![]() 製作国:アメリカ 監督:デヴィッド・フィンチャー 製作:セアン・チャフィン 脚本:デヴィッド・コープ 撮影:コンラッド・W・ホール 編集:ジェームズ・ヘイグッド 音楽:ハワード・ショア amazon.co.jpで詳細を見る。 |

マンハッタンのど真ん中にある格安の4階建てのタウンハウスに越してきたメグ(ジョディ・フォスター)とサラ(クリステン・スチュワート)の親子。この家には普通とは違ってパニック・ルームが設置されていました。
パニック・ルームとは緊急避難室のことで、コンクリートの壁、扉も鋼鉄、内部には屋内を映し出すモニター群、そして家とは独立した電話回線など…どうしてこんな部屋が作られたのでしょうか…。
越してきた夜、3人の侵入者が…彼らはここが無人であると思っていたのです。その目的はこの家に隠された300万ドルの大金。それは元の持ち主が隠した遺産でした。
この家にはすでに2人の住人がいたことは、彼らには思いもよらないことでした。起こさないうちに目的を果たそうとした強盗たち…ワインの飲みすぎで眠れなかったメグは、モニターに彼らが映っていたことに気付き、サラを起こし逃げようとしますが、3人の包囲に危機一髪パニック・ルームに逃げ込むことになります。
ところがそのパニック・ルームこそが、強盗たちの目的を果たす場所でもあったのです。
強盗のリーダージュニア(ジャレッド・レト)は、この部屋の設計者であるバーナム(フォレスト・ウィッテカー)に扉を開くように命じます。沈着冷静に扉を開けるための用意をするバーナムを冷ややかに見る謎の男ラウール(ドワイト・ヨーカム)とはいったい何者?
一方、中にいる2人は…この部屋の電話は独立しているものの、引越しをしたばかりでまだ電話は通じず、まったくの孤立状態。
外からは、なんとかこの部屋に入ろうと下から穴を開けようとしたり、ガスを流されかかったりとまるで悪夢が忍び寄るかのよう、そんな中、サラの身体に持病である重大な症状が起こり始めようとしていました。


後半立場が逆になるのも面白い演出でした。
ただ惜しむらくは限定空間のサスペンスにしては、家の間取りが判りづらかった点と、あまりにも余韻がなかったことでしょうか。
間取りが判りにくいと、何かを取りに行ったりするときの時間や視覚的場所などが判りにくいので緊張感が薄れるのです。
余韻に関しては2人を助けに来た夫スティーヴン(パトリック・ボーショー)と彼女たちの関係、バーナムはいったいどうなってしまうのか(ちょっとなんとかしてあげたい)、警官が来た理由をメグに話して欲しかった…などです。
次のマンションの話を出すのであれば、こういうところを少しでもいいので出して欲しかったです。
なかなかよかっただけにラストで消化不良を少し起こしてしまったのが残念、でも総合的にはよかったですけどね。
【一言いいたいコーナー】
・オープニング・クレジットが各ビルの看板のように見えたりしてちょっとおしゃれでした。


取手物語〜取手より愛をこめてさんの「「パニック・ルーム」」
あれ〜、私ラスト忘れてしまってます(汗)
どんなんだったですかね?
ただ、ジョディ・フォスターじゃないと、あの緊張感は
出なかったような気します。確か、最初はニコール・キッドマンの予定だって聞いた気するのですが・・・。
ニコールさんでは、あそこまで密室での緊迫感は期待
できそうに無いと思うので、ジョディさんで配役正解だったような・・・・・。(^_^)v
僕もこの作品は、どうももうひとつパッとしない印象だけが残ってしまいました;
やはり肝心の「パニックルーム」が原因かもしれませんね。
誰しもこのシチュエーションでは「犯人はどうやってあの部屋を破るんだろう?」と期待すると思うんですね。
なのにその答えがあれでは、がっかりです。
本当にc.mamaさんの言う通りで、これだったら設計者がいれば誰だって思いつくし、もし設計者がいなかったら諦めて帰るしかないのかなとか思ってしまいます。
Jフォスターはやっぱり上手いですね。
「フライトプラン」の時も、見ていてイライラするくらいのヒステリーぶりで(^^;
そうですねぇ、いろいろと出たり入ったりと見せ場もあったのですが、もう少し奇抜なアイデアが見たかったですね。普通の映画ならともかく、なんといってもこの作品は「パニックルーム」が売りなんですから。
昨今名作ばかりリメイクして不評を買っていますが、こういう作品こそ、リメイクすべきかも。(^^;
ラストはサスペンスものなのでここで喋ってしまうと。(^^;ということで、またご覧になったときのお楽しみということで。
最初の配役ではニコール・キッドマンでしたか。
密室での緊迫感はよかったですね。Jフォスターは頑張っているところは評価できると思います。それだけに残念至極。(T_T)泣きますよホント
そうでね、おそらくは「パニックルーム」の打ち破り方法が一番の要因でしょうね。
確かに設計者がいない方がよかったかも知れません。でもあの人「は」好きだったんですよ。
ただ諦めて帰ってしまうと映画になんないですけどね。(^^;
「フライトプラン」…ホントに観ていてイライラしました。それも最後まで。(- -;;これだけイライラさせられる演技(脚本)も凄かったですねぇ。はっ、そういえばブログ開始前後だったのでレビュー書いてない!!