公開年 | 1972年(獨臂拳王:The One-Armed Boxer) | |
制作国 | 香港 | |
監督 | ジミー・ウォング | |
原作 | ||
制作 | レイモンド・チョウ | |
制作総指揮 | ||
脚本 | ジミー・ウォング | |
撮影 | ||
音楽 | ワン・フーリン | |
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正徳武館と鉄鉤門、2つの道場は事あるごとに小競り合いを続けていましたが、お茶屋で正徳武館のティエンロン(ジミー・ウォング)が鉄鉤門のマーの乱暴を止めたことを発端に、両道場の争いは激化してしまいます。ティエンロンは師匠のハンから謹慎を言い渡されますが、マーは師匠ザオにティエンロンを悪役にして言いつけてしまったために、ザオはハンの元へ向かいます。
しかし逆にハンにやられてしまい、まっくの逆恨みのままザオは世界中から殺し屋を雇い入れ、再びハンの元へ向かうのでした。
その恐るべき手練れたちに弟子たちは次々と倒され、ティエンロンですら片腕を切り落とされるという大怪我を負ってしまいます。
瀕死のティエンロンはシャオユーたち父娘に救われます。九死に一生を得た彼は、徹底的に片腕を鍛え復讐を誓うのでしたが…。
ジミー・ウォング、渾身の一品です!
学生の頃観た事があったのですが、電波が上手く届かずザラザラな画面で食い入るように観ていました。とにかく片腕を手刀で落とされたりするところは衝撃的でした。しかも残された腕の神経を焼き切り、薬草に付けて鉄のように強力な片腕を作るって…なんという発想でしょう。
よくある、やられて、修行、復讐という図式ですが、その過程の演出は奇抜です。さらに全編これカンフーアクション炸裂で、それがまた個性があって面白いと思います。こういう作品はもう作られたりしないんだろうなぁ。
ちょっとオススメの評価ですけど、あくまでもカンフーファン用です。(^^)
【ここがいい!】
・この作品はやっぱり異種格闘の面白さでしょうか。敵は沖縄空手の師匠二谷(なぜか牙あり)、弟子の長谷川さんと坂田さん、柔道の名人の高橋さん、韓国テコンドーのキムさん、タイのムエタイのナイとミー兄弟、インドのヨガの達人モナ、チベットのラマ僧左龍と右虎という顔ぶれです。最初に彼らの強さを演出して、それを片腕になったジミー・ウォングが倒していくというのが、やっぱりいいですね。しかも倒し方がまた…もー、好きにしてって。(^^)
【ここは問題かな?】
・っていうか、もう問題だらけですよ!!
【一言いいたいコーナー】
・続編として「片腕カンフーVS空飛ぶギロチン」がありますけど、今観ると続編の方がハチャメチャだったような気がしますが、衝撃度はやっぱりこっちでしたね。
・用語的にはタイトル名が不適切とも言われていたようですが、別に差別をしているわけでもないんですけどねぇ。
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