世間では自称超大作、怪作って言われているようです。
・あの「フレッシュ・ゴードン」も有名です。(@@)
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