公開年 | 1973年(The Doberman Gang) | |
制作国 | アメリカ | |
監督 | バイロン・ロス・チャドナウ | |
原案 | ルイス・ガーフィンクル、フランク・レイ・ペリリ | |
制作 | デイヴィッド・チャドナウ | |
制作総指揮 | ||
脚本 | ルイス・ガーフィンクル、フランク・レイ・ペリリ | |
撮影 | ロバート・カラミコ | |
音楽 | ブラッドフォード・クレイグ、アラン・シルヴェストリ | |
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銀行強盗を企むエディ(バイロン・メイブ)、サミー(シミー・ボウ)、ジョジョ(ジョジョ・ダモーレ)は、あまりにも単純なミスから、みすみす大金を逃してしまいます。しかしエディは人間ではなく完璧に仕込まれた犬を銀行強盗に利用することを思いつきます。
3人のほかに恋人のジューン(ジュリー・パトリック)、そして犬の訓練士としてベトナム帰りのバーニー(ハル・リード)を加え、6匹のドーベルマンとブルドッグと共に人里離れた場所での特訓が始まりました。
ドーベルマン達への指示は高周波の音を出す笛で行うことにし、基本訓練から銀行を模した場所での訓練が始まりました。
犯罪に使われると知ったバーニーは訓練を断ろうとしますが…。
そして3ヵ月後、ドーベルマンたちは訓練のとおり銀行へと向かうのでしたが…。
ドーベルマンを銀行強盗に使うという奇想天外な犯罪を実現した作品です。もちろんドーベルマンたちはCGでもなく、訓練された犬たちです。
ドーベルマンは元々警備犬として交配して作られた種であるためスマートな体格に高い知能、そして獰猛な性格も持っていますが、銀行強盗に使われるのはなんとも皮肉に話でもあるでしよう。
人間たちのドラマも若干あって、犬たちに対する愛情や、3角関係といったものもあるのですが、ドーベルマン達の訓練に比べると特に必要もないような気がします。(^^;
完璧に仕込んだはずの計画も、結局は人間たちの思惑が入ると崩壊してしまうことはプロローグと見比べてみるとむべなるかなといったところで、人間の欲望には関係なくドーベルマンたちには生きて欲しいですね。
結構いい好きなラストシーンでした。
【ここがいい!】
・各ドーベルマンにはプリティ・ボーイ・フロイド、ボニー、クライド、ベビーフェイス・ネルソン、メー・バーカー、デリンジャーといったアメリカの往年のギャングの名前が付けられ、ブルドッグにはフーパーというFBI長官の名前が付けられているところも、面白い演出です。
・犬好きには訓練シーンって見所の一つだと思います。そして訓練通りに銀行で活躍するところなど…もちろん銀行強盗はやってはならないことですけど、こういうシーンは好きです。当時観たときにはドーベルマンが欲しくなったものです。
・挿入歌が入っていますけど、お気に入りの一曲です。
【ここは問題かな?】
・若干人間たちがお間抜けなところがあったりします。動物モノには仕方がないところなのかもしれませんけど。
・バーニー…どうなった!?
【一言いいたいコーナー】
・後にその後のドーベルマンたちを描いた「ドーベルマンギャング2」が作成されています。
かなり子供向けになっていますが、こちらも結構好きです。歌も好きです。
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