![]() 製作国:アメリカ 監督:ヴィクター・サルヴァ 製作:トム・ルーズ 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ、カーク・ダミコ、ルーカス・フォスター、ボビー・ロック 脚本:ヴィクター・サルヴァ 撮影:ドン・E・ファウントレロイ 音楽:ベネット・サルベイ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

あの教会全焼から3日前…これはクリーパーが活動を開始してから22日目でした。
トウモロコシ畑を営んでいたタガート一家は、カカシの用意をしていたビリーの叫びに顔を上げました。何者かが彼を襲っている!タガート(レイ・ワイズ)とジャッキーはすぐに現場に向かうのでしたが…。
そして23日目…バスケットの州大会で優勝したバンタムズは、スクールバスでキッスル郡に向かっていました。
優勝の興奮で騒がしいバスは、突然のパンクに路上に急停車してしまいます。タイヤを調べると象牙のようなもので作られた手裏剣のような刃物が突き刺さっているではありませんか。いったいどうしてこんなものが…。
やむなく停車するものの、携帯は太陽の黒点の影響で電波妨害されているらしく(はい?)使い物になりません。しばらく休憩後、バスは残る5つのタイヤでゆっくりと走行することにするのでした。
一方、タガートはビリーの拉致現場から短刀を手に入れるや、農工具を改造してクリーパーを退治するための武器を作ることにするのでした。
その夜…いまだ走行中のバスで眠っていたミンクシー(ニッキー・エイコックス)は、トウモロコシ畑の前でしきりに警告を発する若者(ダリー)と血だらけの子供(ビリー)を見ます。その畑を失踪する影、その手からはっせられたものは…。
再びパンクで急停車するバス!またしても原因は謎の手裏剣。
深夜のため、発炎筒を道路に設置するためにコーチたちがバスの前行ったときでした、上空から何かが飛来し、コーチをキャッチして舞い上がったのです。一瞬のことのため残された人たちはいったい何が起こったのか判りませんでした。
しかし別のコーチが鮮血を撒き散らせながら吊り上げられ、彼らはやっと自分たちが逃げられないバスの中に追い詰められたことを知るのでした。

2001年「ジーパーズ・クリーパーズ」
2003年「ジーパーズ・クリーパーズ2 ヒューマン・キャッチャー」


それにしてもこの邦題は…どう考えても『UFOキャッチャー』から来ているのではないでしょうか。縦横無尽に空を飛行するクリーパーが人間をさらっていくのを『UFOキャッチャー』に見立てているのでしょうねぇ。(^^;
さて、そんなこんなですっかりモンスター映画となってしまっている今作では、実際に吸収したものがどのように再生されていくのかが判るシーンもありました。相変わらずの不死身ぶりですが、ダメージを受けるとそれなりの行動能力になるところがミソ。撃っても刺しても完全に無視されていたのでは興ざめしてしまうので、その点ではよかったです。
また短刀や手裏剣なども使うところがあって、なんだか「プレデター2」を思い出してしまいます。クリーパーも狩人に近いですからね。ただ人間を食べちゃいますが。(- -;; なんでも食物連鎖の頂点なんだそうです。
ストーリー的には1人ずつ倒されていくタイプですが、逃げるだけではなくしっかりと反撃していたりと頑張っています。特に圧巻は、タガート一家が登場してからですね。まるで空を海に見立てたような、クリーパー釣りは凄かったです。
人間関係は高校生特有の喧嘩もありましたが、人種差別に関してまで言及されていた感じ、ただそれを昇華させるにはクリーパーが強すぎたかも知れません。
万人にオススメは難しいですが、楽しめた作品でした。
【一言いいたいコーナー】
・ビリーくん、かわいそすぎ。
・ダリーくん、えっ、出番そこだけ?
・ミンクシーさん、もっとなにか心霊的現象があるのかと思ったのですが…微妙な存在でした。
・ロンダの一撃がバスの天井を貫いてクリーパーの眼孔に!なんというパワー!!これがチアガールの力なのか!
・オチもよかったのですが、うーん…ちゃんと細切れにしてしまうといくらなんでも大丈夫かなと思います。待つのはやめましょう。(^^;
・あれ、音楽がずいぶんと…。
・DVDのチャプターのタイトルが!!本編再生は『BEATNGU』、チャプターは『BODY PARTS』、特典映像は『APPETIZERS』、そして音声がなんと『SCRERM!』になっていました。
・1のときから思っていたのですがタイトル、どうして複数形なのでしょうねぇ。まだいるのかな。


レンタル放題。(はちさん)の「○「ヒューマンキャッチャー」」
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これって1も2も劇場公開してるのですかねぇ、きっとしていませんね。
こちらは前作とはかなり違ったつくりで、レビューにも書きましたが、モンスターパニック映画となっています。
しかし、その辺りのモンター映画など裸足で逃げ出しそうな出来で、これまた気に入りました。
一応両作品とも2002年、2004年と劇場公開しているようです。
全然記憶にありませんが。(^^;
僕はこの作品をネットの友達に薦められて見たもので、実は「ジーパーズ・クリーパーズ」の方はまだ見ていません。
興味はあるので、いつかは見たいと思います。
あの手裏剣は意表を突かれました。
手裏剣を投げるシーンの幻覚は綺麗でしたね〜^^
色使いとスローモーションの美、ああいうの大好きです。
「ジーパーズ・クリーパーズ」を観ていなくても大丈夫なのですが、前の主人公であるダリー君がちょこっと現れていたり、彼の皮で手裏剣を作っていたり、ニュースで教会炎上のニュースが流れていたりと、若干知っていたほうがいいところもあります。
あの幻覚のシーンなどでは、クリーパーが結構格好よかったりしますよね。コートとハットがあるせいで、変な化け物にも見えませんし。(^^;