![]() | 公開年 | 1966年(Fantastic Voyage) |
制作国 | アメリカ | |
監督 | リチャード・フライシャー | |
原作 | ||
制作 | ソウル・デイヴィッド | |
制作総指揮 | ||
脚本 | ハリー・クライナー | |
撮影 | アーネスト・ラズロ | |
音楽 | レナード・ローゼンマン | |
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ミニチュア機動部隊…それは軍隊を縮小化される技術を使った部隊。アメリカと某国は同じ技術を保有していましたが両国共にミニチュア化は60分が限界でした。しかし科学者であるベネシュが永続する方法を開発しました。ベネシュはアメリカへ受け入れられましたが、敵はベネシュを襲撃し、彼はその際、脳に損傷を負ってしまうのでした。しかもその負傷箇所は外部からでは治すことができない場所でした。
カーター将軍(エドモンド・オブライエン)とリード大佐(アーサー・オコンネル)の元、ベネシュを救うためにチームが編成されました。
脳外科医のデュバル博士(アーサー・ケネディ)、その助手のコーラ・ピータースン(ラクエル・ウェルチ)、医務部長のマイケルズ博士(ドナルド・プレザンス)、潜航艇のパイロットであるオーエンス大佐、そしてグラント(スティーヴン・ボイド)…彼は敵側の人間である可能性のあるデュバル博士を見張る為に参加していました。できればデュバルは使いたくはなかったのですが、急を要するためやむを得なかったのです。
一行は潜水艇に乗り込みミニチュア化して頚動脈からベネシュに体内に入りました。そこは今まで誰ひとり見たことのない世界…果たしてこの危険な航海を乗り越えベネシュを助けることができるのでしょうか。時間はわずか60分!


静脈、動脈、白血球、抗体など今まで目では見たことのない世界が繰り広げられる様は今観ていても面白いですし美しい。その世界でミクロならではの冒険が、体内の出来事と体外の出来事とが相まって緊迫感を高めていると思います。体外の将軍と大佐に結構知識があって頑張っているのが珍しいですね。(^^)
リメイクが企画されているようですが、このオリジナルの企画演出を超えるのは難しそう。
ただCGで描かれるであろう体内の世界は見てみたいと思います。
【ここがいい!】
・縮小までを長い時間をかけて演出しているところはまさにSF作品だと思います。それだけミニチュアということに神経を使っているということでしょうけど、その描写は随所に見られ、音を立ててはいけないシーンでの緊迫感はただものではありません。
【ここは問題かな?】
・あの潜航艇って…本当に大丈夫なんでしょうか。わずかでも残っていたらベネシュは死ぬと思うんですけどね。
・ミクロの状態で通常空気を取り入れるのはちょっと無理がありそう。なんたって空気成分はミクロじゃないですからね。
・核…こわー。
【一言いいたいコーナー】
・心臓を止めるときにカーター将軍が計算に使っていたのが計算尺。今や見かけることもないので珍しいなぁって思っていたら…当時は電卓も発売されていなかったとか。(^^;

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