![]() 製作国:ベルギー・フランス・ルクセンブルグ 監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ 製作:ミカエル・ジェンティーユ・ヴァンサン・タヴィエ 脚本:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ、ロマン・プロタ 撮影:ブノワ・ドゥビ 音楽:ヴァンサン・カエイ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

しがない歌手のマルコ(ローラン・リュカ)は、クリスマスにライブを行うため、自分に言い寄り始めた女性たちのいる養老院に別れを告げ、南フランスへ向かいました。
途中、霧、そして雨のため道に迷った挙句、エンストを起こしてしまいます。
闇夜に現れたのは、ベラという名の犬を探す若者ボリス(ジャン=リュック・クシャール)。マルコはボリスに近くのペンションへ連れて行ってもらい、そこで一夜を明かすことにするのでした。
翌朝、二階から見下ろしたマルコはペンションの主人バルテル(ジャッキー・ベロワイエ)が、エンストした車を運び込んでいるのを目撃します。
エンジンを直してくれるというバルテルに、マルコは近くを散歩することに…その背にバルテルの「村には近づくな」と言う声が当たりました。近くの小屋でなにやら○○なことをしている村人を見て怖くなったマルコはあわててペンションに戻ります。
結局エンジンは直らず、マルコは二晩目もペンションで…バルテルの妻グロリアがいなくなった昔話を聞き、歌をせびられるままに歌うマルコ。
そのままエンジンさへ直ればここから出て行けると思ったマルコでしたが、なぜかバルテルはエンジンを壊し始め、マルコを打ち倒してしまいます。いったいなぜ…バルテルは彼の頭を剃り、妻グロリアの服を着せようとします。そう、バルテルはグロリアが歌手だったこともあり、マルコにグロリアの影を見ていたのです。
逃げようとして逃げられず、絶体絶命のマルコを救ったのは村人たち…しかし。


これは晴れたらいいね〜のちゃぴちゃぴさんのブログを訪問していたときに目にした「10月に観たいDVD」に出ていた作品なのです。
とにかく邦題が酷すぎますね。もともとのCALVAIREは宗教的な意味合いから来ているので、これを付けた人は単に最初の村人が出てきた辺りで付けてしまったのではないかと邪推してしまいそうです。
実際変態と言われそうなのはブタ?となにやらしているところくらいで、あとは女装させているといってもマルコにグロリアを重ねて見ているだけで、こういうシチュエーションはほかの作品にも見られます。
村人たちが踊っているシーンは、なんだか意味もなく怖かったですが。(- -;
しかし、この監督の恐るべしシナリオは、これだけにはとどまりません。
クリスマス夜、グロリアの代わりにマルコ、愛犬ベラの代わりに子牛、とそれぞれの愛を手に入れたバルテルとボリス。その幸せの絶頂に(マルコは打ちのめされていますが)、乗り込んでくる村人たち。助かったと思ったマルコの耳に飛び込んできたのは「なぜ帰ってきたこの娼婦め!」なのです!
ネタバレしてしまいますが、普通ならバルテル1人を異常者として配するところ、なんとこの作品では全員が異常者なのです。
ちょっと驚いてしまいました(実は昔の作品には村全体で…というものあるのですが、こういう感じの異常者は初めてだったかも)。
題名からでしょうけど、十字架が出たり、何気に倉庫で手を楔みたいなもので打たれるシーンは「うっ」となってしまいました。
逃げ出す主人公の前に現れる十字架、そこには自分と同じような格好の朽ち果てた死体…これは過去にも同じようなことがあったのでしょうか、それともこれはグロリア?そもそもグロリアってホントに女性だったのかな。それ以前にいたのかな。なんて考えているとやっぱり…。

【一言いいたいコーナー】
・ちなみにDVDには短編映画が1本収められているのですが、こっちもまたかなりぶっ飛んでいて、どちらかというと、こちらの方が怖いのではないかと思います。
・なんでも続いて「変態男」というのも出るようですが…続編なのでしょうか。それとも…なむなむ。

晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「変態村 というよりは…」
小部屋日記(アイマックさん)の「変態村」

猫姫じゃさんの「変態村 07051」
キャハハ・・白くじらさんも、これ見られたんですね(^o^)
白くじらさんもトホホな感じなのね〜(笑)
そっかぁ〜、2人共、トホホかぁ〜(爆)
こりゃぁ、逆に見てみたいですね〜そのトホホを味わって
みたい気します・・しかし、旧作になってからね
是非、別の意味、そんな凄い作品、興味有りまーす(^o^)
あはは、とほほーでしたねぇ。
いろいろと収穫もあったのですが、全体を通してあまり盛り上がりもありませんし、淡々と進んでいて、突然エンドロールになってしまいました。(^^;
もっと奥深い作品なのかも知れませんでしたが、私にはそんなに深く突っ込むことも出来ませんでした。(- -; うーん
これ観た日には夢に出ました。(!o!)
夢まで見させちゃって…( ̄ー ̄; ヒヤリ
DVDでーたっていう雑誌に、2ページにも渡って載っててねぇ。つい…
やっぱ、ホラーなのね
ちなみにわたくし、短編はよう観ませんでした(笑)
あの監督さんのインタビューも怖かったですよ。
逃げたマルコですが、やっぱし村に住み着いてしまいそうな気がしてなりません。ケケケ
翻訳すると「殉教」ですか?「受難」かな?
こっちの方がマシね。
今日はいい夢、見てくださいね …
おそらく話題性と言う点ではかなり高かったのではないでしょうか。
そしてどうしてもつられて観てしまうと、何かしらいいところを探さなければならなくなって、いろいろとああでもない、こうでもないと言う人が出てくると思うのですが、何をどうこじつけようとも…。(^^;
マルコ、最後はちょっとプッツンしていたようですから、村に住み着いた可能性は高そうですね。
原題からは「殉教」でしょうねぇ。
昨日から面白いのを続けざまに観ているので…でもそういうのは不思議と夢に出ないんですよね。
結局、かなりショックを受けたということかな。(- -;;
これ観ましたよ〜
ホント、とほほな内容でしたね・・・
ヘビーだけど、どこか笑える。。
マルコは村に住み着いたかもしれないね。
マゾの人は居心地良かったりして・・・うぅ
はぅ、禁断のとほほー映画を鑑賞してしまいましたか。
笑えるところもあるのですが、私は乾いた笑いだったかも。(^^;
マルコはもう壊れかけていたようですし、あの後住み着いてしまったような気がしますねぇ。
ああ、怖い怖い。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもとほほーさせていただきます。