![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョエル・シューマカー 製作:デヴィッド・ザッカー 製作総指揮:テッド・カーディラ 脚本:ラリー・コーエン 撮影:マシュー・リバティーク amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ニューヨーク、8番街53丁目にある電話BOXは明日の8時には取り除かれ、普通のむき出しタイプになる最後の箱型です。
今ここにそれを利用しようとしている男性スチュー(コリン・ファレル)が歩いていました。アシスタントを連れ携帯を何種類も持ち、いろいろな人に電話をしては器用に口でごまかして、各所にその情報を売り込んだりしています。
彼はアシスタントと別れ1人になると、最後の公衆電話に入ろうとしました。と、背後からピザ屋が電話BOXの男に届けるように頼まれたと言って来ました。わけが判らず邪険に追い返し中に入るスチュー。
結婚指輪を外し電話をかけた相手はパムという女性、彼は毎日彼女に電話をかけ、なんとかモノにしようとしていたのです。しかし今日もうまくいかず電話を切りました。その時です、電話が逆に鳴ったのです。
ほとんど違和感もなく電話を取るスチュー。
「電話って面白いよな。何の関係もないのに鳴ったら取ってしまう」
その電話の主(キーファー・サザーランド)はいきなり「俺は傷つけられたぞ」と喋り始めます。
わけも判らず応対を始めたスチューでしたが、相手がなんと自分が今何をしているかを知っており、自分のことはおろかパム、そして妻のことまでも知っていることが判ってきます。さらにライフルで自分を狙っていることが判り、電話を切ることができなくなるのでした。
男がスチューに要求してきたことは…そして男はいったい何のためにこんなことを!


謎の男は最後の最後まで声だけの存在ですが、それが逆に恐怖を煽り立てます。どこから見られているのか判らない恐怖の中で、周囲に集まる人にそれをいうことを禁止され、真実を暴露しなければならない辛さは、見ていて作品に引き込まれてしまうほどです。
携帯がこれだけ広まっている中で、なぜ公衆電話を使うのかということも1つの大事な要素です。
人間多かれ少なかれ何らかの秘密を持っているものですが、それを握られてしまう恐怖を描いた作品ですね。
【一言いいたいコーナー】
・最初から出てくる娼婦…レオンが倒れたとき「どうしたの」と聞いていたのに後になって「こいつが撃ったんだ、拳銃持っているのを見た!」ですからねぇ、とんでもない人です。いいかげんにしてください。
・なんでも10日くらいでロケが終わったとか、それでいてこの恐怖とは…恐るべし。
・レーザーサイトの赤い点が滅茶苦茶怖い!

当時SWATを観たばっかりで、コリン・ファレルの新作つうのでとびついた(笑)
これ、面白かったよって、人に勧めてたと思う。
安上がり低予算に作られたらしいですが、その割にはイイ出来だったんじゃないかしらん。
この時のキーファー・サザーランドをよく覚えてない。犯人なのにぃ。今となっては「24」ですっかり私に、おなじみなんですがねぇ。ハハハ
もう一回観ましょうかねぇ。
私は実はよく知らなくってレンタル屋さんで手にとって「なんだこりゃー」と思ってしまった作品でしたが(^^;観ると凄い凄い。
あとで人に勧めた口です。
かなり安上がりだったようですが、キーファー・サザーランドを起用したりと何気に凄い。
声だけで恐怖を演出していましたね。もう最後でも顔を出さないほうがよかったのでは…と思ったり。(^^;