2001年(JASON X) 製作国:アメリカ 監督:ジェームズ・アイザック 製作:ノエル・カニンガム 製作総指揮:ショーン・S・カニンガム 脚本:トッド・ファーマー 音楽:ハリー・マンフレディーニ キャラクター創造:ヴィクター・ミラー amazon.co.jpで詳細を見る。 |

2008年…ついに殺人鬼ジェイソン(ケイン・ホッダー)は捕らえられ、初めて処刑が行われました。
しかし電気、ガス、銃殺執行隊、首吊りといずれもジェイソンは死なず、2010年前後、ついにクリスタル湖研究所の科学者チームの手により冷凍ポート11を利用した処理が行われることになりました。未来で彼を殺す方法を見つけようというのです。
しかし冷凍処理の直前、ウィマー博士(デビッド・クローネンバーグ)は、ジェイソンの失った組織を再生するという彼の特殊な能力をみすみす未来へ託すのを嫌がり、スクラントンへ護送し研究を続けるように手を回します。
ところがジェイソンはいつの間にか拘束から逃げ出し、彼ら護送役の兵士を惨殺してしまうのでした。ただ1人残ったローワン主任(レイサ・ドイグ)は、ジェイソンを地下の冷凍室に誘き入れ冷凍することに成功、その時傷を負ったローワンもまた、漏れる冷凍ガスによって冷凍されることになりました。
2445年…考古学者ロウの生徒たちが崩壊された地球から、ジェイソンとローワンの冷凍された体を運び出し、衛星軌道上付近に停泊していた宇宙輸送船グレンデル号に搬入してしまいました。
450年前の人間と知り、ロウは大発見だとソラリス・ステーションに連絡をとりますが、すでに1000人以上の蘇生を行っているソラリスは、いまさら250年も450年も大差はないと取り合いません。しかしもう1体のジェイソン・ボーヒーズの体に関しては、200人以上を殺し忽然と消えた情報があったのかそれは大金になると伝えてきました。
そのためにローワンが蘇生されジェイソンのことを警告しても、金の欲しいロウは軍が乗っていることもあって、ジェイソンも蘇生させてしまいます。その彼の目論見が甘かったことはすぐに分かることに…。
蘇生をしていた女性、さらに生徒も…ジェイソン鎮圧に向かったブロッドスキー軍曹の完全装備の部隊も全滅…さらにパイロットまで殺害されステーションに激突、グレンデル号は左舷を完全に失い、爆発を繰り返しながら漂流することに。
残ったのはローラン、ロウ、数人の生徒たち、そしてツナロンが作ったラブ・ボットことデータ・ドロイドのKM14(リサ・ライダー)…その部屋の中に乱入してくるジェイソン!
生き残りの若者たちは、力をあわせてグレンデル号から脱出しようとしますが…。


序盤から全員がジェイソンくんを敵だと認識している話も珍しい…というか初めてではないでしょうか。
そのためのほほんとしている若者を相手にするのも最初だけで、後は凄腕のブロッドスキー軍曹たちとの戦いなど「エイリアン2」みたいな感じですね。
恐怖ホラーというよりもアクションの要素が強く出ている作品で、今までこのシリーズが苦手だなぁと思っている人でも、アクション系ののりが好きな人にはオススメできそうです。
後半のKM14 VS.ジェイソンくんの戦いはなかなか見ごたえがあります。
さらに復活してくるジェイソンくん、格好いい!!まさに悪のヒーローといった感じで、これはもう勝てない!との衝撃とともに登場。
実体験のできるバーチャルリアリティで、1980年のクリスタル湖が出るのも嬉しい。寝袋娘をぶん回すジェイソンくんには笑いすら…。
ラスト、あれは第2地球なのでしょうが、いい感じでまとめられており、新ホッケーマスクが湖底に…すごくよかったですね。って…やっぱり続きそう。(^^;
9に続きXもシリーズから見るとかなりかけ離れた作品ですが、1作目の衝撃とはまた別の意味で、これが一番遊び心がうまく昇華されたような気がします。
ジェイソンくんの話は後1作ありますが、これはまた別のシリーズを観てからの方がいいでしょう。
というわけで長々とレビューしてきたシリーズもここでいったん終了です。付き合っていただきありがとうございました。って最後まで読んでいる人っていたのかな。(^^)

・今回製作のノエル・カニンガムがショーン・S・カニンガムの息子さんです。
・スキャンしている人が脳が異常に小さいと言っていました。これはジェイソンくんのことではなくローワンのことでもあるようなので、昔(現代)の人間の脳は小さいということらしいです。でも大きくてもSEXのことばかり考えている未来人の若者もいるので活用はされていないような人もいるようです。(^^;
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pointdpoさんちから伺いました。膨大です〜。わたくしの好きなジャンルがいっぱいいっぱい〜。うれしくてジェイソン大河シリーズから読みふけっています(笑)。
この作品、おもしろかったですよ。私は、敬愛するクローネンバーグ監督がよりによって俳優で出演しているので、鑑賞したクチですが。実を言うとクローネンバーグ監督は20年以上前から愛してます(笑)。つたないレビューですが、拙ブログに作品記事載せています。
私も、“バーチャルリアリティで人殺し”シーンがえらく気に入ってしまいました。で、ラストも、やっぱり続くのだと含みを持たせているようで、期待が膨らみます(笑)。
はじめまして。
pointdpoさんからということで、来ていただきありがとうございます。
私のところは少し、ほんのちょっとだけホラーに偏っておりますが、それでも…ってジェイソンシリーズから読みふけってしまいましたか。(^^;
クローネンバーグ監督が登場していたのは私は後から知ったのですが、まぁ驚きました。しかも困った人(^^;役でした。
監督の作品はいろいろと観ていますが、やっぱり結構怖いというか精神的にぐっとくる怖さのモノが多いですね。
レビューがあるということで後で伺いに参ります。(^^)/
あのバーチャルシーンは、13日の金曜日シリーズというのに、なんだか懐かしいオマージュに近い感動でした。
続けてくれても全然問題ないので、また新作を出して欲しいですねぇ。
はじめまして。
ジェイソンのテーマ曲っていうのもあるのでしょうか。
意外と頭に残ったりしていないです。(^^;;